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クマ注意!? |
去年初めて足を踏み入れすっかり魅了された甲川周辺。行き損ねた庄司ヶ滝上流に転がっている五右衛門風呂を今週1人で見に行こうと計画を立て準備していると代表Sより同じエリアの山行案内が届いた。強く念じすぎて代表Sに私の気持ちが届いたのだろうか。五右衛門風呂に少し寄り道しましょうとリクエストし山行をスタートするもこの提案がきっかけで本当にすごい寄り道をしてしまうことになる。
①日時:2014.5.22(木)
②行先:甲川源流部(庄司ヶ滝,妖精の滝)
③メンバー:S,Si,Mi,Fu
④行動記録:
香取登山口(8:16)→甲川(9:20)→庄司ヶ滝(10:17)→妖精の滝(10:50)→五右衛門風呂(11:38)→矢筈稜線(13:59)→大休峠(14:48)→香取(16:47)
⑤行動概況:
香取から入山し,林野庁地図の赤線作業道より目的の庄司ヶ滝,妖精の滝を目指す。甲川に下り庄司ヶ滝へ向かうとまだ雪が残っており,泥壁と雪のチムニーをよじ登り泥だらけになりながら進んでいく。
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泥壁と雪のチムニーを楽しみます |
ゴルジュが見え庄司ヶ滝に着くと雪解けでいつもより水量が多い滝が楽しめた。庄司ヶ滝と言うと地図と位置が違うとよく話題になる場所だが,地図の場所に行くと涸れ沢となって残っている。「美しき伯耆の滝たち」を読むと1965年の大量伐採の際に谷が崩落して水の流れが変わり,いま私達が目にする庄司ヶ滝ができたのではないかと著者は推測されている。計測当時の写真も載っているが,当時よりだいぶ滝口が下がっているように思う。時間の経過とともに人知れず姿を変えていくなんてどこか寂しい。次は地図上の庄司ヶ滝,妖精の谷へ。現・庄司ヶ滝の谷よりだいぶ広い谷幅を見ると,こちらが本流だった頃はどんな素晴しい滝が流れていたのかなと想像してしまう。
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地図上の庄司ヶ滝,今となっては幻の滝 |
妖精の滝は雪があり普段目にする場所より先に行け,いつもなら難儀する右岸に簡単に取り付けた。右岸から見下ろす妖精の滝の水がエメラルドグリーンでとても美しい。右岸の尾根を登りきりしばらく歩くと,目的の五右衛門風呂が転がってるとこに出る大量伐採の時期かな,林業の作業小屋の跡地らしい。錆びて汚れまくりだけど念願の五右衛門風呂と記念撮影をして後は大休峠経由で帰ろうと進むもしばらくして代表Sより「間違えちゃったみたい,藪漕ぎになるけどこのまま登れば矢筈の稜線にでるから」と満面の笑みで告げられ,急登の尾根を藪漕ぎしながら登ること2時間,やっと稜線へ出る。
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作業小屋跡地の五右衛門風呂 |
大幅な寄り道にSiが「精も根も尽きた・・・」とグッタリだったのでしばらく休憩し大休峠経由で香取へ向かうも,雪解け後で道が不明瞭でまたもやコースアウトし天気予報通り降りだした雨の中,急斜面の上り下りを楽しみながら本ルートへ合流しやっと香取へ到着。過去の大山の姿,文献や今の地形を見ながら想像するしかできなかったけど,昔から大山を歩いていた代表Sの貴重な話を楽しみながらの満足な山行となりました。
近くを通るといつも気になる五右衛門風呂。甲川2年目でこれを知っているなんて,たいしたもんだ。
返信削除実はここから大休峠への道が甲川の右岸沿いに微かに残っている。秋にキノコ採りを兼ねて行ってみたら。ほとんど藪で誰もこんな所,行かないからいいんです。
去年秋、この辺を歩いた時に大休峠から五右衛門風呂への道を確認しましたが、同じ道(といってもココら辺は道なき道・・・)でしょうか。今回は自分の想定していたルートとは違ったのでまたチャレンジしたいです。山の幸の恩恵も期待です。
返信削除今日も、甲川周辺を迷走して水遊びしてきましたが、頭以外は甲川の清流につかりました。下界は30度寒くなかったです。本格シーズン前に、幻の大滝と大流れの滝でウォーミングアップとし、盛夏を待とうと思います。
返信削除幻の大滝と大流れの滝、私も狙っています。予定が合えばぜひ一緒に。頭以外甲川につかるとはどんなとこを歩かれたのでしょうか・・・
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