2015年7月26日日曜日

2015夏 大山(夏山登山道ナイトハイク)

暑くて日中歩く気にならない私の夏の定番・ナイトハイク。ピークは過ぎたみたいだけど,ヒメボタルも飛んでるらしいので見えたらいいなと出発。
もっと綺麗だったけど
①日時:2015.7.25(土)
②行先:大山(夏山登山道)
③メンバー:Fu(単独)
④行動記録:
南光河原P(21:12)→山頂(23:15)→南光河原P(2:00)
⑤行動概要:
いつも賑わってる夏山登山道,御来光目的とも違う微妙な時間帯なので誰ともすれ違わず。もしかして誰にも会わずに山頂にいけちゃうかと特に意味のない期待をしていたら6合目付近で3人とすれ違った。ちょっと残念。期待のヒメボタルは登山口,6合目,8合目でちらほら見えた。強風のためかあまり飛んでおらず石にくっついているのが多かった。いつもは自分の手も見えないくらいの暗闇なのに今回は木々の隙間から月と星空が眩しいくらいに輝いている。早く6合目に出てゆっくり星空を眺めたいなと思い登っていくと6合目についたとこで一気にガスった。下から見ても中腹から雲をかぶってたので,山頂まで行けばガスも晴れるだろうと6合目での景色は諦め山頂を目指す。登ってる最中も風が強いと思っていたが,木道に出たらロープをつかまないと吹き飛ばされそうなくらいの強風にガスで視界もないしで下界の暑さを忘れた。山頂についてもガスはなかなか晴れず,待っていると強風で一気に体が冷える。お湯を沸かそうとアルコールストーブを出すも強風でダメ。小屋に入るといっぱい人が寝ているのでガサガサするのも申し訳ないので山頂碑に戻り,Tに借りたNASAが開発したとかいうビバークシートにくるまってみる。(ここ最近会うたびにすごく勧められたので借りてみました)くるまっているとなかなか良い。
初めての天の川撮影
シートにくるまりガスが晴れるのをしばらく待ってみると,気づいたら満点の星空と下には夜景が広がっていた。朝までには帰らないといけなかったので絶景を堪能したら下山した。良い日に登れた。
⑥その他:
・当たり前だが,ヘッデンの明かりに虫が集まってくる。ナイトハイクは虫との戦いだ。山頂付近にはあまりいないんですけどね。
・当たり前だが,翌日眠い。でも楽しい。

2015夏 三瓶山

三瓶山に登ったことがないAs,耐暑訓練として参加するYs,県外遠征を控えているMt。梅雨明けの好天に恵まれるなか,各人がいろいろな考えを持って三瓶山を縦走した。
男三瓶山にて

日時:2015.7.25(土)
行先:三瓶山
メンバー: YsAsMt,会員外1
④行動記録:
さんべ荘(5:00)→孫三瓶山(5:50)→太平山(6:30)→女三瓶山(6:50)(7:45)男三瓶山(8:10)→子三瓶山(9:00)→さんべ荘(10:20)
⑤行動概況
国民宿舎さんべ荘近くの登山口から孫三瓶山へ登り,そこから反時計回りに縦走する考えで5時にAsと会員外,私の3名でスタートする。一方,Ysは都合により一緒にスタートすることが出来ないため,5時半に東の原からスタートして,途中で合流する計画。スタート直後は太陽がまだ出ていなかったにもかかわらず既に気温は高く,歩くたびに汗が噴き出してくる。さらに,孫三瓶までの登りが意外とキツいためなかなかペースが上がらないなか,50分程度かけてようやく山頂に到着する。今日は私がいるにもかかわらず好天なうえに風が吹き非常に清々しい。しかし,ここから男三瓶山を見るとガスがかかっており,嫌な予感がする。そこから,太平山まではなだらかであり,難なく到着する。太平山に到着したころYsから「稜線に出たので,これから女三瓶を目指して歩きます」とメールが来る。我々も遅れないよう歩き出し,女三瓶山で合流する。ここから4人で歩き始める。兜山から急傾斜が増えてくるなか,約1時間かけて男三瓶山に到着する。男三瓶山はガスが取れていて爽快であった。しっかりと休憩した後は,子三瓶山へ向かい,子三瓶山到着後に風越まで下ると,3人はさんべ荘へ,Ysは孫三瓶,太平山,東の原とそれぞれ歩いて終了した。
⑥その他
Ysが先日行ってきた赤木沢の話をしてくださり,いろいろ勉強になった。
・好天にもかかわらず,すれ違った登山者は4名であった。

2015年7月16日木曜日

2015夏 北アルプス(赤木沢)

黒部川本流(このあと流されかける)
赤木沢に行きたくてYCCに入会したYs,動けるうちにとずっと気になっていたが約束は果たしたよ。
甲川は自信なくなったけど,今の私にとって赤木沢はちょうど良い(実はきつかった)。
7回目の赤木沢,ヘロヘロの14時間,満足を通り越したら何て言うんだろう?
これで3食昼寝付きの別荘に行ける。
①日時:2015.7.12(日)~14(火)
②行先:北アルプス(赤木沢)
③メンバー:T,Ys
④行動記録:
【7/13】太郎平小屋(5:40)→薬師沢小屋(7:32)→赤木沢出合(9:14)→大滝(11:33)→赤木岳稜線(14:14)→(16:20)太郎平小屋(16:50)→折立(20:00)
赤木沢①(ちょっとはしゃぎすぎ)
⑤トピックス:
行動概要は過去の記録(2012秋2014秋)と大体同じ。この山行をトピックスをあげてみる。

・太郎平小屋の管理人(北アのダルビッシュ)に登山届を提出するが,何のコメントもなかったので,赤木沢の状況聞いてみた。「まだ入渓するパーティないよ。水量多いし,8月になってからだよ」とそっけない返事,赤木沢終えて小屋に立ち寄ったときも「赤木沢どうだった?」の言葉も無し。さすが北アのダルビッシュ。
赤木沢②(残雪,水が冷たいはずだ)
・太郎平小屋の弁当がチマキ(2年前)からバラ寿司に替わっていた。
・この時期,黒部の水は甲川より冷たかった。ネオプレーンの靴下持って行かなかったこと後悔する。
・この時期,岩魚のオンパレード。手づかみを試みるが,ジャンプして逃げられた。
・この時期,大滝の直下には巨大なスノーブリッジが残っていた。上を行くか,下を行くか迷ったが,際を行った。
赤木沢③(盛夏ならシャワークライミング)


・大滝から,2番目の沢を赤木岳と北ノ俣岳のコルに抜けた。こんなに早く抜けるのは初めて。
・稜線手前草付きお花畑で滑って数m滑落。
・縦走の楽しさを再認識した。今までは馬鹿みたい走っていたからわからなかった。北ノ俣岳から寺地山に向かって合掌。
・薬師沢小屋から太郎平小屋まで誰1人会うこともなかった。
赤木沢大滝(高巻きには落石注意)

・米子から折立までは,米子道,中国道,舞鶴道,北陸道を考えていたが,鳥取経由で北近畿豊岡道から春日JCT舞鶴道に入った。時間もさほど変わらないし高速代安くなる。
⑥パートナーに一言:
・Ys,私と行こうと思うならそれなりの準備と覚悟を持ちなさい。
・一言多いけど,山に取り組む真摯な姿勢は感服します。よく歩きました。

2015年7月15日水曜日

2015夏 甲ヶ山

Mtから山行記録が届きました。

YCCの定番コースだが,甲ヶ山に登ったことがないSzのためにYが企画した。一方,私は2ヶ月ぶりの尾根歩きだが,月末に遠征が控えているため,いろいろ詰め込み12キロ程度のザックを担いで鈍った体に鞭を入れた(甘いですかね?)。
小矢筈ヶ山山頂にて
①日時:2015.7.12(日)
②行先:甲ヶ山
③メンバー:Y,Sz,Mt
④行動記録:
香取(7:20)→大休峠(8:50)→矢筈ヶ山(10:00)→甲ヶ山(11:40)→甲川(14:30)→香取(16:00)
⑤行動概況:
当初,天気予報は晴れだったため,気温の上昇を懸念して集合時間を1時間早めるものの,実際は曇天で日差しは強くない。ただ,湿度が高いため多くの汗をかき,また,久しぶりに歩くためなかなかペースが上がらない。これでは,遠征で迷惑をかけるかもしれないと不安がよぎる。
甲ヶ山山頂にて
香取から90分かけて,大休峠避難小屋に到着する。ベンチに腰掛けて休憩していると,遭遇した中高年男性から「3時ぐらいから雨が降るかもしれませんよ」とアドバイスをもらう。そして,ここから,矢筈ヶ山まで70分,甲ヶ山までさらに100分かけて登る。甲ヶ山は岩を掴みながら登る箇所が多いため,初めてのSzは苦戦するものの充実感を得ていた。
甲ヶ山山頂で休憩していると,風が強くなり,若干肌寒くなったため,早めに下山を開始する。高い所が平気なSzは甲ヶ山岩稜地帯も平気だったようであり,淡々と歩いていた(私は若干ビビッてた)。
甲川への下りは相変わらず滑りやすいが,2年前に比べ余裕を持って下ることが出来た。甲川に到着して冷たい水で顔を洗い,香取へ戻った。
甲ヶ山岩稜地帯を行く
⑥その他
・登山をする日の朝食は米類を摂取してエネルギーを充填することが望ましい(シャリバテ防止)。
・このコースで8時間以上はかけ過ぎである。いくら久しぶりとはいえ,もう少し早く歩く気持ちを持つとともに体力を付ける必要があると感じた。
・道中,ヤマアジサイ,ギボシ,ホトトギスなどが咲いていた(他にも咲いていたけど,名前が分からない・・・・無念)。

2015年7月13日月曜日

2015夏 中央アルプス(宝剣岳・中岳・木曽駒ヶ岳・将棊頭山)

御嶽山遠望
(7.12早朝)

梅雨の晴れ間に,中央アルプスへ「聖職の碑」を訪ねてきました。
桂木場コースも検討しましたが,テント泊がしてみたかったので,千畳敷から廻ることにしました。
①日時:2015.7.11(土)~12(日)
②場所:中央アルプス(宝剣岳・中岳・木曽駒ヶ岳・将棊頭山)
③メンバー:I(単独)
④行動記録:
 7/11(土)千畳敷(6:50)→乗越浄土(8:15)→宝剣岳(9:00)→中岳(10:00)→頂上山荘(10:15)(11:45)→木曽駒ヶ岳(12:10)→将棊頭山(14:20)→濃ヶ池(15:05)→駒飼ノ池(16:25)→宝剣山荘(17:05)→頂上山荘(17:35)
 7/12(日)頂上山荘(5:35)→乗越浄土(6:10)→剣ヶ池(6:50)→千畳敷(7:10)
⑤行動概況:
19時半に米子を出発して,翌日2時半に菅の台バスセンター駐車場に到着。
バスとロープウェイを乗り継ぎ,7時前には千畳敷駅に到着した。
千畳敷カールは,息をのむほど美しかった。乗越浄土をめざし八丁坂を登る。
眼下には南アルプスと富士山が一望でき,見上げると,まるで空に向かっているようで,気分が良い。
遭難記念碑「聖職の碑」
乗越浄土に到着,宝剣岳へ向かう人はまだ少なく,落ち着いて登ることができた。展望を楽しんだ後,来た道を引き返し,中岳経由で頂上山荘へ向かう。
この時間,テント場は空いていた。1人でテントを設営するのは,今回が初めて。ずいぶん時間がかかり,木曽駒ヶ岳への到着が遅くなってしまった。
噴煙上がる御嶽山や北アルプスを眺めながら,将棋頭山を目指しハイマツ帯の岩尾根を下っていくと,カヤクグリが元気よく飛び回っていた。
天水岩
8合目の分岐を過ぎ,程なくして「聖職の碑」に到着。
その先,将棊頭山の手前には天水岩があり,そのくぼみに溜まった水は,日照りでも枯れることがないのだそう。
ここまで心地良い稜線歩き,何組かの登山客とすれ違いはすれど,後続は誰もいなかった。
静まり返ったこの状況に,少し心細くなった。将棊頭山のすぐ下には西駒山荘があったが,立ち寄らず先を急ぐことにした。
今思い返せば,やはり立ち寄っておくのが賢明だっただろう。
幸い,濃ヶ池へ向かう途中で1組の登山者と出会い,登山道の状況について情報を得ることができた。樹林帯は高山植物が豊富で,適度に日差しが遮られ涼しく心地良かった。
ここでは,タカネザクラを発見。
タカネザクラ
今年の開花は例年より2週間早く,6月中旬には開花したとの情報を得ていたため,もう見れないだろうと諦めていたので,嬉しかった。
氷のように冷たい濃ヶ池の水は,勢いよく流れ,登山道は水の中。何とかつからずに通過した後は,いくつもの雪渓をトラバースすることになった。トレースはしっかりついていたので,落ち着いて,一歩ずつ慎重に通過する。
最後の雪渓を通過し終え,梯子を登ると駒飼ノ池に到着。
最後の雪渓
(遠くに天狗山荘と宝剣山荘)
稜線に乗越浄土と天狗山荘の赤い屋根が見え,安堵と同時に疲労感が襲ってきた。足が棒のよう。乗越浄土に到着する頃には,ガスが流れてきた。
巻き道は使わず,再び中岳へ登り返す。
頂上山荘には,たくさんのテントが張られ,賑やかになっていた。斜向かいの女性は,偶然にも同じコースを歩いたとのこと,実は8合目付近ですれ違った人だった。
しばらく話し込んでいたが,くしゃみ・鼻水が止まらず,気分もすぐれなかったので横になり,いつの間にか眠ってしまった。
翌朝は3時半に起床。相変わらず食欲は出ない。朝焼けを眺め,昨日歩いた稜線を目でなぞり,余韻に浸った後,テントを撤収し,巻き道を通って乗越浄土~千畳敷駅まで下り,ロープウェイとバスを乗り継いで,8時過ぎに菅の台バスセンターに到着した。
下山後の温泉は,こまくさの湯を予定していたが,空くのは10時。予定変更し,駒ケ根温泉ホテルの朝風呂を頂戴した。

 ⑤まとめ:
初めての単独テント泊。会のテントを借用しました。
急な申し出にも関わらず,テントを届けてくれたY,ありがとうございました。
設営にずいぶん時間がかかりましたが,好天の下,良い経験ができました。
何よりも,これまでの山行があったからこそ,今回の挑戦ができました。
今回のコースは変化に富んでおり,楽しかったです。感謝と感動でいっぱいです。

2015年7月8日水曜日

2015夏 クライミング講習会④

Mtから山行記録が届きました。

今回で4回目を向かえるクライミング講習会。参加者が固定化されつつあるが,今回はKwが久しぶりに参加して盛り上がる講習会となった。報告が遅れてすみません。
リードの登るKw
①日時:2015.7.4(土)
②行先:船上山屏風岩
③メンバー:Mj,As,Kw,Mt,会員外(Sa)
④行動概況:
船上山の駐車場に集合すると,定番となりつつある(?)曇天模様。しかし,日差しがないため気温もあまり上がらず過ごしやすくクライミングには丁度よい天候である。
午前中はおなじみである千丈のぞきに挑戦する。前回リードで登ったSa,Mtが再びリードで登り,さらにKwもリードで初完登する。これら姿を見てMjからようやく“卒業”の一言を頂いた。また,Saも前回同様トップロープで完登した。
ガスに見舞われながら登るAs
午後からは赤壁に移動するが,時間が経つにつれ空模様は一層怪しくなり岩場にもガスがかかってきだした。ビレイヤーが普段よりも集中するなか,As,Mtともに中央フリーウェイをリードで完登し,Saはトップロープで完登した。
そして,AsとSaはブラックフェイスに挑戦し,ともにトップロープで完登するというすばらしい成果を見せた(ふたりとも初見で!!)。
天候はさえなかったが,各人が着実にレベルアップしつつあり,充実した講習会となった。

2015年7月5日日曜日

2015夏 北アルプス(薬師岳)

五光岩ベンチ(バックは薬師岳)
山のあなたの空遠く「幸」住むと人のいふ・・・
黒部の奥に訪れる人がいない桃源郷があるらしい。
長い時間かけてそこへの思いは熟成されてきた。
今回の山行の目的は黒部川越しに桃源郷とやらを眺めてみたかった。できたら薬師岳稜線から黒部川へ下降できるような所があるか探してみたかった。最初は奥黒部ヒュッテから赤牛岳からそうしたかったが,まだ小屋が営業してなく,今回のコースになった。
残念ながら私の力不足と荒天で薬師岳山荘の往復のみで,薬師岳山頂すら踏まなかったが,山荘の主人をはじめ地元の人から貴重な情報を得ることができた。Siにとってもここまで歩けたこと,多くの高山植物に出合えたことで大満足だったらしい。
太郎平(Tシャツ1枚が失敗だった)
①日時:2015.7.3(金)~4(土)
②行先:北アルプス(薬師岳)
③メンバー:T,Si
④行動記録:
【7/3】折立(8:46)~(14:00)太郎平(14:30)~薬師岳山荘(17:00)
【7/4】薬師岳山荘(6:40)→太郎平(8:00)→折立(10:00),Siは12:00折立着
⑤行動概況:
折立から太郎平までの時間は,若い頃?が2時間,2012秋が2時間半に2014秋は3時間,今回は5時間以上かかった。体力が確実に落ちてきていることがよくわかる。こんな体力で黒部の秘境に本当に行くつもり?ちゃんちゃらおかしいと自嘲する。あまりの疲労困憊もいつも飲む太郎平の生ビールも飲む気無し。
薬師平上部の雪渓(バックは雲ノ平)
薬師峠からの上りも牛歩の一歩,特に薬師平から最後の雪渓の上りが長く感じられ,やっとの思いで薬師岳山荘に到着した。小屋の人も心配してくれ様子を見に雪渓あたりまで下りてくれたようだ。
薬師岳山荘は新しく,おそらく北アルプスの山小屋で一番綺麗ではないだろうか。登山客は少なく部屋はSiと2人貸切状態だ。夕食後に微熱,こむら返りがあり,マッサージ付きでSiにはお世話になった。こんな状態だから,薬師岳から先には行かないで,無理しないでと懇願されるが,とりあえず明日の天気の状態を見て判断することにし就寝。
朝から窓打つ雨,これで諦めもついた。この雨で薬師岳往復すら行く気無し。早々に下山を決定する。Siは喜んでいたが,この雨にほっとしたのはSiより私のほうかもしれない。気弱になった状態で1人で薬師岳稜線から黒部川に降りていたら,かべっけヶ原のもののけに黒部川に引きずり込まれていたかもしれないなんて思った。
下山は慎重に特に雪渓上ではSiをお姫様のようにエスコートし太郎平まで歩いた。そこから先は好きなように下りてくださいということで別行動で下りた。やっと太郎平から折立までの歩きはいつもの自分のペースに戻った。
やっと帰りになって元気が出てきた
⑥その他;
・初日は天気が良くぐるりと360°山塊(剱立山から北ノ俣岳)が見渡せた。
・高山植物がたくさん咲いていた。Si解説ではチングルマ,アカモノ,ニッコウキスゲ,ゴゼンタチバナ,マイズルソウ,ミズバショウ,ツナトリソウ,シナノキンバイ,コバイケソウ,イワイチョウ,リュウキンカetc。
・薬師岳山荘では我々,旦那さんとか奥さんと呼ばれたが,否定もしなかった。親子なら納得するけど。
・黒部川桃源郷山行,誰か助っ人頼むよ。

2015年7月3日金曜日

2015夏 大山(野田の谷)

大山山系で1番標高の高い地点の遡行できる谷,と代表Sに紹介された野田の谷。去年は参加できなかったので行ってきました。
野田滝下段
①日時:2015.7.2(木)
②行先:野田の谷~親指ピーク
③メンバー:Fu,会員外(T)
④行動記録:
一向平(5:48)→(6:50)地獄谷出合(7:07)→野田滝(8:14)→(12:40)親指ピーク(13:00)→大休峠(13:40)→一向平(15:00)
⑤行動概況:
前日までの雨で心配だった地獄谷の渡渉。去年の大休谷では台風後の激流で渡渉のたびに何度も流され大変だった苦い思い出があったので地獄谷に下るまでの水の音に緊張するも特に問題ない水量で普通に渡渉できた。
スノーブリッジ,さすがにもう上は歩けない
大休滝の上流は以前歩いた時とは大きく変わり同じ場所とは思えなかった。崩れた土砂がまだ安定しておらず,歩くたびに足場が崩れ何かの拍子に上から斜面ごと崩れてきたらとどうしようかと緊張した。野田滝に到着。2段の滝らしいが,3段に見える。上段まではホールドたっぷりだ。折角なので上段の滝壺まで上がる。去年の山行で高巻き中に岩が剥がれ滑落したと聞いたので慎重に。上段の滝壺につくと水量が多く息をするのが苦しいくらいの水しぶきだ。この時点でびしょ濡れ。滝行して気合をいれ,上段の右岸が登れそうだったのでそちらから取り付いたが見た目以上に脆く岩もすぐ剥がれ失敗したと思ったが登れなくもないのでとにかく滑落だけはしないようにと尾根まで登った。ここが核心だった。
稜線見えた
滝の頭を覗き,F1上部に懸垂下降で谷に下りた。ロープを出したのはここくらい。高巻きの緊張感はどこへやらの平穏な谷だ。F2を越えたら特に変化のない平凡な沢歩きが続く。長い。水がなくなりゴーロになるがこれもまた長い。地形図通りな沢だ。飽き飽きしていると振子山,しばらく進むと親指ピークが見えてきた。稜線が近づいてきてあと少しと思ったら数mの泥壁にぶち当たる。これが私だと登れない,上部も悪い泥か岩が続いているように見え,このまま登れる気がしなかったので沢の左右の登れそうなとこからよじ登る。2人で左右両側から取り付きヨーイどんした。親指ピークのコル目指してトラバース気味に泥壁を頼りない草を頼りに登っていくと稜線にでた。私が選んだ方が比較的快適?だったようで同行者が選んだ方はえらく滑る泥壁だったようで苦労していた。先に親指ピークに登り日向ぼっこしながら,20分ほど泥壁で頑張って登る姿を眺めていた。(いつもTはこんな気分なんだろうか。)到着を待てばあとは一般道を大休峠経由で一向平へ戻る。これがまた長い。
頑張ってる姿を眺める
野田の谷,取付きと最後の詰めは楽しいが,沢自体はだらだらと長く途中飽きてしまった。お隣の大休谷の方がテンポが良い。
⑥その他:
・F2でカメラを落とした。多分滝壺にあるんだろうが,上流に少し雪が残っていたせいかここだけ氷水のようで潜ってまで探せなかった。防水なので無事なはず。もし見つけた方はご一報よろしくお願いします。地獄谷まで流れてこないかな。
・とにかく水が綺麗な野田の谷でした。
・代表S,昔どうやって登山靴で行ったんですか?全身びしょ濡れになりましたが。