2014年11月11日火曜日

2014秋 甲ヶ山(矢筈源流熊谷)

先日の三鈷峰東壁で当分山は休んでもいいと思うくらい満足した。だが,3日経つと,どうしても登りたくなり,矢筈源流に行ってきた。
熊滝
①日時:2014.11.10(月)
②行先:甲ヶ山(矢筈源流熊谷)
③メンバー:Mk(単独)
④行動記録:
林道最終P(7:20)→熊滝(8:30)→F1(8:40)→F2(10:00)→(12:00)甲ヶ山(12:20)→東坂登山口(14:00)→林道最終P(15:00)
⑤行動概況:
F2スラブの連滝
当初は代表に連れて行ってもらおうと甘い考えでいた。いつまでもそんな考えでいいのか?自問自答しながら計画を考えていた。先日の三鈷峰東壁の登攀は大きな自信となり,自分を後押した。前回の矢筈源流は,ただ付いていく楽しいだけの山だった。振り返っても記憶が途切れている。地形図を改めて読み解き,自分なりの作戦を立て今回の山行に望んだ。今回のポイントは以下の4点だ。P1:「終点から起点へ帰還方法」これは,終点の東坂登山口から起点の林道最終Pまでは8㎞あるためロードバイク使うことにした。終点にデポし,長い登り坂をザックを担いだまま自転車を漕いで起点に戻った。P2:「F1の滑滝をどうやって突破するか」これは,ホームセンターで買ったピンを滑滝にうちこみスリングをかけ足がかりにして上がった。シャワークライミングで頭からずぶぬれになり一気に寒くなった。上部の岩をアンカーにとり懸垂下降しピンを回収して再びロープで上がった。
綺麗に整備された道
視界は0満足度は100
P3:「猛烈な藪漕ぎを最小限にする」これは,F2のスラブ滝をまっすぐ詰め上がり,代表から聞いていたバンドも越えて直上し,左のリッジに続く潅木を掴んで上がり,藪漕ぎを短縮した。距離にして20mほどの空中藪漕ぎに突入する。時間にして20分くらい藪を左にトラバース気味に行くと,一般登山道へ繋がる山頂直下の岩稜部に出た。
高度感抜群のトラバースは初めての人は腰が引けるかもしれない。そこから甲ヶ山山頂まではすぐだった。小休止の後,トレランシューズに履き替え,船上山東坂登山口まで走って下山した。熊滝より上部はガスで視界が悪く,スラブ滝も滑りやすいため,薄氷を踏むような登攀で神経を使った。30数年前,何も情報が無い中このルートを攀じ登った代表Sに,尊敬の気持ちを持ってオマージュさせていただいた,快心の山行となった。

2 件のコメント:

  1. 快心の山行ですね。
    身体が絞れている感じがしますが? 私はお酒を辞めました。
    雪が降るのが楽しみですね。
    今月は難しいかもしれないですが、来月になったら一緒に楽しい山をしましょう。そして年明けくらいには、夜間雪中大休ですかね?

    返信削除
  2. なかなか都合つかず皆で行けない時は,単独行ですが,独りもいいもんです。私は独りで行くほうが,多いと思います。ただ,このコースを単独行,
    なかなかそんな猛者は少ないと思うよ。

    返信削除