2014年7月29日火曜日

2014夏 大山(三鈷峰&弥山)

甲川(下~中の廊下)の水はしょっぱかった。山への気迫が体重増加で衰えたようだ。初心に戻って,大山に胸を借りて特訓してきた。
北壁とシモツケソウ
①日時:2014.7.28(月)
②行先:三鈷峰・弥山
③メンバー:Mk(単独)
④行動記録:
大山寺(9:00)→三鈷峰(11:00)→下宝珠越え(13:30)→元谷(14:00)→弥山山頂(16:30)→大山寺(19:00)
⑤行動概況:
Kwが剣岳の山頂からSNSを使って風景を送信してくれた。「いいなぁ」とジェラシーを吐きながら写真を眺めていると,ふと思いついた。大山の山容をカメラに納めながらゆっくり歩き,10時間位行動したらアルプス気分を味わうことが出来るんじゃないだろうかと。弥山に到着が遅くなれば,蛍も見れるかもと思いスタートは遅めの9時とした。
山アジサイ
下宝珠越から上がる。お泊りセットと一眼&三脚を担ぎながらも暑さはあまり感じない。寒気が上空に入っているせいか心地よい歩きが続く。三鈷峰まであっという間だった。三鈷峰の山頂直下で,壮大な山容を眺める。北壁に薄いガスが巻上がり,流れては消えていく様に,しばらく心を奪われる。柔らかい風に頭を撫でられ,毳った心が穏やかになっていく。しばらくその場で過ごすことにした。青色の山アジサイが群生する下宝珠越を下り元谷へ登り返す。行者谷から夏山登山道に合流し弥山山頂を目指す。ちょうどその頃,背後からすごい勢いでスーパーマン強力が私を追い越して行ってしまった。ちょっと張り合って見るが,彼の姿をすぐに見失ってしまった。7合目から8合目までの間はかなりきつかった。いったい何回座りこんでしまっただろうか。ふらふらになり,水もほとんど飲んでしまい残りは少ない。一歩が苦しいが,この苦しいのが楽しい。この感覚は久しぶりの感覚。木道の沿道に咲き並ぶ「シコクフウロ」「クガイソウ」に励まされながら弥山の山頂に立つ。達成感を感じることもなく小屋に入り倒れるように寝転がる。残った水を全部飲み干し,一時間ほど寝る。寝がえりを打った時,強烈な痛みで太股が攣り,飛び起きた。
霧の三鈷峰
いつもなら,ウイスキーにあぶったウインナーを口にするとこの痛みも和らぐのだが,水も酒も無い小屋泊など,何の興もない。蛍はあきらめ明るいうちに下山することにする。木道をゆっくり下りながら,今朝登った三鈷峰が霧に巻かれている姿が目に入ってきた。この景色は,私にとってアルプス以上に大好きな景色だ。最後のごほうびに素晴らしい景色を見せてもらった。暮れなずむ夏道をゆっくり下り,本日の終点大山寺に着いた。汗で滴るザックをドカッと降ろした時,苦しさの解放感から久しぶりの達成感がこみあげてきた。大好きな大山の胸を借り,山への気迫はまだまだだが自信が戻ってきた良い山行となった。

2014年7月28日月曜日

2014夏 北アルプス(立山~剱岳)

半年以上も前から予定されていた『立山~剱岳』へ行ってきた。

①日時:2014.7.24(木)~7.27(日)
②行先:北アルプス(立山~剱岳)
③メンバー:Mj,Y,Si,E,I,Mt,Kw
④行動記録:
【1日目】米子(20:40)→立山駅(4:10)
【2日目】室堂ターミナル(8:10)→浄土山山頂(②9:45)→一の越(①9:35)(②10:30)→雄山山頂(①11:30)(②12:00)-大休止-雄山出発(12:45)→大汝山(13:10)→富士の折立(14:00)→別山山頂(16:25)→剱御前小屋(17:10)→
剱沢幕営地(18:00)
【3日目】剱沢幕営地(4:10)→剣山荘(4:50)→一服剱(5:20)→前剱(6:40)→剱岳山頂(8:55)→剣山荘(12:40)→剱沢幕営地(13:30)-テント撤収-剱沢幕営地発(14:30)→剱御前小屋(15:45)→雷鳥沢着(17:45)
【4日目】雷鳥沢発(6:00)→室堂ターミナル(7:10)→立山駅(8:30)→米子着(20:00)

ガスっている中,いざ出発!
⑤行動概況:
【1日目】出発日は各々が勤めを終え,米子市内の集合場所へ集まる。今回のメンバーは7名で車両1台というスパルタンな計画であり,各自のザックは容積60L以上,重量は12kg~15kgである。7名と荷物を満載し,いざ出発!
この山行直前に『若狭舞鶴道』が延長開通し,今回はその真新しい『若狭舞鶴道』を深夜に走ることで移動時間短縮を見込んでの滑り出しである。
【2日目】立山駅へは想定より早く到着し,余裕を持って朝食を摂るなどの準備ができた。立山駅は駐車スペースも広くあり,何より無料で利用できるのが嬉しい。6時より室堂行きのチケットが販売開始となり,我々も列に並んでチケットを求めた。始発のケーブルカーに乗り,バス経由で室堂ターミナルへ至る。
雪渓を通過する
室堂到着時はガスっており視界は不良であったが,(この時はまだ)パーティーにエネルギーが満ちており,水の補給・記念撮影を行い鼻息荒くスタートする。室堂から一の越まで,SiとIは浄土山を経由せずに進み(①),他のメンバーは浄土山を経由して至る(②)計画である。①が先に一の越に到着し雄山へ進み,②が追いかけて合流するという寸法だ。
出発から3分程度の分岐で①と②が別れ,それぞれに進む。相変わらずガスは濃く,見通しが利かない。②の道中は数箇所で雪渓が出現したが,①の道中は【ほとんど】雪の上を歩いたらしい。
②は高度を上げるに連れて風は強くなり,登山者も疎らである。ほぼ同時にスタートした別のパーティーと抜きつ抜かれつを繰り返す。そうするうちに浄土山山頂に到着した。山頂付近もガスは濃く風が強い,早々に山頂を後にして一の越へと下り始める。下る道々,①はもう到着しただろうか?天候は回復するだろうか?などと話しながら進む。ほどなくして一の越に到着した。一の越山荘は改修中であったが売店などは利用可能な様であった。周囲に①の姿は無く,雄山へ進んでいるらしい。
雄山までの登りには遠足(?)の小学生や合宿(?)の高校生が多く,浄土山とは一味違った賑々しさを放っていた。相変わらずガスと風の中ではあったが,空に明るさが増してきていた。そうして歩くこと40分,ガスが流れて束の間の晴れ間が見えた。周囲からは歓声が沸き,目下一の越山荘までハッキリと見通すことができた。そうして雄山山頂に到着する頃にはガスが殆ど抜けて晴天となっていた。聞くと①は30分程前には到着したらしい。天候の回復と裏腹に②のメンバーには疲労の色が見え始めており,ゆっくり休憩を取ることにした。
大汝の小屋 映画の舞台になったらしい
雄山を出発すると快適な稜線歩きである。次の中継点である大汝山山頂は今回の山行で最高地点となり,また,大汝の山小屋は映画の舞台となったらしい。日差しも暑過ぎず風も心地よく,後発の登山者に追い抜かれながらも大汝山へ到着する。ここで膝痛が発症しペースの上がらないKwの荷を他のメンバーに分け,出発する。先はまだ長い。
稜線を進み富士の折立へ達する,Siの情報によればココからの下りは200mの急勾配。SiとKwはペースが上がらず,ゆっくりと下りる。下りでの見晴らしは良く気持ちは軽いが,荷は重い。牛歩は続く。コルまで下りると別山までの登りが待っている,この登りが見るからにキツそうである。数時間前,室堂を発った時に満ちていた気力はどこへ行ったのだろうか。
あとチョット,もうチョット,と言いながらジワジワと別山への距離を詰める。息を整える回数が増え辛いやら情けないやらで,翌日の行程に不安を感じ始める。じっくりじっくり進み,ようやく別山へ至った。最初に到達したのは誰だっただろう?頂上でしばしの休憩,あとは下りだけだ。
別山より剱御前小屋へ向う。Siのみは小屋泊を予定しており,Siを送り届けてから剱沢幕営地へ下る形だ。沢を見下ろしながらココでも再び【あとチョット,もうチョット】と言い聞かせ,牛歩が続く。剱沢へ下りた頃には沢は翳り,気温がグッと下がってきていた。適当な場所にテントを張り,適当に食事を摂った。翌日は4時出発の予定,星を撮るというメンバーを横目に早々に就寝させて頂いた。
【3日目】誰からということもなく起床し,黙々と出発の用意をする。幕営地から剱をみると,へッ電の灯りが多数見えている。天候は快晴,きっと彼らは素晴らしい御来光を得るだろうと思いながら出発する。このとき僅かに東の空が明るみ始めていた。
剣山荘を過ぎた頃,稜線から朝日が見えてきた。思わず足を止めカメラを向けると,一時の至福である。明るくなり始めた本峰に向かい,ドンドンと脚を進めていく。鎖場が出てくる度に山頂へ近付いている実感が湧いてくる。一服剱に着いた頃は【まだ】元気はあった。と,思う。
剱山頂
前剱までは大きく下って大きく登る。途中で何度も休憩し,また,来た道を振り返りながら牛歩は続く。いくつの鎖場を越えたのか忘れてしまった,記録を取る余裕も無かったが前剱へ到着する。
前剱から眺める。アレが平蔵の頭,アレがカニのタテバイ・・・写真で見ていた憧れが,目前に迫ってきていた。天候は見事すぎる程の日本晴れ,幸いメンバーも皆体調が良さそうだ。足場の広い場所でハーネスを着ける,間もなくカニのタテバイだが然程の渋滞は無いようだ。
カニのタテバイ,先行の登山者が登るのを見る。しっかりとした鎖が繋がれてはいるがホールドもスタンスもしっかりしており,鎖に頼る必要はなさそうだ。そうするうちにカニのタテバイを過ぎ,山頂へと至る。岩の殿堂,剱岳(2999m)にメンバー揃って登頂できた。とにかく嬉しい。
山頂にて記念撮影とエネルギー補給をし,後髪を引かれつつも山頂を後にする。次はカニのヨコバイが待っている。後発の登山者とすれ違いながら下山を進めると,ほどなくしてカニのヨコバイに至る。特記するほどのことも無く,皆が淡々と通過したようである。カニのヨコバイ直後のハシゴの方が怖かったという声も。
富士山・槍ヶ岳なども見渡せました
山行計画上の時間行程はとっくに過ぎてしまっていた。Siが剱御前小屋で心配していることだろうとは思うが,思うようにスピードが上がらない。これまた牛歩が続く。ようやく幕営地まで戻った時にはコースタイムの1.5倍程の時間を要していた。が,メンバーの皆が皆,満足したことだろう。
そうしてテントを撤収,パッキングし直し,Siの待つ剱御前小屋へ向う。随分長く待たせてしまったという後ろめたさはあるが,体は思うように進まない。病人のようなスローペースでトボトボと剱沢を登り返す。ようやく剱御前小屋に到着し,Siからもらったミカンが甘酸っぱくて本当に美味しかった。
剱御前小屋前で休憩後,目下に見える雷鳥沢へ下る。あとは下りだということもあり,Siに花の名や鳥の話を聞きながらゆっくりと下りた。途中雪渓を通りながら幕営地の雷鳥平へ到着する。土曜日ということもあってか,かなりの数が張り出されていた。我らも適当な場所を確保し,さっさとテントを建てて寝床の用意に勤しんだ。事前の情報では雷鳥沢ヒュッテにて入浴可能とのことだったが到着が遅れたために受付時間に間に合わず,『日本一標高の高い天然温泉』での入湯は叶わなかった。地獄谷から運ばれる火山ガスの香りで温泉気分だけは味わった。
【4日目】前夜に仕入れた情報では,どうやら雨になるらしい。出発時間を早めて雨を回避しようということになった。夜のうちは風が強く周囲のテントがバタつく音が気になったが,雨は降らなかったようだ。それぞれ朝食を済ませテントを撤収し,いざ歩き始めようという間になって雨が降り出した。ポツポツの雨は次第に勢いを増し,血の池地獄を通る頃には叩きつけるような雨と横殴りの突風に晒され,山行の終盤に相応しい【オチ】が付いたなと可笑しく思いながら室堂ターミナルへと至る。
ターミナルからは始発のバスに乗り,ケーブルカーに接続して立山駅まで無事に帰ってきた。下りてみてもドシャ降り,お土産を買ったりしながら様子を見ていたが止む様子は無い。Eが車を回してきてくれ,駅前で皆のパンパンの荷物を押し込んで帰路に着く。
温泉に入り,富山ラーメンを食べ,今後の山行計画などを話しながら遠路米子へ無事に帰った。おつかれさまでした◎

2014年7月26日土曜日

2014夏 甲川(上の廊下)①

気温の上昇と共に,甲川のモチベーションも上がってきた。先週の甲川のリベンジをしたい気持ちも相まって,少し無理をして行ってきました。
今の自分の状況では単独行は心もとないので,土曜日行けそうでパートナーになってくれそうな人(高体連最強のY,県山協最強のK,その他大勢)にメールしまくるが都合がつかない。
諦めていたころ,YCCに入会してほしいと思っていた好青年 I から返信があり,快諾?を得た。嬉しかった。彼の参加で,私のシュミレーション通りの甲川上の廊下が実行され,終了したが,アクシデントの連続で,今までの甲川で一番厳しいものでした。
上の廊下,穏やかなスタート
同行してくれた I ありがとね,いっぱい勉強させてもらいました。

①日時:2014.7.26(土)
②行先:甲川(上の廊下)
③メンバー:T,会員外( I )
④行動記録:
入渓(9:43)→上の廊下(10:00)→堰堤(13:42)→林道(14:20)
⑤行動概況:
左岸の滝つぼを目指し必死に泳ぐ
今日の課題をいくつか考えながら,いつもの場所から入渓,一泳ぎ(私は左岸の岩を行きました)したあと,最初の核心F1が現れる。
通常,左岸をアブミトラバースするが,前回,泳いで滝つぼまで行き,滝を攀じ登ったので,今回もそれを試してみる。何とかフリーで乗越す。
左岸に立った地点の右手方向に,残置のハーケン(1本は私が去年打った)が打ってあったが,少し距離が遠すぎるので諦めた。
左岸に立ち,F1を乗越す
次の核心F2は,どちらかの滝(滝は二手に分かれている)を直上する予定であったが,水流の強さに諦め,右岸をアブミで直上し,滝口に下りる。
その後,多少はきつい箇所(きつい箇所とういより,そういう状況になってしまった)もあったが,甲川を全身で感じながら敢えて水上を行き,堰堤にて終了。あとは汗を搔きながらいつもの道で林道に出ました。数々のアクシデントは例会で。
⑥その他:
・残置のロープが枯葉の中に埋まっていたので,今シーズン,甲川上の廊下,YCCが一番乗りだろう。
・思っていたより水量が多い。F1を乗越すのに時間がかかった。
・水温は低く,F1で泳ぐと,先週の甲川同様,体が震え出す。
・F2はアブミで登ったが,昨年張ってあった終了点のロープは途中で切れていた。
・上の廊下は誰でも連れて行くと言っていたが,撤回,とりあえず,下,中の廊下を確実に,安全に歩けるようになってからだね。
・体重が減って,皮下脂肪がなくなったら,急に寒さに弱くなった。関係あるのだろうか?
・今の私の力量では下~中~上を1日でやるのは厳しいかな?もっと体力つけなければ。
F2はアブミで直上
F2の滝口

2014年7月23日水曜日

2014夏 吾妻山&烏帽子山

大膳原草原の朝
大人の事情(甲川)でアルプス遠征を中止にしたこの3連休,テント泊がしたいとの要望に応えMkのホームグラウンドで楽しんできました。
①日時:2014.7.22(火)~2014.7.23 (水)
②行先:吾妻山,烏帽子山
③メンバー:N,その他会員外
④行動記録:
1日目:馬木第2P(14:00)→(15:20)大膳原(16:20)→吾妻山(17:00)→大膳原(17:40)
2日目:大膳原(5:15)→烏帽子山(6:00)→(6:45)大膳原(8:10)→馬木第2P(9:00)
⑤行動概況:
草原のコーヒータイム
炎天下の最も暑い時間に登山口をスタートし,アスファルト舗装からコンクリート舗装,そしてようやく土の道に辿りつく,こんな所まで車で上がれるのかと大汗をかきながらグッタリし,Mkに問い合わせてから来ればよかったと反省する。大膳原にテントを設営し夕日の時を待とうと思うが,雲がかかり夕日の期待は持てないため早々に空身で吾妻山にへ向い,大膳原に戻った。後はのんびり夕食を楽しみながら,雲が取れることを期待しながら時を過ごす。蝉の声,鳥の声が静まると闇夜になり,入れ替わるように蛍光,星光にバトンが渡され,楽しませてくれた。雲は取れ星空が現れ,流れる小川に向かうと蛍が舞ってくれていた。テントへ戻り就寝しようとすると,蛍の光はテントの周りにもあり,テントの布越しに瞬きを眺め眠りにつく。翌朝はガスが立ち込め朝日の期待もできなかったが,大膳原草原は綺麗で自然の偉大さを感じた。一眼レフカメラもコンデジも持ってこなかったことを後悔し,記録より記憶と言い聞かせ烏帽子山へ向かい,大膳原に戻った。朝食を済ませ涼しいうちに山をあとにした。
⑥その他:
星は期待していましたが,まさかの蛍は想定外でした。キャンプ場,洗い水も蛍にはダメージが大きいので訪れる人が今後の蛍を増やす行動をとって欲しいものです。 今回の山行では他の人に会うことは一度もなく,静かな山となりました。梅雨も明け,暑さも本格的になるとおもいますので,馬鹿になるまで通いますよ。(甲川?)

2014年7月21日月曜日

2014夏 比婆山縦走

今度のYCC剣岳山行にMtとIも行くという。ジェラシーを感じながらもボッカ訓練にお付き合いさせていただいた。Mkが盲愛する大膳原の星空は気に行ってもらえたかな?
大膳原で星を眺める

①日時:2014.7.19(土)~20(日)
②行先:比婆山山系縦走
③メンバー:Mt,I,Mk
④行動記録:
馬木P(18:15)→大膳原(18:35)→吾妻山(19:15)→大膳原小屋(19:45)
大膳原(4:00)→比婆山御陵(4:50)→越原越(5:30)→立烏帽子(5:50)→池の段(6:10)→比婆山御陵(7:20)→烏帽子山(7:40)→馬木P(8:10)
⑤行動概況:
仕事を終え,馬木登山口に向かう。Tとの合流を考えていたが一足遅かった。簡単な挨拶しかできずに3人とも残念がった。いつもの事ながら,目標を決めたら必ずやるTの山への気迫に尊敬する。
ダイヤモンド立烏帽子
Iに剣岳で綺麗な星をとっていただきたく三脚を使ってもらった。だから,訓練も兼ねて担ぐ。重いザックは肩にめり込むようだったが,少々ハイペースでもがっちり付いてくる。彼女のガッツと健脚は素晴らしい。Mtは水入りペットボトルで負荷をかけても,全くクールな顔つきが変わらない。重いザックであっても,楽しい仲間と歩く,涼しい夕べの山道は快適だ。吾妻山はガスがかかっていた。サンセットはあきらめ,さっさと下山する。大膳原の野営場で食事の用意をする。梅雨時の枯れ木は湿っており,火が安定するのに時間がかかった。今日は米を炊いてみた。Iの抜群な水加減で「ほくほく」の白飯が出来上がった。
ブナにセミの抜け殻
火が落ち着いたころ,網を乗せ肉を焼く。この時の肉の柔らかさと甘みはどの焼肉屋にも勝る。初めて体験する人は「うまい!」と感嘆の雄たけびを上げる。たき火と空腹が収まったところで星空を撮影に行く。満天ではなく半天の星空であったが,天の川が綺麗に見えた。翌朝3時に起床し食事をとり,準備,清掃後,比婆山縦走に出かける。今回もまた,昼から家族を映画に連れていく約束に追われながら必死に歩く。ガスの中をひたすら歩くが展望はまるで無かった。しかし,奇跡的にダイアモンド立烏帽子に遭遇できたのはラッキーだった。美しいブナ林やカワラナデシコを楽しみ無事下山した。

2014夏 甲川(下の廊下~中の廊下)②

ブログタイトルは「甲川(下の廊下~中の廊下~上の廊下,完全遡行)」と決めていたが,私の力不足で中の廊下までになり,メンバーには申し訳ない気持ちでいっぱいです。あらためてパーティ力というかメンバー,パーティの大切さを痛感しました。
それでも私にとって今夏最初の甲川はメンバーに助けられ,充実した楽しい,そして勉強になる沢登りになりました。若いメンバーがぐいぐい引っ張ってくれて頼もしかったが,昨年と違う自分に少し寂しさを感じる沢登りでもありました。
天王滝(これから泳ぎがスタート)
①日時:2014.7.21(月)
②行先:甲川(下の廊下~中の廊下)
③メンバー:T,Mj,N,Mk
④行動記録:
鶯橋(8:10)→冑滝(12:30)→牛飼尾(14:00)
⑤行動概況:
いつものように前日から上の廊下をどうフリーで突破するかシュミレーションし,集合場所の香取Pに向かう。 
天王滝からの泳ぎ
車を終了点に配車する段になってメンバーと私のコースが違うことに気付く。メンバーは上の廊下だけ行くものと思っていたようで,せっかくやるのだから下から行きましょうと私の我儘を聞いてもらい鶯橋からスタートすることになった。コースが徹底されていなかったことは反省材料だ。
鶯橋から入渓,甲川は思った以上に水温は低く,体が暖まるまで,なるべく胸まで浸からないように歩く。最初のF1は巻き,ノーロープで天王滝まで行く。
核心もNとMkが一発突破
この奥の淵の奥にある滝はMkが突破を買って出る。私はフォローで続き,ショルダーで越えたかったが,フックをかけ突破。私はここで10分ほど全身,水に浸かっていたせいか,突破後,寒さで歯はカチカチ,体はガタガタ震え出した。
メンバーは心配してくれて,Nはジャケットを貸してくれ,Mkは暖かいコーヒーと味噌汁を作ってくれた。30分ほど休憩しただろうか,何とか生き返った。
冑滝(いつものようにシャワークライミング)


冑滝までは,厳しい箇所はMj,N,Mkが代わる代わるトップで突破し,私は引っ張ってもらいました。私は1回もトップで行くことはありませんでした。冑滝を越えた時点で,私がそういう状態だったので,上の廊下は諦め,牛飼尾に抜けました。
今回の沢登りはメンバーにおんぶにだっこで,楽をさせてもらい,お世話になりました。

2014年7月19日土曜日

2014夏 低山10連発大団円

6月29日の宝仏山でスタートした低山10連発も今日の吾妻山をもって,大団円となった。
低山とはいえ,今の私にとって十分過ぎる山でした。低山を斜に見ていた人は誰ですか?それは私です。恐らく,体調不良でなければ,行くことはなかっただろう山たち,よかったよ。
何とかロングランでなければ歩けそうで,7月21日の甲川には間に合った。「甲川付いて来れるかい?」から「甲川付いて行きます!」に変わってしまったけど・・・

ラストの山,吾妻山 大膳原
(ギボシとナデシコが迎えてくれた)
(No)    (日時)  (山名)     (標高)
 1          6/29   宝仏山    1005m
 2          7/05   三徳山     899m
 3          7/06   母塚山     275m 
 4          7/06   安田要害山        281m
 5          7/09   手間要害山        331m
 6          7/12   船通山             1142m
 7          7/12   馬着山               210m
 8          7/13    出雲北山(弥山)   506m
 9          7/17   ゴーロ     1137m
  10         7/19   吾妻山              1239m

(一口メモ)
・スタートは宝仏山。大山を遠望したく選んだが大山はガスの中。毛無方面にはトレースなし,冬,I は毛無までスノートレッキングすることを決めたようだ。
・安田要害山,母塚山,ここから見る大山が美しい。秋には団子を作ってここで月見だね。
・ラストの吾妻山は20数年ぶりだ。大膳原ではナデシコとギボシの花が,山頂ではトンボが迎えてくれた。大膳原でのんびり過ごし,星でも眺めたいところだ。冬のスキーツアーも楽しいだろう。Mkがよく行く気持ちがわかる。

2014年7月18日金曜日

2014夏 三滝渓(不動滝)

昨日代表S達が歩いたゴーロ近くにある三滝渓。奇岩奇石好きとしては不動滝手前の狭いゴルジュに挟まれたチョックストーンがどうしても見たい。千丈滝の上流にある不動滝,更にすぐ上流には白糸の滝(滝はどちらも落差50mを超える)。2つの滝に挟まれた深いゴルジュの中にある不動滝。私が千丈滝みたいな滝の登攀が出来るようになるのを待ってたらチョックストーンが落ちてしまいそう。どうアプローチするか。
案内図は簡単に書いてあるけど…
①日時:2014.7.18(金)
②行先:三滝渓(不動滝)
③メンバー:Fu,会員外(S,My,T)
④行動記録:
P(8:15)→三滝吊橋(8:48)→展望所(9:06)→横谷出合(9:30)→本谷出合(9:47)→引き返す→白糸の滝・滝口(10:26)→引き返す→不動滝(11:48)→白糸の滝遠望(13:42)→P(15:02)
⑤行動概況:
白糸の滝の滝口,この先落差約63m
遊歩道より吊橋まで行き千丈滝を眺めてから廃道になった遊歩道より不動滝へのアプローチを試みる。横谷を渡渉し遊歩道を更に進み滝の位置に目星をつけ(遊歩道からは滝の音は聞こえるが生い茂った木々に阻まれほぼ滝が見えない)本谷に下降し遡行開始するもしばらくして白糸の滝の上流にあるはずの二俣の分岐に到着。不動滝手前にある蛇渕と白糸の滝を間違えていたようで上流に行き過ぎたので引き返す。次こそはと下降すると今度は白糸の滝の滝口に下りてしまう。考えていたより千丈滝から白糸の滝はそこまで距離がないようだ。
横谷の滝の滝口,この先落差約70m
本谷へ下りるにはどこも急斜面で結局は展望所近くまで引き返してなんとか下りれそうな所を下降し,千丈滝の上段左の横谷の滝の滝口辺りについた。そこからは不動滝方面へ急斜面をトラバースしながら高度を下げていき,不動滝の手前まで行くも最後10mほどが下りれるような斜面ではなかったのでロープを出して下り目的の不動滝へ到着。代表SとMjに教わったことがとても役に立った。あわよくば上に乗りたいと思っていた不動滝のチョックストーンは思ったより大きくチムニーを登るように登れるかなと思っていたゴルジュも思ったより広く,チョックストーン直下は水深も深く手前で眺めるだけに終わったが,すぐ奥にある不動滝の勢いが狭いゴルジュを水しぶきとともに通り抜けとても爽快だった。
目的の不動滝のチョックストーン
白糸の滝の滝壺にも行きたかったが装備不十分で先に進むのが厳しかったので生い茂った木々の隙間から遠望するだけにし,本谷で少し水遊びし遊歩道へ這い上がり下山した。
滝へのアプローチ方法は大体分かったので,次はもう少しスムーズに行けるかな?行きたいな。

2014年7月17日木曜日

2014夏 冠巌&ゴーロ

第一声,今日の山も雨でした。ゴーロで出遭った雨は,イルカの「雨の物語」を越えるモップスの「たどり着いたらいつも雨降り」級の土砂降りでした。雷を伴ったこんな雨は久しぶりで,その強烈さといったら怖いやら,楽しいやら。
代表Sとの山行は「2012春 大山冬山大団円」以来で実に2年ぶりだ。4月から境港に異動になり,ちょくちょくSの店に顔を出すようになり,今回の山行が決まった。
メンバーは熟女?3人を加え,大人の山を感じさせるものだった。YCCの若者諸君,大人にならないと参加できないよ。ウブな私は少し離れて歩きました。
冠巌直下で休憩
①日時:2014.7.17(木)
②行先:冠巌&ゴーロ
③メンバー:T,S,Si,Mi,Ys
④行動記録:
冠巌展望P(9:10)→(10:00)冠巌(10:30)→冠巌展望P(10:50)・・・車移動・・・ゴーロ登山口(11:40)→(12:10)ゴーロ(12:30)→ゴーロ登山口(12:50)
⑤行動概況:
スタート時は,雲っているものの雨はなく冠巌展望Pから冠巌が遠望できる。あれが冠巌か,神宿る巌に手を合わせる。
冠巌直下をトラバース
前回と同様に神倉神社まで行き,右手の沢筋を入って行く。冠巌まで楽に行けると思っていたが,少しあやしい。代表Sの山行の様相が出てくる。滝も登場しちょっとした沢登りになってくる。代表Sに違う道を行きましょう言う人もなく,上がれなくなった滝を高巻き,直上し冠巌の右端に出た。
休憩後,岩壁の直下をルートの説明を聞きながら左手方向に行き,神倉神社に続く尾根を下った。
ゴーロ山頂付近の笹林
ゴーロへの登山口は,ここから車で小鹿渓を見ながら,20分程走った中北トンネルの出口にある。手書きの標識があり,ゴーロまで700mと書いてある。ここで雨が降り出し,雨具を着ける。尾根まで200mとあるが,もっとあるような気がする。雨でぬかるんだ道は滑りやすく難儀する。尾根に出ればほぼ平坦な道を辿り,ゴーロの山頂に立つことができる,山頂といっても,笹林の中にあるって感じである。笹の背丈と密度は高く,よくこんなところをFuは藪漕ぎしたものだ。
ゴーロ山頂
一時,雨が上がり,視界が開けそうになったが,強烈な雨が降り出し,急ぎ下山した。

⑥その他あれこれ:
・ゴーロ山頂付近はなだらかで東部の山特有の笹林に覆われている。積雪期訪れてみたい。
・Siは3連発の雨の山,きっと次の剱山行は晴れるでしょう。楽しんで来てね。
・Ysのアルプス山行の話しを聞いていたら,また赤木沢,高天原に行きたくなった。誰か一緒に行かないかい?

2014年7月15日火曜日

2014夏 甲川(下の廊下~中の廊下)①

清めるO
梅雨の晴れ間を目掛けてOと甲川に行ってきました。決して沢登り10連発,甲川10連発を行おうとしているわけではありません。暑さに弱いので頭の先から足の先まで震えに行ってるのです。Oと2人なので昼には冑滝かな?そう甲川は甘くなかっです。

①日時:2014.7.15(火)
②行先:甲川(下の廊下~中の廊下)
③メンバー:N,O
④行動記録:
鶯橋(9:00)→冑滝(14:30)→牛飼尾(15:15)
⑤行動概要:
Nはもちろんここもロープスイミング
牛飼尾に配車し鶯橋から入渓し天王滝で身体を清め,いざ本日の核心, Oがフックを投げ決めるが,それでも突破がなかなかできない。ここで身体はブルブルと既に震えだす,今日の甲川は水量が多くは破壊力が違う。それでもなんとかアブミやらスカイフックやらを駆使して越えた。今日のNはなんだか身体に力が入らない,泳ぎの長いところは全てOにロープで引っ張ってもらった。そして普段は強い水流でも泳ぎで突破するところ,Oが泳ぎを試みたが見事に押し戻された。ここぞとばかりNも試みたが泳ぎ切れず押し戻された。
冑滝
ここはOが巻き,Nはロープスイミングで楽チンさせて頂く。この2Fでかなりの時間を費やしたように思う。
Oにおんぶに抱っこの破壊力満点の梅雨の甲川,楽しさは尽きない,状況で一変する甲川。Oがどこかへ飛び立つ前に一緒に行けて良い思い出ができました。ありがとう。
 
皆さん梅雨明け間近ですよ,準備は出来ていますか?

2014年7月14日月曜日

2014夏 出雲北山(弥山)

Siの姿がないことに気付く
①日時:2014.7.13(日)
②行先:出雲北山(弥山)
③メンバー:T,Si,Kw,Mk,Fu
④行動記録:
みせん広場P(5:06)→弥山登山口(5:15)→弥山山頂(6:39)→登山口(8:06)
⑤行動概況:
Tの低山10連発のいつのまにやらもう第8弾目。
早朝出発の速攻登山。
午後から予定があるT,深夜まで働いていて昼からまた仕事のKw,草刈だったけど山に行きたくて前日に草刈を終わらせ駆けつけたMk。仕事の都合などでなかなか予定が合わせられないメンバーもいるのでこういう早朝登山もいいねと雨の中スタートする。
年齢順?
登り始めが急で滑りやすい弥山。後ろを振り返るとSiがいない。足場の悪い斜面に苦戦していた姿を見たきり姿が見えなくなっていた。KwとMkが駆け下りて探すも姿がない。名前を叫ぶも反応がない。
上で様子を伺っていたらルートではない尾根をSiが直登していた。途中道が分からなくなったが,地形は覚えていたので山頂に繋がる尾根を登っていたらしい。代表Sと道なき道を歩き続けてきたSi。代表Sの「Siはどこでもついてくる」を思い出した。ルートから色んな方向に伸びる踏み跡を見ながら,出雲北山に主がいるらしい,などと話ながらワイワイ山頂を目指す。山頂手前の岩場になると雨が本降りになってきてガスで視界もなくなり,山頂から見えるはずの三瓶山を心の目で眺めてから下山した。
どしゃぶりの山頂

(T)
・雨を覚悟すると,雨の情緒も感じることができる。
・ガスに煙る出雲市街は美しかった。
・全く関係のないイルカの「雨の物語」が浮かんできた。これを題材にMkにブログ依頼をしたため,彼を混乱させてしまった。
・天気のいい日は弥山で日本海に落ちる夕日をずっと眺めてみたい。
・高尾山は諦めてカップルのように相合傘でSiと出雲大社を参拝し,出雲そばを食べて帰りました。

(Kw)
◎昼休みに登れるほど近い山であり,登った回数はYCC随一だと思う
◎いつもの山だが,メンバー,天候,ペースが違うおかげか別の山のような気分になれた
◎下りの滑る箇所をマスターしたい

(Mk)
①夏の山は,雷が無いと雨は気持よいと思った
②日曜無理組も,早朝即効登山なら集まりやすいと思った

(Fu)
濡れても構わない!と言いつつもちゃんと傘をさして爽やかに登るTの姿が良かった。
出雲北山のマニアック史跡巡り本を手に入れました。北山を駆け巡りたいのでお付き合いお願いしますね。Kwの弥山45分の壁,記録更新続報お待ちしてます。

Tの低山10連発も残すところゴーロと金華山の2山となり,それが終われば月末のN企画の甲川に参戦ですね。やる気があればNとMkが引き上げサポート(&Tのアドバイス付き)してくれるそうなので,予定が合えば参加しましょう。

2014年7月9日水曜日

2014夏 甲川(天王滝・大流れの滝)

天王滝
梅雨の台風前にOと大流れの滝へ行ってきました。車中,Oがわがままを言い出し,辞令がいつ出るかわからないので,甲川本流を体験しときたいとのこと,計画変更し,大流れの滝のウォーミングアップに鶯橋から天王滝まで行ってきました。

①日時:2014.7.9(水)
②行先:甲川(天王滝・大流れの滝)
③メンバー:N,O
④行動記録:
追込み漁
鶯橋(8:30)→天王滝 (9:10)→鶯橋(9:50)→牛飼尾P(10:10)→甲川(10:30)→大流れの滝(11:40)→牛飼尾P(14:20)
⑤行動概況:
行動計画が変わったため,Tに天王滝までとメールをしスタート。梅雨で水量が多い甲川をでしたが,水は澄んで夏はやっぱりこれでしょ。次は下,中の廊下を通し,その次が下,中,上を通しでしよう。鶯橋へ戻り,牛飼尾へ車で移動し甲川を目指す。なんだか重機の道が出来ている,この道で踏み後を見失い一つずれた谷から甲川に降りた。本流から支流へ分岐し支流を遡上する。本流と支流ではやはり感じが違う,正しく源流と言う雰囲気が心地よい。
大流れの滝
途中,大流れ森林鉄道の跡が2箇所確認できた。そしてこの支流の上流部でイワナを確認した,もちろんOの出番です。岩陰に隠れるイワナを素手で追い込み魚に触れた,が手中に納めることはできなかった。程なくすると落差50㍍位はあろう水量豊富な大流れの滝が現れた。ここでやはりOの少年の瞳は輝き,ルートが見えたようだ。帰路も重機の跡に惑わされ迷走しそうになりました。やはりYCCには道があるとダメですね。さあ皆さん夏ですよ,次は鶯橋から下,中を抜けます。

2014年7月6日日曜日

2014夏 大山(夏山登山道)②

今週の土砂降りサタデーナイトウォーキング。
当初は弥山山頂小屋にて私Iの手料理を振舞う予定であったが,一刻も早くOの正社員昇格祝いをしたいというメンバーの(?)強い希望により幽霊が待っているかもしれない元谷小屋へ目的地を変更する。
Oはここから出勤
①日時:2014.7.5(土)~6(日)
②行先:弥山山頂
③メンバー:Y,E,O,I
④行動記録:
1日目:南光河原P(20:30)→元谷小屋(21:30)
2日目:元谷小屋(7:20)→(9:10)弥山山頂 (9:30)→南光河原P(11:15)
⑤行動概況:
(1日目)
午前中の三徳山山行でずぶ濡れになった衣類を大急ぎで乾かし,南光河原へ集合。
即席ランプシェード
Eは土砂降りの様子から,中止かもしれないと思ったらしい。
気づいたらメンバーが1人増えてるかもしれないよ・・・などと趣味の悪い話を続けながら,出発から約1時間で元谷小屋へ到着する。
雨具を干したり着替えや寝床の準備を済ませると,Yはカップ麺に湯を注ぎ出し,Oも何やら食べ始めている。Eに至っては食事を済ませてきており,お腹が空かないとのこと。夕飯・晩酌は各人おまかせで,他愛もない話をしながらゆっくり過ごした。
(2日目)
6時半ごろ全員起床。
雨が止んでいる。Oの出勤を見送った後,劔メンバー3人で弥山山頂小屋へ向かった。
日差しは弱く,ひんやりとした風も心地よく,何より虫がいなくて良かった。
8合目より
老若男女たくさんの登山者とすれ違った。ガイドツアーのわいわいガヤガヤ隊,単独黙々スタイル,半身まひのリハビリ,身軽なちびっ子,今日が登山デビューという犬。
私は一歩一歩を意識しながら進んだ。
一人ひとり事情も違えば想いもそれぞれにあるだろう。私たちにとってはいつでも,すぐそこにある大山。これからその奥深さを学ぶことができる。それはとても幸せなことで「夏道はあまり好きではない」なんて口するのは,実に贅沢な話だなぁとも思えた。

2014年7月5日土曜日

2014夏 三徳山

低山10連発,第2弾として,三徳山に行って来た。私は国宝・投入堂あたりまで上がって適当にごまかすつもりであったが,先週の宝仏山でFuに三徳山の話をしたところ,ご丁寧に南側(投入堂の反対側)のアプローチを教えてくれた。そうなったら山頂を目指さないわけにはいかないだろう。せっかく行くのだから,神宿る巨石,昔の岩のゲレンデだった冠巌も寄りたかったのだが・・・
雨の中のスタート
①日時:2014.7.5(土)
②行先:三徳山
③メンバー:T,Si,Y,I,O
④行動記録:
冠巌展望P(7:30)→(9:20)三徳山(9:30)→冠巌展望P(10:30)
⑤行動概況:
雨の中,車を飛ばしてスタート地点の冠巌展望Pに向かうも,雨が弱くなる傾向は全く無し。雨の登山の覚悟を決める。冠巌もガスの中。そういう状況なので冠巌は諦めた。
三徳山 山頂
冠巌展望Pから歩き始めるとすぐに小学校?の廃校,その上に神倉神社がある。参拝後,冠巌方面には行かず,アスファルトの林道を上がる。やがてアスファルトはなくなり,道幅も徐々に細くなりジグザクに上がっていくと,送電線の鉄塔に出る。そこからはプチ藪漕ぎで三角点のある三徳山山頂(899.7m)に達することができる。
帰りは同じ道を辿った。I に「くノ一忍法,須走りの術?」を教え,OとI と私で山を駆け下りた。I も少し走れるようになった。今日のトピックスのひとつかな。
⑥後記:
最初から最後まで雨の中でした。汗,雨,プチ藪漕ぎで全身ほぼずぶ濡れ,出発前まで誰一人,雨の問い合わせはありませんでした。いいのやら,悪いのやら?
三徳山終了後,帰りは第3弾として東郷湖近くの羽衣石山に行く予定であったが,そんな元気は残っていませんでした。
明日は安田要害山と母塚山で,第3弾,第4弾終了,第5弾は船通山を考えています。
完結して,歩けるようだったら,甲川に連れて行ってもらいます。

2014年7月2日水曜日

2014夏 甲川(幻の大滝)①

雪上歩きが終わり意欲が下がり,仲間の体調を思うとブログを書く気も山への意欲も下がっていた。そんな中,昔お世話になたった方から電話があり,ステージ4の癌が治ったとの連絡だった,少し気分が上がってきた。そして代表との山行でこれまた上昇し,Tのブログの書き込みを見て,動きたくなってきた。夏はやっぱり甲川でしょ,ってことで甲川支流の幻の大滝を眺めてきました。
甲川支流の清流

①日時:2014.7.2(火)
②行先:甲川(幻の大滝)
③メンバー:N(単独)
④行動記録:
牛飼尾P(8:45)→甲川 (9:00)→大滝(9:45)→牛飼尾P(10:50)
⑤行動概況:
大滝手前の糸滝(勝手に命名)
午後からは天気が崩れそうなので午前中の行動と決めてスタート,甲川支流の水線を沢靴でジャブジャブと谷をつめて行く。暑い夏にはやっぱりこれが一番。水量は多いので大滝から水が落ちているのを期待する。途中いくつかの綺麗な滝に癒されながら終点を目指していると,ふと午後からはMkの森に行こうと言う想いが生まれてきた。
わずかに水が流れていた幻の大滝

そんな想いでつめて行くとクルドサックに僅かに水を流す大滝が現れた。大滝を眺めデットエンドではなくその先に光が見えた。これを越えると4月に皆で歩いた甲北西尾根に繋がる。そう思いながら,大滝を後にし,奥出雲葡萄園に足を向け,Mkの森で力を頂きました。

皆さん夏がきますよ,夏のYCCと言えば?

2014年7月1日火曜日

2014夏 安蔵~高山

6月例会にてSaより紹介された近年,鳥取の山岳会・岳同人の方々が開通したという鳥取安蔵のゴーロ登山道へ行ってみた。林道が開通するまでは人が足を踏み入れるのは難しい秘境だったらしい。わくわくしちゃう。
ゴーロへの登山口でもある

①日時:2014.6.25(火)
②行先:安蔵~高山(予定はゴーロ)
③メンバー:Fu,会員外(My)
④行動記録:
安蔵森林公園(9:36)→P823m(10:31)→P1002m(11:30)→西高山方面迷走→P1002m(13:08)→西高山(13:53)→高山(15:18)→高山登山口(16:35)→安蔵森林公園(18:30)
⑤行動概況:
展望所から高山
ゴーロ登山口は鷲峰山登山口と同じ。看板にはゴーロの記載はないので注意。今年5月に鷲峰山に登ろうとした女性が鷲峰山への分岐を見過ごしそのままゴーロ方面へ行き遭難していた。公園管理者の方々に「ゴーロ」の事を聞いても知らないとの事でした。「ゴーロ」という山はまだあまり認知されていないらしい。登る前には下調べを怠らないように。
P1002mはまっすぐ,ゴーロへは右
登山道に入れば草は伸び放題だけど1本道なので迷いはしないと思います。830mピークまではトレラン向けのなだからな登山道だが,そこからは急斜面で滑りやすい。
P1002mまでは草をかき分けながらの歩きになるが踏み後はしっかりしている。ゴーロへ向かおうと思ったが,地図を見て気になっていた整備はされていない高山方面への藪へ突っ込んだ。
猛烈藪漕ぎで尾根から外れ迷走していると1時間半遅れでスタートしたMyに追いつかれ,一緒に高山へ向かった。
高山方面はもの好き専用?
地図だけ見たら簡単に行けそうだけどこの距離で2時間,草刈前の鳥越峠~烏ヶ山以上の藪漕ぎ。何度も串刺しになった。藪をかき分け北寄りに進むと高山へ向かう登山道があった。登山道あり?そこからは快適な登山道を歩き高山山頂へ。登山口まで下りたら林道を歩いて(これがまた長い)2時間後に森林公園に着い た。公園は17時に閉門なので遅れる際は連絡を。結局バリエーションの高山方面へ行き目的のゴーロへは行かなかった。ゴーロへの登頂は休日組にお任せします。