2015年3月27日金曜日

2015春 北アルプス(西穂ピラミッドピーク)

今年1月の山でぶっ倒れ,2月は籠の鳥,3月は人知れず散歩からスタートし低山,元谷,甲川等々散策した。先週の大ノ沢,きつかったが何とか上がることができ,少し自信がついた。
次のプログラムは療養のためのアルプス山旅,山旅などと変な理屈をつける。候補としてロープウェイが使える西穂か木曽駒を検討していた。メンバーから西穂に行きたいとの希望があり西穂に決めた。絶対に西穂に行くという強い意志はなく,西穂山荘まででも良し,動ける所まで,西穂丸山,独漂,西穂ピラミッド,西穂と伸ばしていけばよい,最初からそんな気持ちで山に向かった。結果的には西穂ピラミッドピークまで行くことができた。少し山旅のレベルを超えてしまったが・・・
今回のメンバー(帰り,独漂にて)
①日時:2015.3.25(水)~26(木)
②行先:北アルプス(西穂ピラミッドピーク)
③メンバー:Ys,Fu,T
④行動記録:
【3/25】米子IC(4:00)~高山IC(11:00)~新穂高温泉(12:00)~西穂口(13:10)→西穂山荘(14:30)⇔西穂丸山往復
【3/26】西穂山荘(5:00)→独漂(6:20)→(7:20)ピラミッドピーク(7:30)→西穂山荘(9:30)
⑤行動概況:
早朝,松江(米子でTピックアップ)を出発,昼前には新穂高ロープウェイ乗り場Pに到着。春の陽光を受けながらアスファルトの上に荷物を広げ,出発準備を行う。気持ちいい。これから雪と氷の世界に入っていく気がしない。
西穂山荘に向け雪の回廊を行く
ロープウェイを経由し雪の回廊の中を今日の宿の西穂山荘に向かう。オンタイム(今の私には速すぎた)で小屋到着,時間があるので西穂丸山まで偵察往復,稜線に出ると,風はありの氷の世界,雪は風で飛んでおり,ワカンは必要なさそうだ。
翌日は東の空が明け始める中,アイゼンを装着しスタート。今日の先頭は文登研でお世話なったガイド組で我々は2番目だ。今までの私だったら,途中で追い抜き西穂一番乗りを考えただろう。文登研でしごかれたしね。
西穂ピラミッドピークに到着
行けたら独漂までと思いながら,ゆっくりと西穂方面を目指す。独漂までの道中,乾雪にキュッ,キュッとピッケルが刺さる音,堅氷にアイゼンが刺さる音が心地良い。大山にはない音だ。それに加え,雲ひとつないアルプスの展望は素晴らしかった。
景観を楽しみながら1時間ちょっとで独漂に到着する。Ysはここまでと思っていたらしい?時間も早かったので,「私は独漂まで」と言うYsを説得し,目の前に見えるピラミッドピークまで行くことにした(この時点,私の心の中では西穂高山頂があった)。ここから,若干の岩と氷のミックスは現れる。ピラミッドピークまで達した時,Ys曰く,私が崩れ落ちるように膝をついたらしい。そんな記憶はないが,ここまで調子の良かったが急に寒気を感じ,私の体調不良が始まり,無理はせずここで引き返すことにした。
左から独漂,ピラミッドピーク,西穂と続く
それまで,Ysから「私を丸腰で歩かせる気かと」お叱りを受けていたしね。実際,独漂からハーネス,ロープを付けているパーティが多かった。
ピラミッドピークで引き返しは,全然悔しくなく(変わったね),むしろここまで来れたこと,アルプスの絶景に大満足の山でした。
⑥その他あれこれ
・ワカン,3種の神器を準備していたのは我々だけだったような。そんな訳で,ワカンをザックの上にセットしているYsはかっこよかった。逆にヘルメットはほぼ登山者全員していたようで,我々のパーティで持参していたのはFu,車に忘れたのはYs,私は最初から持参する意思は無かった。
・西穂山荘の登山案内には安易に西穂に向かうべきではないようなことが書いてあったような,登山者の所作を見てその意味がよくわかった。
・文登研でお世話(いじめられた)になった国際ガイドSにまた会った。八ヶ岳,大山,西穂で6回目。かっこいいガイドにFuは気に入ってしまい,彼の大山北壁のブログをYsのため彼のスマホから音読し,一緒について行きたいなどと言う始末,私の立つ瀬がありませんでした。
・何組かのガイド登山を見学した。ガイドのレベルを確認させてもらった。渋滞というか,あまりの遅さで,30分以上待たされた箇所もあった。

4 件のコメント:

  1. さすがの北アルプスは素敵ですね!景色もさすがですが、Tの回復力もさすがです。いつもの姿が見れて、とてもうれしかったです。私もいつか北アルプスに、子供が大きくなって一緒に行きたいと考えています。それまでは、大山の日帰りアルプスを道場にして、鍛えていこうと思います。

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  2. 真っ黒に日焼けしそうなほどの素晴らしい好天ですね!
    隣町まで出かけるように北アルプスまで遠征するフットワークの軽さには,脱帽し畏怖さえ感じます◎

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  3. 二時半起床さえできれば。
    それが私の核心部でした(~_~;)

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  4. 私は県外の山に行く度に,大山と比較する。そして大概,大山が勝っているという変な先入感で山を終える。私にとって大山は唯一無二
    の山なのである。大山歩けたらどこでも行けるという変な先入感もある。今回歩いたのは縦走路,この程度なら余裕のよっちゃんで歩きた
    いね。
    大山の弥山尾根,別山尾根のほうがもっと厳しいし,ピッケル,アイゼンワークが要求される。
    丸腰でブーブー言ってたYs,ハーネス,ロープ使用しなくていい,大山で歩きのトレーニングをしなさい。
    厳しいこと書いたけど,とても楽しい山旅でしたよ。この山旅で次の山も明確になりました。

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