2014年11月30日日曜日

2014秋 大山(三ノ沢~剣ヶ峰)

冬山,先のことはわからない。秋山は可能な限り,生き急ぐように山に向かった。
今年最後の秋山にふさわしいのかわからないが,剣ヶ峰に行ってきた。無積雪期は数年ぶりだ。剣ヶ峰が初めてのメンバーがいたり,大山の最高峰ということで無理やり納得させる。
6名の会員が集まった。この人数の多さが最後の秋山にふさわしいのかもしれない。
また新たな仲間が増えた。わざわざ広島から参加してくれたAsだ。新入会員Asを歓迎しながら,晩秋の大山の風情を楽しんだ。
落葉の積もった道,遠くまで見渡せる地形,そんな雰囲気だから女性4名もいると華やかさが目立つ。いつものIの独り言も山に抜けていく。あれ,Mtがいないけど,どうしたんだろう?
厳しい冬を迎える前の穏やかな秋山でした。仲間から,山からパワーをもらい,寿命が少し延びた。冬山も行きたいね。
三ノ沢(先頭Asがガンガン引っ張る)
①日時:2014.11.30(日)
②行先:大山(三ノ沢~剣ヶ峰)
③メンバー:As,I,Ya,Ys,Fu,T
④行動記録:
文殊堂P(7:25)→稜線(9:15)→剣ヶ峰(9:35)→キリン峠(11:40)→文殊越(13:20)→文殊堂P(13:40)
⑤行動概況:
今日のコース,どうしようかずっと悩んでいたが,昨日のFuのブログ(2014秋 キリン鉄柱)の影響で,三ノ沢~剣ヶ峰~キリン峠に決めた。
ガッツポーズの剣ヶ峰
高い所が苦手な人,このコース初めての人いるけど,何とかなるだろうと思いながら,文殊堂をスタートする。正面に青空バックの南壁,目指す剣ヶ峰のケルンも微かに確認でき,軽やかに足が動く気がする。それに魅力ある?女性も多いしね。実際,最終堰堤を越えたのが8時だったので結構なペースである。先頭はAsがガンガン引っ張る。Mrに続き,体力ある有望な新人が加入してくれた。
稜線に出ると風があり,寒い,慎重に剣ヶ峰を往復する。これからキリン峠を目指す。Fuは二度とそっちには行きたくないと言っていたが,諦めてもらう。キリン鉄柱(標識かと思っていたが,遭難者のケルン)の下部は数箇所,ガレているところがある。先日,Mtが落石に当たりそうになった所では,Iの体が固まってしまった。声も出ない。YaとFuに近づいてサポートしてもらい,何とか脱出する。
縦走路(ビビリ嬢 I,頑張りました)
キリン峠,キリン峠直下と進む。キリン峠直下は積雪期,私の好きな場所だ。今冬Mkが雪洞を掘り,Yの誕生パーティをやるらしい。
ここから文殊越まで,鳥越峠経由で行くか,ショートカットで藪突入するか,メンバーに聞いたところ全員後者を選ぶ。流石YCCの会員だ。私は最後の秋山,キノコ採りも入れたかっただけなんです。ボタヒラをゲットし,代表Sに届けました。
登山道に合流し,のんびり文殊越経由で文殊堂に下った。下山した直後,雨が降り出した。なんてグッドタイミングな!
⑥後記:
・今回の山行も楽しかった,何か私の我儘に付き合ってもらっているようで申し訳ない。
・計画したコースをオンタイムで歩く,私の山のスタイルのひとつだ。簡単なようで難しい。
・皆さんの体力と歩きをしっかり見させてもらいました。YCC女性陣,侮ることなかれ。

2014年11月29日土曜日

2014秋 キリン鉄柱

YCCに入会し,代表SやTに自分の力では行くのが難しい色んなルートを案内していただいた。初めて見る景色に感動しながらも,どこかすっきりしない。私は山の中で2人の背中を追いかけけるのに必死でろくに山を見ていなかったように思う,もったいない。雪が積もる前にすっきりしようと以前から気になっていた三ノ沢からキリンの鉄柱に一直線に緑が伸びる尾根を歩いてきました。
尾根まであとちょっと
①日時:2014.11.28(金)
②行先:キリン鉄柱
③メンバー:Fu,会員外(T)
④行動記録:
文殊堂P(6:10)→三ノ沢最終堰堤(6:48)→尾根取付き(7:05)→キリン鉄柱(9:35)→文殊越(11:23)→文殊堂P(11:49)
⑤行動概要:
さすがにカメラを閉まった
暗いうちに出発し,三ノ沢のモルゲンロートを期待するも出発するとすぐにガスで視界がなくなる。最終堰堤まで行くと多少ガスが引くが展望はいまいち。目的の尾根の下まで行き取付けそうな場所を探す。いつもなら代表SやTがいい場所を見つけささっと登られる。自分で探すのも楽しいものです。上部がガスでいまいち見えず,目星をつけた2箇所で悩んでいるとガスが引き尾根の上まで見えたので登るところを決めよじ登る。傾斜はあるが,しっかりした木が良い間隔であり安心感があった。最後は木がきれたので土を押さえながらゆっくりと登り尾根へ出た。尾根は片足が乗るくらいの幅くらいしかなかったが,ブッシュがすごいので安定感はあった。先日の三鈷東谷とまではいかないが,ものすごいブッシュを掻き分け時には乗っかり時には迂回し距離はないはずなのになかなか鉄柱まで辿り着かない。
鉄柱と
腕を使わずには前に進めない,クライミングをしてるわけでもないのに腕がパンパン。腕がだるいと思い始めたくらいにブッシュから抜け、ガスの向こうにうっすら鉄柱が見えた。到着だ。喜びもつかの間。稜線上はガスに強風で立つのがやっと。初めてのキリン鉄柱と記念撮影をして文殊越へと下っていった。ガスと強風は上だけだったようで、少し下ったら穏やかだった。尾根を上がって沢を下る,ただそれだけだったけど充実した数時間でした。すっきり。

2014年11月28日金曜日

2014秋 大休峠(巨木探索)

晩秋の最後の山歩きに,巨木を求めて大休峠周辺を歩いてきました。
ブナの巨木
①日時:2014.11.28(金)
②行先:大休峠周辺
③メンバー:N(単独)
④行動記録:
香取(9:10)→大休峠→最終巨木(10:40)→大休峠→香取(12:40)
⑤行動概要:
ミズナラ
大休峠避難小屋 から急斜面に分け入り巨木を探す。何本か幹周り4mに満たないであろうブナを見つけながら進んで行くと,少し下のほで大きそうな影が視野に入ったのでさらに急斜面を下ってみる,すると4mは越えるであろうブナが現れてくれた。そこは急斜面でセルフ撮影に苦労した,撮影しようとカメラのシャッターを押し樹木に駆け寄ろうとすると,見事にカメラが大休谷に向かって転がって行ってしまったのである。2~30m位落ちた所で止まったようなので回収に下り,何とかホムセン作業ズボン姿の自撮りに成功することができた。そしてもうひとつ大きなミズナラの巨木も撮影に成功できた。どちらの樹も撮影面の裏側は傷みが激しく,永い年月大地に根を張り生きてきた証を感じることができ,パワーを頂きました。また,小さな人間が自然を相手に遊ぶことがどんなことか,教えられたような気がします。

2014年11月26日水曜日

2014秋 四国(三嶺~西熊山~天狗塚)

昨年11月11日のMkのブログ(2013秋 三嶺縦走)では,「霧氷が一面に広がるメルヘンの世界」とある。Yが2年間温めた山行計画,冬が来る前に実現しなくては・・・

三嶺ヒュッテと池
①日時:2014.11.23(日)~24(月)
②行先:四国_三嶺~西熊山~天狗塚
③メンバー:Y,E,Si,Sa,I
④行動記録:
【11/23】(10:40)名頃登山口(10:50)→(13:00)ダケモミの丘(13:20)→三嶺ヒュッテ(14:25)
【11/24】三嶺ヒュッテ(5:00)→三嶺山頂(5:10)→大タオ(6:30)→お亀岩(7:35)→天狗塚(8:45)→西山林道登山口(11:15)
⑤行動概況:
エメラルドグリーンの渓谷と紅葉に彩られた祖谷街道を進み,名頃Pには10時過ぎに到着した。満車状態であったが登山客の姿はなく,すでに入山しているものと思われた。
駐車場横の土手から四ツ小屋谷の林道を歩いてしまい,引き返しルートを確認後,再出発する。
SiとSa
小休止で息を整えながら急登を終え,緩やかな樹林帯を歩きダケモミの丘にて腰を下ろし大休止。
ここから小屋までの約1時間は,ウラジロモミとシラビソの林からダケカンバ,そして笹原へと変わる植生と剣山の遠望が楽しめた。
ほぼ計画通りの時刻に小屋に到着すると,Yは早速ビールを飲んだ。
小屋の清掃と寝床の準備を整えた後,Y,E,Iは三嶺山頂へ向かった。
三嶺山頂
小屋へ戻り,各自夕飯と晩酌を少々,時刻は18時半,就寝にはまだ早いようだが,別パーティーが就寝体制に入ったので,我々もシュラフに包まり長い夜を過ごした。
2日目は5時に小屋を出発。空にはまだ星が残っており,オリオン座に向かって上っているようでロマンチックな感じがした。
期待していた霧氷は見られなかったが,澄みきった空気の中を気持ちよく歩くことができた。
朝焼けの稜線漫歩
お亀岩で2班に分かれ,天狗塚へはY,E,Iが行き,Si,Saとは天狗峠で合流することにした。
落葉に覆われた登山道に秋の終わりを感じながら,西山林道登山口へ下山する。
計画では,ここからバス停まで林道を1時間ほど下る予定にしていたが,別の登山者が呼んだタクシーにEが便乗することができたため,他メンバーは名頃Pからの回送を待つことにした。
 ⑥その他:
・朝日に染まる雲海と,西熊山までの深山熊笹の稜線漫歩は,Siにとってこの旅一番のお気に入りとなった。
・Saは今春,三嶺山行を経験しており,新緑とは違う表情に喜んでいた。
・またこのメンバーで山旅がしたい。そのためにも,しっかりと実力をつけていきたい。

2014年11月24日月曜日

2014秋 大山(一ノ沢&三ノ沢)

一ノ沢右岸を上がって行く
当初の計画は一ノ沢から大山山頂までのんびり歩く予定だったが,昨日のクライミングの際,Mtが何気なく言った一言,「明日の山行は2時間でしょ」どういう意味で言ったのかわからないが,少しカチッときた。確かに頂上往復だけでは,3時間そこそこの行動になってしまう。今回のメンバーはそこそこ体力ありそうなので,三ノ沢も付け加えることにした。
老体にスイッチが入った。Mt付いて来れたかい?
降雪期前の一ノ沢,正面道の登山,あまり勧められないが,1年に1回,登山道調査,冬山モチベーションアップということで許して下さい。
アルプス級景観の三ノ沢上部
①日時:2014.11.24(月)
②行先:大山(一ノ沢&三ノ沢)
③メンバー:Mk,Mt,T
④行動記録:
【一ノ沢】一ノ沢P(7:30)→大山山頂(9:30)→(正面道経由)→桝水高原(10:40)
【三ノ沢】文殊堂P(11:00)→槍ヶ峰(13:20)→(文殊越経由)→文殊堂P(15:20)
⑤メモ:
・一ノ沢で以前Mkが所属していた山岳会を追い抜いた。一ノ沢で確認したパーティは我々含め2パーティ。
・弥山登頂後,桝水高原に下り,文殊堂Pへ移動。
・三ノ沢は昨年より,ガレが進んでいる。
・三ノ沢から縦走路に出て槍ヶ峰まで行く。剣ヶ峰は次回にとっておく。
雪の残る槍ヶ峰
・帰りはキリン峠方面に歩き(キリン峠までは行っていない),途中,ガレ場,文殊越経由で下山。
・キリン峠上部にある標識ポールから伸びる尾根,Fuが興味があるらしい。少し下ってみる。
・標識ポール下のガレ場,Mkが頭大の石を落し,Mtを直撃しそうになる。小さい石はたくさん当たってました。あわててMt,ヘルメット被る。
・行動時間8時間弱,オンタイム,密度の濃い,機動力ある山ができ,満足しました。
・今思うとMtの余計な一言に感謝する山行になりました。

2014年11月23日日曜日

2014秋 船上山(屏風岩:クライミング)④

今の私にとって山は一期一会,船上山のクライミング,それなりに格調高く有終の美を飾りたかったのだが・・・それでも仲間と体験を共有できたこと,それが嬉しい。
Yaが参加してくれたことも嬉しかった。女性が加わることで華やいだ雰囲気になる。彼女は我々のために手作りの「ブラウニー(アメリカの伝統的ケーキらしい)」をわざわざ作ってきてくれた。私はイメージしたように登れないので,「ティファニーで朝食を」ならぬ「岩壁の下でブラウニーを」が今回の目的?,テーマ?にした。遊び心というか余裕のあるクライミングは大切ということで,他のメンバーも納得。ブラウニー効果か,Mjは男性陣そっちのけで,Yaの指導に熱心になる。
今年はMjのおかげでクライミングを定期的,系統的に実施することができた。来年はこれを若い人たちが継続して行ってほしい。
また最近YCCが賑やかなのは,魅力ある女性陣の加入があるのかもしれない。
今シーズンYCCのクライミング山行の総括をMtがします。
登る人(Ya,Mr)
①日時:2014.11.23(日)
②行先:船上山屏風岩
③メンバー:Ya,Mr,Mt,Mj,T
④クライミング総括(文責Mt):
2014年YCCのクライミング山行を総括してみました。
「出会い」と「別れ」
昨年夏ごろに入会したスーパーボーイOが新星のごとく現れて各ルートをことごとくクリアーしていったものの,今夏の終わりに新天地へと飛び立っていった(寂しいねぇ)。しかしその一方で,今月に入り地元にUターンしてきたMrが新たなメンバーに加わり,仲間が増えた。いろいろな人物が集まり刺激しあうことで,会が活性化していくと思う。
確保する人(Mj,Mt)

限界に達したときに果敢に挑戦する
かねてから「クライミングは脚が重要」と口酸っぱく進言しているMjが「何本か登って腕や手が限界に近づいてから,数本登ることで(手に頼らず)脚の使い方を覚える」とメンバーを叱咤激励する。「あー,腕がパンパン,もう無理。撤収しようぜー」などと言っているようでは上手くならない。

Yaに始まりYaに終わる
シーズン初(確か5月だった)の船上山クライミングで入会直後のYaがエレガントに参加し,そしておそらく年内最後と思われる今回,Yaが半年振りに参加するという「大物ぶり」を発揮した(噂によるとメンバーの半年間の成長を確認するために来たらしい)。
男性陣はYaの黄色い声援に応えようと意気込むものの,逆に力んで「空回り」するという情けない姿を見せてしまった(なお,Yaはブラックフェイスを参加者のなかで一番高いところまで登った)。男性諸君,カッコつけるもんじゃないね!来年は邪念を捨てて取り組もう!

2014年11月20日木曜日

2014秋 九州_くじゅう連山(大船山~中岳~久住山)

2日目は快晴
たまにはのんびり温泉山旅。本気ののんびり計画をTに見せたら指摘があり,きちんと九重の山々を歩く計画に修正しました。ミヤマキリシマに紅葉,人気の季節が過ぎたいま,白い景色を期待してたのは私だけではないはず。期待を込めて軽アイゼンをしのばせておく。

①日時:2014.11.17(月)~18(火)
②行先:九州_くじゅう連山(大船山~中岳~久住山)
③メンバー:T,Ys,Fu
④行動記録: 
【11/17】大曲P(11:32)→諏蛾守越(12:19)→(13:05)法華院温泉山荘(14:15)→大船山(15:41)(17:20)法華院温泉山荘
【11/18】法華院温泉山荘(8:00)→白口岳(9:25)→中岳(10:29)久住山(11:30)諏蛾守越(12:34)(13:16)大曲P
⑤行動概況:
霧氷の中を登る
九重へ近づくと硫黄の匂いが漂ってきた。最短で法華院温泉へ行ける大曲Pから出発。気持ちはのんびりだけど,冬はもうすぐ。トレーニングはしておかないと。2つの流星群が見えるピークの日らしいので,期待して撮影機材やその他諸々詰め込みボッカで頑張ります。1日目は天気予報通り曇り。濃霧注意な場所では真っ白。丁寧すぎるマーキングに沿って温泉へ向かうと1時間半で到着。山荘の受付を済ませれば,大山より少し高い大船山へ。樹林帯の中は穏やかだったが,稜線へ出ると冷たい強風に吹かれ一気に冷える。山頂付近にある池は凍っていた。
ガスが一気に引いていき九重の全容が見えた
記念撮影をし,平治岳へ向かおうとするも山荘の食事の時間に間に合わなそうだったのでそのまま下山し,冷えた体を今回の目的の温泉で暖める。湯の華が浮いてる気持ちのいいお湯だった。熱いと思っていた温泉も五右衛門風呂世代?のTとYsはぬるかったと言っていた。1日目は酒の話しかしなかったな,と言うくらいの酒好きで同級生な2人と酒や山の話題で楽しい夜を過ごす。夜中に何度か外をのぞいたが期待していた流星群は雲がかかっていて見えなかった。2日目は朝はガスっていたけど登るにつれてガスが薄くなり,白口岳に到着すると一気にガスがひき九重連山の全容が目の前に広がる。
中岳
中国地方では見れない山容に「Mkなら泣いてるね」と皆で景色を眺めた。次は九州本土最高峰・中岳へ。霧氷に包まれた道を登り,中岳へ着くと青空が広がった。以前Tに「Fuと一緒だと大体,雨」と不名誉な称号を頂いたが,挽回できたかな。二日酔いなYsもこの頃には元気になっていた。酔っていた時の記憶がないようで(いつもの事らしい)2日目の会話の一言目は「もう話したかもしれないけど・・・」でした。久住山へ行けば,前日とは違い人がいっぱい。そういえば山でたくさんの人を見るのは久しぶりだ。硫黄山から吹き出るガスを横目に諏蛾守越経由で大曲Pへ下山する。優しいルートだけど,ボッカのお陰でいいトレーニングになりました。急な思いつきで実現した今回の九重。急な誘いだったのに同行してくれたYs,Tに感謝です。

2014年11月15日土曜日

2014秋 船上山(屏風岩:クライミング)③

千丈のぞき,初めてとは思えないYsの登り
もしかしたら,今シーズン船上山でのクライミング,最後になるかもしれないと思い参加しました。正直,寒そうだし,どうしようか迷っていたが,暖かい物をご馳走するというシンプルな餌にかかってしまった。Kw曰く,「それはブラックフェースを完登した者のみの特権」なんて茶茶が入る。私の今日の目標ルートが決定した。
今日のクライミングで嬉しかったのは,YCCのHPの山行案内を見て,Ysが参加してくれたことだ。コツコツHPの更新をしてきた甲斐がある。
彼女は千丈のぞき,初挑戦に関わらず,綺麗な登りを見せてくれた。たいしたもんだ。
豚汁の準備をしています
Mt,会員外(Y)は確実に,力をつけてきており,千丈のぞき,赤壁はノーテンで登る。次の目標はリードクライミングとのこと。それに比べ,私は全然進歩がない。それでも暖かい物をご馳走になろうと,インチキしながらもブラックフェース登り,豚汁を頂いた。
最後にMjがグリムゾンで模範クライミングを披露して,今日のクライミングが終了した。

①日時:2014.11.15(土)
②行先:船上山屏風岩
③メンバー:Ys,Mt,Mj,T,会員外(Y)

2014年11月14日金曜日

2014秋 甲川(二の谷)~甲ヶ山

代表Sからの山行案内,甲川(二の谷)~甲ヶ山。また知らない名前が出てきました。「二の谷」は甲川遡行の際に使う,とある場所の名前らしい。(二の谷にはTの別荘があります,綺麗に掃除してあるからどうぞ使ってね,だそうです)
下の廊下~一の谷~中の廊下~二の谷~上の廊下。YCCメンバーなら知ってて当たり前?そう,今年私は甲川!と意気込んでる割に他の沢に夢中になり甲川へは1度も行けなかった。
甲の大滝(仮称)
甲の大滝(仮称)
①日時:2014.11.13(木)
②行先:甲川(二の谷)~甲の大滝(仮称)~甲ヶ山
③メンバー:STFu
④行動記録: 
牛飼尾P(6:29)→二の谷(6:51)→甲の大滝(仮称)(8:14)→甲ヶ山(11:54)→牛飼尾P(15:06)
⑤行動概況:
甲ヶ山
「久しぶりに行くのを躊躇った」Tのその一言から朝の天候が予想できるかな。雪が降るなか出発,歩けば体も温まるだろう,そんな考えも吹き飛ぶ寒さ。大山に冬がやってきました。甲川を二の谷経由で甲谷(仮称)へ入り,甲の大滝(仮称)へ向かう。今回の目的はキノコ,Tがここ最近で1番の笑顔を向けてきた。今年1番の上物ナメコを見つけた模様。甲の大滝(仮称)の左岸より甲ヶ山北西尾根へ,雪が積もった尾根までの斜面には難儀した。やっと尾根に出ると強風で風の音しか聞こえない。雪を纏ったブッシュを掻き分け凍ったキノコを収穫しながら,このブッシュが雪で埋まった時の事を考えながら意外と遠かった稜線へ向かう。稜線へ出ると白い縦走路が目の前に広がる。粉雪を浴びながらの甲ヶ山へ登頂。先日Mkが単独で突破した矢筈源流を眺め,Mkを称え甲ヶ山を後にする。
右に見えるのが矢筈源流,Mkお疲れ!
後は甲川へ急降下。ただでさえ急なのに,雪が積もった急斜面にも難儀する。甲川を見てホッとし一休みし雪の大山のイメージを膨らませながら牛飼尾Pへ戻る。

※正式な名称のない甲谷,甲の大滝と仮称で記載しました。正式名称をご存知の方はYCCまでご一報ください。よろしくお願いいたします。

2014年11月12日水曜日

2014秋 大休峠

前日,Tに叱られ涙で枕を濡らして就寝となり,ただでさえ腫れぼったい瞼をさらに腫れさせて目覚た。白山ブログから先日のブログまでの間,アルプスから大山山系,等々ほとんどを独りで歩いていた。山は強い人に合わせて行かないと成長しない,Tに叱られますが,Tが元気なうちは連れて行ってもらいますよ。できの悪い私には,まだまだ入会特典のレクチャーが足りていません,と思いながら先日親指ピークから撮影した写真を基に,巨木を探しに行ってきた。
ミズナラの巨木
①日時:2014.11.12(水)
②行先:大休峠
③メンバー:N(単独)
④行動記録:
香取(10:20)→大休峠→最終樹木(11:30)→大休峠→香取(12:20)
⑤行動概要:
朝のスタートが遅くなったので,ただただ目標の場所を目掛けて歩き到着した。その場所にはミズナラの木が立っていた,ミズナラは巨木が多く幹周り5㍍位の木はポツポツあるらしい,ブナは4㍍以上から巨木?と言われる。あったミズナラは4㍍に満たない大きさで,思ったより大きくなかった。
時期はずれの・・・
この樹元にはなんと時期はずれの産物が。大粒の雨が降ってきたので早々と退散しました。写真で他にも大きそうな樹を確認していますので,近いうちにまた探しに出かけます。
⑥その他:
帰路の途中,美味しい焼き芋をTに頂き,車の中も焼き芋の良い香りに包まれて,癒されて帰ることができました。
皆さん冬が来ますよ,準備は出来ていますか?
冬はアプローチも長く荷物も重たいですよ。

2014年11月11日火曜日

2014秋 大山(大休峠~ユートピア)

雪を纏うのもあと少し
何ヶ月ぶりのブログアップ。YCCのブログを見ていると歩きたくて歩きたくてしょうがなくなってきたので歩いてきた。歩けるかどうか不安でしたが,バリエーションがしたくて,歩くことが下手くそなので,冬季登攀装備の重量を負荷にかけて試してきました。

①日時:2014.11.11(火)
②行先:大山(大休峠~ユートピア~宝珠山)
③メンバー:N(単独)
④行動記録:
川床(9:00)→大休峠(10:30)→野田ヶ山(11:00)→ユートピア(12:30)→宝珠山(14:00)→川床(14:45)
⑤行動概要:
先週ここから眺めれば
川床から大休峠までは,とにかくゆっくりを心がけて歩き 紅葉の終わった森の景色を楽しんだ。
先週より一層進んだ落葉の中,先週も出合ったが今週もキノコ採りのSa に出合う。皆さんホントに元気だ,先週は70歳を過ぎて野田の原野に1人向かう伯父に出合うが,すんなり抜かれてしまう。野田の原野へ巨木の調査へ向かう伯父は,先頃放映されたBSプレミアムで取り上げられて,少し時の人のようだ。その歳になって独りでバリエーションを楽しめる体力は,この会の諸先輩方と同様に尊敬できる。
大休峠から野田ヶ山へ登りつめ,下りにさしかかってしばらくすると,クラクラとなってきてヘリコプターが頭をよぎるが持ち直して親指ピークから三鈷東壁を眺め見た。いつか自分もチャレンジしてみたい,その時はよろしくお願いします。
巨木を遠望
そこから大休峠側を眺め撮影する,それを持ち帰り拡大してみると1本明らかに他とはサイズの違う木を発見したので,今度行って見ることにする。
ユートピアから宝珠山~中の原スキー場~舗装路と歩き,川床へ帰着した。
⑥その他:
冬も近づき楽しみもありますが,まず上手に歩くことが基本で,重たい冬山装備を背負って歩けるように,雪が降るまでしっかり鍛えたいと思います。

2014秋 甲ヶ山(矢筈源流熊谷)

先日の三鈷峰東壁で当分山は休んでもいいと思うくらい満足した。だが,3日経つと,どうしても登りたくなり,矢筈源流に行ってきた。
熊滝
①日時:2014.11.10(月)
②行先:甲ヶ山(矢筈源流熊谷)
③メンバー:Mk(単独)
④行動記録:
林道最終P(7:20)→熊滝(8:30)→F1(8:40)→F2(10:00)→(12:00)甲ヶ山(12:20)→東坂登山口(14:00)→林道最終P(15:00)
⑤行動概況:
F2スラブの連滝
当初は代表に連れて行ってもらおうと甘い考えでいた。いつまでもそんな考えでいいのか?自問自答しながら計画を考えていた。先日の三鈷峰東壁の登攀は大きな自信となり,自分を後押した。前回の矢筈源流は,ただ付いていく楽しいだけの山だった。振り返っても記憶が途切れている。地形図を改めて読み解き,自分なりの作戦を立て今回の山行に望んだ。今回のポイントは以下の4点だ。P1:「終点から起点へ帰還方法」これは,終点の東坂登山口から起点の林道最終Pまでは8㎞あるためロードバイク使うことにした。終点にデポし,長い登り坂をザックを担いだまま自転車を漕いで起点に戻った。P2:「F1の滑滝をどうやって突破するか」これは,ホームセンターで買ったピンを滑滝にうちこみスリングをかけ足がかりにして上がった。シャワークライミングで頭からずぶぬれになり一気に寒くなった。上部の岩をアンカーにとり懸垂下降しピンを回収して再びロープで上がった。
綺麗に整備された道
視界は0満足度は100
P3:「猛烈な藪漕ぎを最小限にする」これは,F2のスラブ滝をまっすぐ詰め上がり,代表から聞いていたバンドも越えて直上し,左のリッジに続く潅木を掴んで上がり,藪漕ぎを短縮した。距離にして20mほどの空中藪漕ぎに突入する。時間にして20分くらい藪を左にトラバース気味に行くと,一般登山道へ繋がる山頂直下の岩稜部に出た。
高度感抜群のトラバースは初めての人は腰が引けるかもしれない。そこから甲ヶ山山頂まではすぐだった。小休止の後,トレランシューズに履き替え,船上山東坂登山口まで走って下山した。熊滝より上部はガスで視界が悪く,スラブ滝も滑りやすいため,薄氷を踏むような登攀で神経を使った。30数年前,何も情報が無い中このルートを攀じ登った代表Sに,尊敬の気持ちを持ってオマージュさせていただいた,快心の山行となった。

2014年11月9日日曜日

2014秋 大山:ご来光登山

米子の夜景
2週間後に三嶺・剣山に行く予定なので,小屋泊の練習に行ってきた。遠征前のプチ歩荷訓練。月明りに照らされてヘッドライト無しで歩くこともできそうだった。
①日時:2014.11.7(金)~8日(土)
②行先:大山
③メンバー:Y,E
④行動記録:
大山P(18:58)→大山弥山(21:38)
⑤行動概況:
いつもの駐車場には1台も車が止まっていない。寒いから当然かな?と思いつつ登山届を書いて出発した。ゆっくり歩いたつもりだったが,6合目に着くころには汗だくになり,撮影&休憩時間が長くなってしまい体が冷え切ってしまった。再び歩きはじめ頂上小屋へ。中には誰もおらず,寝床を作って山頂へ行った。山頂から星空を撮影したいと思っていたが,あまりにも月が明るくて星がうっすらとしか見えない。
ご来光直前
私のスマホやデジカメではまともな写真が撮れそうもなく,早々に小屋に帰ったが,デジタル一眼のEは寒い中しばらく撮影を続けていた。冷えた体を温めるために,白菜と豚肉のミルフィーユ鍋をおかずに冷えたビールで乾杯!?その後,就寝した。小屋の中,私の寝袋では寒く感じ快適とは言えなかった。しかし,朝方Eが山頂碑の横で寝袋で寝ている人を見たらしい。この時の気温は1℃だった。朝食を摂り,ご来光を祝福して下山した。

2014秋 船上山(屏風岩:クライミング)②

今日のトピックスは,新加入のMrがYCCの山行に初参加してくれたことだ。さらに船上山屏風岩,初挑戦となった。初めてでもスイスイ登る,たいしたもんだ。また1人有望な新人がYCCに加わった。早速今冬は大山北壁もデビューしたいそうな。
YCC会員,どんどん増えてきて,嬉しいね。みんなで想い出に残る山行しましょう。
クライミングに参加する会員,固定化されてきて,少し寂しい気がする。会員それぞれの山のスタイル,嗜好があり仕方がないかもしれないけど,どんな山に行くにしても,クライミング技術,ロープワークは役に立つし,身を助けるかもしれないよ。今年クライミング3回目のへたくそな私が言っても説得力ないか。上手じゃなくていいんです。自然の岩を楽しみましょう。
新人Mrを囲んで(赤壁直下)

①日時:2014.11.8(土)
②行先:船上山屏風岩
③メンバー:Mr,Mt,Mj,T,会員外(Y)
④メモ:
今日のルートは順番に①千丈のぞきの奥?,②千丈のぞき,③赤壁,④ブラックフェース。毎度のことながら,Mjに①以外はリードしてもらいトップロープでメンバーが登った。各自それぞれのルートで1~2本チャレンジした。私は今回(は?も?)全然だめで,どこで停滞するかわかっているのに,なかなか克服できずにいる。もっと船上山通いをしないってことかな。それでも,9時半から16時半まで,下界の憂いを全て忘れ,楽しい時間を過ごすことができました。

2014年11月5日水曜日

2014秋 大山(三鈷東谷~三鈷峰)

親指ピークから見える三鈷東谷にある巨石というか巨岩というか,ピナクル(以下ピナクルで)は多少は気になっていた!?
先週のピナクルを見に行くFu,Mk担当の山行(雨や落石で撤退)に参加し,一気にモチベーションが高まった。ピナクルから先に進むとすれば①三鈷東谷を詰めるか,②野田ヶ山側の尾根に抜けるか,③左岸を直上し三鈷峰を目指すかだろう。
今回は2人の山に対する前向きな姿勢と私の嗜好で③に決めた。また私の我儘に付き合ってもらった。
先週の山とは打って変わって快晴の中の登り,それも初めてのルート,少しきつかった分,達成感,満足感を感じる山だった。
ピナクルと何してるの?
①日時:2014.11.5(水)
②行先:大山(三鈷東谷~三鈷峰)
③メンバー:Mk,Fu,T
④行動記録:
川床(6:30)→三鈷東谷ピナクル(8:30)→三鈷峰手前ピーク(15:00)→三鈷峰(15:33)→元谷(16:39)→豪円山P(17:30)
⑤行動概要:
川床からキノコに目を向けずアプローチのピナクルまで足早に進むと書きたかったが,阿弥陀川に入渓するとすぐに地ナメを発見,今日の夕餉用に頂く。三鈷東谷出合で1本取り,出発すること2時間でピナクルに到着する。ここまでは速いよ。
ピナクルバックに登攀開始
ピナクルからは,登れそうなルンゼというか斜面を選び,登攀開始する。最初のルンゼは2ピッチ登ったが,その後急勾配,さらに支点が取れそうもないので撤退。懸垂下降して振り出しに。次は潅木ある隣にルンゼに移動し,リスタート。2ピッチ直上すると支稜に出ることができた。
その後は支稜伝いに進み,三鈷峰手前のピークを経由して三鈷峰に到達した。途中足が地面に付かない藪漕ぎ,空中藪漕ぎ?があり難儀した。
出発から9時間かかって三鈷峰に到達
帰りは砂滑り,元谷,経由で下山,元谷からの豪円山Pまでの林道は紅葉のトンネルを歩くようだった。西の空は茜色に染まり,東の空は満月が輝き,何とも言えない晩秋,黄昏の紅葉を堪能した。ロマンチストのMkは感激の涙を流していたようである。
行動すること11時間,最後の最後まで大山は我々を楽しませてくれました。
Mk,Fu,もうすぐ冬山,次は大山北壁が待っているよ。