2014年11月5日水曜日

2014秋 大山(三鈷東谷~三鈷峰)

親指ピークから見える三鈷東谷にある巨石というか巨岩というか,ピナクル(以下ピナクルで)は多少は気になっていた!?
先週のピナクルを見に行くFu,Mk担当の山行(雨や落石で撤退)に参加し,一気にモチベーションが高まった。ピナクルから先に進むとすれば①三鈷東谷を詰めるか,②野田ヶ山側の尾根に抜けるか,③左岸を直上し三鈷峰を目指すかだろう。
今回は2人の山に対する前向きな姿勢と私の嗜好で③に決めた。また私の我儘に付き合ってもらった。
先週の山とは打って変わって快晴の中の登り,それも初めてのルート,少しきつかった分,達成感,満足感を感じる山だった。
ピナクルと何してるの?
①日時:2014.11.5(水)
②行先:大山(三鈷東谷~三鈷峰)
③メンバー:Mk,Fu,T
④行動記録:
川床(6:30)→三鈷東谷ピナクル(8:30)→三鈷峰手前ピーク(15:00)→三鈷峰(15:33)→元谷(16:39)→豪円山P(17:30)
⑤行動概要:
川床からキノコに目を向けずアプローチのピナクルまで足早に進むと書きたかったが,阿弥陀川に入渓するとすぐに地ナメを発見,今日の夕餉用に頂く。三鈷東谷出合で1本取り,出発すること2時間でピナクルに到着する。ここまでは速いよ。
ピナクルバックに登攀開始
ピナクルからは,登れそうなルンゼというか斜面を選び,登攀開始する。最初のルンゼは2ピッチ登ったが,その後急勾配,さらに支点が取れそうもないので撤退。懸垂下降して振り出しに。次は潅木ある隣にルンゼに移動し,リスタート。2ピッチ直上すると支稜に出ることができた。
その後は支稜伝いに進み,三鈷峰手前のピークを経由して三鈷峰に到達した。途中足が地面に付かない藪漕ぎ,空中藪漕ぎ?があり難儀した。
出発から9時間かかって三鈷峰に到達
帰りは砂滑り,元谷,経由で下山,元谷からの豪円山Pまでの林道は紅葉のトンネルを歩くようだった。西の空は茜色に染まり,東の空は満月が輝き,何とも言えない晩秋,黄昏の紅葉を堪能した。ロマンチストのMkは感激の涙を流していたようである。
行動すること11時間,最後の最後まで大山は我々を楽しませてくれました。
Mk,Fu,もうすぐ冬山,次は大山北壁が待っているよ。

7 件のコメント:

  1. 素晴らしい山行ですね。
    リハビリ登山でTの車の横に駐車し、のんびり川床から矢筈ケ山まで歩いてきました。
    Mkの車をどんくりで、Tの車を川床で、常に東谷から三鈷峰へ想いを寄せてのんびりいい山歩きができました。
    白い雪を纏うのも、もう少しですね。

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    1. 一緒に来られたら良かったのに。
      体が動くうちは,いつでも,どこでも付き合うよ!

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  2. 仕事中の窓から、指をくわえてそちらを見ていました。

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  3. T,Fu本当にありがとうございました。最初のルンぜ。敗退こそしましたが、次の山につながる貴重な体験でした。クライムダウンの時は嫁と子供に会いたいと、山で初めて頭によぎりました。ここはYCCの仲間たちともう一度行きたいところです。私もクライミング頑張ります。皆さんよろしくお願いいたします。

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    1. 目標がたくさんあっていいね。山スキーにクライミングそして大山冬山5ルート制覇。
      もうそろそろリーダーになってみんなを連れて行ってあげてください。

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  4. アルパインのトップは絶対落ちてはいけない。
    トップのMKにTが何度も囁いていたのが印象的&セルフに使った灌木を見てとても実感しました。
    私は準備されたルートを登るだけでも精一杯でしたがお二人のサポートにより良い経験をさせていただきました。

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    1. 私の言いたかったのは,潅木だろうとなんだろうとアンカーは強固に&トップは最低でも一発目の支点取るまでは絶対落ちてはいけないということです。あと,一発目支点取った時は,ビレーヤーにコール。

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