2014年2月25日火曜日

2014冬 烏ヶ山

好きな山,烏ヶ山へロープワークの練習を兼ねて,晴れ男Oと行ってきた。晴れ男パワーで予定通り晴れ,良い山行となり,ありがとうございました。来週もこのパワーをお願いします。

烏ヶ山
①日時:2014.2.25(火) 
②行先:烏ヶ山
③メンバー:N,O
④行動記録:
鏡ヶ成P(8:25)→1230ピーク(9:40)→烏ヶ山山頂(11:30)→鏡ヶ成P(14:10)
⑤行動概況:
新小屋コースで山頂を目指す。Oのハイペースに付いて行けずOには物足りなかったのではないか?
烏ヶ山山頂
キャンプ場コース出会いの手前でワカンからアイゼンへ変え南峰へ。本峰直下でロープを出し本峰へ攀じりました。
この山行の目的はロープワークと来週予定の南西尾根の下見を兼ねていた。南西尾根の核心部を上から眺め,トラバース気味に上がれば行けるんじゃないか?と思案する。下りでももちろんロープワーク。コンテ,スタカット,コンテからの滑落停止と二人で常に練習を意識しながら南峰下部まで楽しみました。
攀じってきた本峰核心部
⑥その他:
Oの底無しのような体力に自分の非力を感じ,これからOと行く時には,ロープはOに持ってもらおうと心で呟きました。YCCのブログに冬の烏ヶ山の記事がなかったので,1番記事をゲットできたので,秘かに喜んでいます。

2014年2月24日月曜日

2014冬 下蒜山

先鋭的なT&Mtとは対照的に,のんびりと下蒜山を堪能してきた。
下蒜山にて
①日時:2014.2.23(日)
②行先:下蒜山
③メンバー:Y,E,I
④行動記録:
蒜山上長田(8:52)→(11:32)下蒜山(12:22)→蒜山上長田(13:49)
⑤行動概況:
Eはインターネットで近場の山をいろいろと調べているようで,今回の下蒜山ルートもEが見つけてきた。3人とも初めてのコースだったが,尾根をひたすら登って行けば下蒜山に着くコースなので心配ない。地形図と念のため(GPSの代わりに)スマホも持ってきた。出発前にEはスノーシューかワカンか悩んでいたが,全員スノーシューで出発することになった。
中・上蒜山と大山
これがそもそもの間違いで,見た感じなだらかな斜面だったが途中でキツイ斜面がありワカンの方が良かったと嘆いていた。以前借りたMSRのスノーシューだったらなんてことない斜面だったが,我々が履いていたのは旧式の物。来シーズンは購入しよう!とか話しながら歩いて行く。天気よく晴れた空の青さが目に新鮮で心地好い。「キレイ~」「気持ちいい~」の連呼で写真を撮りまくる。下蒜山に到着した我々は中蒜山,上蒜山,大山を眺めながらラーメンをすすり,コーヒーまで堪能した。ぜいたくな時間が過ぎた。帰りに「蒜山やつか温泉快湯館」で汗を流す。JAF会員割引あり,通常740円が530円。1枚で5名までOK(^^)v

2014冬 吾妻山BC

「わざわざ大山まで来ならんでも,島根には山スキーが出来るいい山がたくさんあるがん!」先日の例会でTが私を見つめながら何気なく発したであろう言葉に「ピンッ!」ときた。
秋に,奥出雲の土建屋の若大将と御来光登山した馬木~大膳原~吾妻山のルートなら,いい山スキーになるのではないだろうか・・・
スタートは遅かったが,機動力のある,大満足の山スキーでした。
山頂を貸し切りとは贅沢な喜び
①日時:2014.2.24(月)
②行先: 吾妻山
③メンバー:Mk(単独)
④行動記録:
吾妻山第2駐車場(11:20)→横田別れ(12:10)→吾妻山山頂(13:20)→吾妻山第2駐車場(14:20)
⑤行動概況:
昨年秋に同行した奥出雲の若大将は,この地域の道路の除雪もしており,前情報としてどこまで車が入れるのか分かっていたことはとてもよかった。
馬木から大膳原の林道は人があまり入らない,深雪のラッセルで山頂まで4時間。帰りはヘッデンでの帰還を想定していたがなんのことはない。おそらく前日だろう団体御一行様のトレースがバッチリついていてつぼ足でも沈まない。ラッキーなのか残念なのか快適な登山道が出来ていた。

大膳原より吾妻山を望む
斜度の緩い林道は雪の量が多いが締まっており,上りも下りも快適だった。
横田別れから大膳原に上がると,吾妻山の圧倒的な佇まいに感動する。迫力のある山容だが,山頂までの距離は以外に短い。冬の吾妻山はお得感があると思う。夏の登山道は跡かたもなく,シャーベット状の雪上を木次線の列車のようにスイッチバックで上がっていく。山頂直下の雪は,午前中はクラストしていたと思われ,雪面は薄い氷で覆われていた。
この斜面は最高!
山頂でシールを剥がし,一気に取り付きまで滑って降りた・・・わけない。上部は広くて滑りやすかったが,下部は狭く傾斜も強く,スピードはますます速くなり,波打つ山道でジャンプして,見事に転倒した。
今年は転倒して起きるのが上手くなったせいで,すくっと立ち上がり,雪を払い「ヤッパリもうちょっとゲレンデで練習しようかなぁ・・・」と,神話の舞台,吾 妻山を望みながら呟き,そこからは野球部時代の守備のポーズよろしく,ガニ股で「ガッチガチ」になって林道を下山して帰路についた。
追伸,YCCスキーツアーは広島県民の森→出雲烏帽子→大膳原→吾妻山→横田別れ→馬木というコースはいかがでしょう?

2014年2月23日日曜日

2014冬 大山北壁(別山バットレス中央稜)

YCCの文学青年,若きエース(誰が言ったの?)の異名を持つ新人Mtと別山バットレス中央稜に行ってきた。初めての大山北壁が,弥山をすっ飛ばして,いきなり別山とは羨ましいかぎりだ。天気もよく,快適な登攀でした。同行してくれた無鉄砲な?Mtに乾杯,ありがとね。
本当のエースになって,早くみんなを連れて行ってあげてね。ブログの写真はMt特集になってしまいました。
バットレスを目指す(中央が別山尾根)
①日時:2014.2.23(日)
②行先:大山北壁(別山バットレス中央稜)
③メンバー:T,Mt
④行動記録:
大山寺(6:15)→元谷(7:15)→別山尾根取り付き(8:30)→別山ピーク(13:00)→夏山登山道(13:50)→頂上(14:15)→大山寺(15:25)
⑤行動概況:
今日の作戦は(いつものことだけど)別山尾根に一番に取り付き,スピーディに登攀し停滞なしに夏山登山道に抜けること。
7時過ぎに元谷に出るが,すでに弥山尾根を取り付いているパーティ,元谷を直上するパーティなど,元谷は賑やかだ。別山尾根に取り付いているパーティはいない。直上するパーティが弥山尾根に進路を変える度にほっとする。
アンザイレン(顔つきが変わってきました)
別山尾根末端に,すぐに取り付くことなく,適当な所まで上がり,取り付く。尾根に出てアンザイレン,コンテで岩が出てくる所まで行く。Mtは北壁が初めてだったので,短めにピッチを切り,6ピッチ程で別山ピークに出た。別山ピーク直下は尾根を行かず,右にトラバースして出た。その後,2ピッチで吊尾根を通過し,夏山登山道に出て,感激が薄まるというMtを説得して弥山まで行き,下山した。
結局,今日の別山組は,最初に取り付いた我々と後続の3人の1パーティの2パーティのみだった。別山尾根から見る弥山尾根は大渋滞でした。
あと数ピッチで別山ピーク
⑥後記:
久しぶりの別山は以前登った別山と違うものだった。雪の状況により,変わることがよくわかった。まさにバリエーションだ。核心と言われる岩場は長く感じられ,今の私の力では一杯一杯だった。おまけに雪は少なく,落石が心配だった。すぐ下には3人パーティが登ってきているのに。雪が緩むと落石あるだろう。心配していた別山からの吊尾根は,しっかり雪が付いており,懸垂下降,クライムダウンすることなく難なく通過できた。
別山ピーク

想定以上の時間のかかった登攀だったが,楽しかった。北壁に連れて行ってくれと,私を後押ししてくれたMtに感謝している。
冬山の宿題は残っているが,これで私の冬山は大方終わった気分である。今,興味あるのはスキーツアーと烏ヶ山南西尾根くらいかな。N,Mk,Oの計画,首を長くして待ってるよ。

2014年2月21日金曜日

2014冬 鯛ノ巣山

代表Sから山行記録が届きました。
登山口
①日時:2014.2.20(木)
②行先:鯛ノ巣山
③メンバー:S(単独)
④行動記録:
登山口(8:51)→大滝コース分岐点(9:22)→コウモリ岩(11:19)→コウモリ岩頭(12:18)→(13:47)鯛ノ巣山(13:27)→コウモリ岩(14:10)→分岐点(14:51)→登山口(15:10) 
⑤行動概況:
朝6時過ぎ自宅を出発,鯛ノ巣の麓の駐車場に8時20分に到着。積雪は30センチ,表面はクラスとしているが上部の状況が不明なためスノーシューで9時前に登山口をスタートした。
猿政山など
雪はクラスとしているためほとんど埋らない。林道の上部の大滝コースとの分岐点に着く。ここから樹林帯に入り最初は杉林,小さな流れを越すと造林地と雑木林の境界沿いを歩くことになる。竹水,鯛流水,清流水を越えて行くと登山道を示すマーキングが目立つようになる。ここで造林地の端を回り込み,コウモリ岩に向かって直登に変わってくる。コウモリ岩の下でスノーシューを外し,岩を迂回するルートを模索する。今回は初めて急峻な右サイドのルンゼを登攀コースとして選んだ。ステップカット,ステップカットの連続,雪の上に出ているブッシュも利用,下部を見ると落ちたら何百メートル落ちるのかなと思いながら登攀を続け,1時間ほどでコウモリ岩の頭の横に出た。
コウモリ岩
ここからは頂上までは単調な上りである。ブナの木,ミズナラなどの木々は霧氷等によるボタン花で満開であった。ボタン花の下を歩き頂上へ,頂上からは,南東側に猿政山,毛無山などが見えるが,眺望は今一つさえない。
下山コースはスノーシュー回収のためコウモリ岩経由である。コウモリ岩の頭からは左ルンゼのコースをとりコウモリ岩の下に到着。今日の雪質は結構クラストしており雪崩の心配はないと判断し,左右ルンゼをコースとして利用した。ここからはスノーシューを担ぎ,同一コースを下降,帰着した。
鯛ノ巣山全景
⑥後記:
今日の山行も,休憩の繰り返しで体力がさらに落ちたことを痛感する。それでも前回の三瓶山と同じく最長不倒時間を更新したこととなったのだが・・・ 
また,頂上までの上る時,既往症のためか首筋の後側が痛く苦労した山行でもあった。
本来は地形が判った時点で,下山時はメイン稜線を降りる方法もあったと反省をしております。

2014年2月16日日曜日

2014冬 大山(6合西沢BC)

日曜は天気が良さそうなので,会員からリクエストがあれば,どこにでも連れて行ってあげようと思っていたが,音沙汰無し。
のんびり独りでも楽しめる山はなかなか思いつかない。昨日までは,菊信が主催する山行(三朝町にある若杉山)に同行しようかなとも思っていた。あれこれ悩んだあげく,ホームグランドの大山で7合沢山スキーに決めたのだが・・・
滑り下りる斜面(中央にボーダー)
①日時:2014.2.16(日)
②行先:大山(6合避難小屋まで)
③メンバー:T(単独)
④行動記録:
石の大鳥居(7:50)→6合避難小屋(9:30)→石の大鳥居(10:00)
⑤行動概況:
大山寺橋で,またしても(八ヶ岳,前回の大山でも遇った)文登研でお世話になった好日山荘のガイドのSに遇い,挨拶をする。今回は?笑顔で返してくれて気持ちがよく,やる気が出てくる。
車を石の鳥居付近に停め,夏山登山道脇の斜面を山スキーで上がって行く。先週の山行とは打って変わって快調で横の登山者を抜いていく。2合過ぎたあたりから,ジグザクに登行し,3合あたりでスキーをザックに付ける。6合避難小屋周辺はガスと風があり,元谷に滑り下りるか上がるかどうか迷う。たまたま6合で一緒になったボーダー組はここから,左の斜面(元谷の反対側)を下りるとのことなので,私もそうすることにした。
石の鳥居に滑り下りる
実はこの斜面,滑るのは初めてで,山スキーは元谷側に下りるもので,こっちの斜面は木が多く,あまり面白くないだろうという変な先入感があった。大山を一番よく知っているとはよく言ったもんだ。
何てことない,この斜面最高でした。最初は少し狭く,急な感じがしたが,林と林の間に広く開けた斜面が続く。雪の状況は堅雪の上に10cmほどの新雪があり,スキーは埋まることなく,ターンもスムーズに決まる。何かうまくなったというか,俺こんなにうまかったのか錯覚するくらいだった。あっという間に石の大鳥居まで滑り下りた。充実した2時間でした。
大山が近くにあることに感謝しないといけないね。帰りモンベルの駐車場で雪かきしているOに逢う。次は,N,Mk,Oプロデュースでスキーツアーに行こうね。

2014年2月12日水曜日

2014冬 大休峠(夜間雪中行軍)~野田ヶ山

映画「八甲田山」を見たのはいつのころだっただろうか?精神が崩壊し裸で雪の中を走りだす兵士,ルートを見失った200人が猛吹雪の中立ち往生するシーンは衝撃的だった・・・
今回の山行に寄せる私のイメージに,かき消そうとしてもこのシーンが何度となく浮かんできた。記録的な大雪が日本列島を襲う最中,Tの発案により「大休峠夜間雪中行軍」にYCCのメンバーと果敢に挑んできた。
大休峠避難小屋での鴨鍋!
①日時:2014.2.10(月)~2.11(火)
②行先:大休峠・野田ヶ山
③メンバー:T,Y,N,Mt,Mk
④行動記録1日目:
(先発隊行動記録)
香取上部(15:40)→甲川分岐(18:30)→大谷通過(21:00)→後発隊と合流(22:10)→大休峠(22:30)
(後発隊行動記録)
香取上部(20:10)→甲川分岐(21:00)→大谷通過(21:50)→先発隊と合流(22:10)→大休峠(22:30)

行動記録2日目:
大休峠(9:10)→野田ヶ山ピーク(10:10)→大谷(11:10)→岩伏別れ(12:20)→草谷(14:20)
埋まった小屋の前で出発!
⑤行動概況:
YCCの備品より無線機を各自に配られる。仕事が終わって駈けつけるメンバーと2隊編成でお互い状況を無線で確認しながら大休峠を目指す。先発隊3人が深く厳しいラッセルを交代しながら進んで行くが,甲川分岐を過ぎたあたりからは,ほとんどTの先陣で進むことになる。このころから視界を狭める闇夜が体力と気力を奪っていく感じがした。気温は下がり続けオーバーグローブの指先は何度も感覚を失うこともあった。体力が奪われると心が折れ,注意力や細かい気配りが億劫になってくる。先陣のラッセルでぐいぐい引っ張るつもりで参加していたが,Tの後塵を拝する結果となり申し訳ない気持ちで情けなくなった。しかし私の不甲斐なさとはとってかわり,後発隊の行動は勇ましく頼もしかった。先発隊の出発から4時間半後の出発であったが,間の距離をどんどん縮めてくる。ついには大谷を過ぎたあたりで合流してきた。N,Mtの狙い通り先発隊と合流して,雪に沈んだ大休峠避難小屋の掘り起こしを一緒にしたいと言う計画が見事に実現した。
野田のピーク
避難小屋では,Yに「1ヶ月分のネギを1日で食べた気がした」と言わしめた鴨鍋を雪を溶かして味わい,互いの健闘をネギらった。胃袋が温まると心体が温まり,このメンバーで念願の鴨鍋パーティーが出来たことに心から感謝した。翌朝は,野ネズミが小屋を駆けずり回る音で目が覚め,残った出汁にうどんとネギを入れて食べ,出発準備をする。なぜだか全員のブーツから,おつまみのピーナッツが多数発見される。おそらく野ネズミが食料の貯蔵に隠したものと思われる。
楽しかった小屋を後にし,ピークに近づくにつれ吹雪いてくる風を裂きながら,厳しいラッセルで野田ヶ山のピークに立つ。大谷の下部までTはスキーで滑りながら,私はスキーを履いたまま転倒し,Yに助けられながらたどり着く。ここからは,N,Mtのリードのラッセルで,岩伏別れから草谷に通じる尾根沿いに歩き,終点の草谷にたどり着いた。
いつも感じることだがYCCの山行はとても厳しい。しかし,その厳しさに挑めるのも,YCCのパーティーには,体力,装備,リーダーシップの全てが備わっているからだと思う。
中国自然歩道を草谷へ
Yの優しい気遣いに何度も助けられ,Nの冷静な判断力に道なき道を導かれ,若きエースMtの行動力に励まされ,何よりも計画を絶対に達成させるTの山への気迫を感じさせて頂いた。もし,叶うなら来年の大休峠は若手だけでラッセルし,先輩方を連れて行けるように登山力を鍛えようと思う。このブログをご覧の若き登山家も,自分の能力を存分に発揮できるYCCに入会し,来年は一緒に行ってみるのはどうだろうか?最後に,今回もまた素晴らしい山行となったことを,同行させていただいたメンバーに心より感謝いたします。

2014年2月10日月曜日

2014冬 三瓶山②

YCCの山行計画では10日(月)~11日(火)の予定で,『大休峠・大鴨鍋山行』が予定されている。その前の週末にどこかマイルドな山行が出来ないものかと考え,9日(日)に大万木山の山行を企てていた。ところが8日(土)に大万木山を目指したTより『道路状況が悪くアクセスできない』の知らせを受け,いつものように尻込みしてしまった。そこで急遽計画を変更し,冬季三瓶山に行ってみようという事になった。
晴れ男Kwのおかげで晴れ渡った三瓶
①日時:2014.2.9(日)
山頂手前
山頂の黄色い三人
②場所:
三瓶山(西の原~頂上)
③メンバー:Y,E,Kw
④行動記録:
西の原駐車場(8:30)→頂上(12:20)→大休止→頂上(13:20)→コル分岐(14:25)→西の原(15:30)
⑤行動概況:
参加メンバーは全員東方面より三瓶山へ向う。各々の出発時には雨・雪が降っている状況であり,三瓶山の天候状況を気にしながら車を走らせた。集合は西の原駐車場に8:00,YとEが定刻通り到着した時にはキレイに晴れ渡った三瓶の空が見えており『Kw晴れ男説』が説得力を増したようである。
駐車場周辺の雪は良く締まっており,当初はスノーシューでのハイクを予定していたがYとKwはワカンで,Eはスノーシューで出発した。この道具選びが珍道中を引き起こす事になる。
登山道を進み始めるが,トレースは全く無い。西の原のコースは不人気なのだろうか?北の原から頂上を目指す『名号コース』『姫逃池コース』では,いつもトレースがついている。そんな不人気(?)な西の原コースの雪質は重すぎず快適に進める,Eのスノーシューラッセルを先頭にズンズンと前進した。
子三瓶がくっきりと見えた
暫くしてラッセルをワカンのKwと交代するのだが,Kwが『このハイクはYCC的ではない』という事で登山道を外してズンズンと直登ラッセルを行い高度を稼いでいく。たまらないのはEである。取り回しの悪い25インチのスノーシューではワカンのようには高度が稼げず,進んではズリ下がる効率の悪い登りが続くこととなる。
また暫くし,高度の標識が雪面から顔を出しており,どうやら直登りが正規登山道と合流したらしいことがわかった。その場所からはKwが疲れていた事もあり,正規の登山道を辿りながら進んだ。
樹林帯を抜け低木帯に入った頃には雪面がクラストしており,ワカンを外してキックで登り始める。今思えばこの時も登山道を無視して直登していた。

そんなこんなでワイワイ登っていたのだが,時計を見ると既に3時間経過。
う~ん,ブログにタイムは載せられないななどと言いながら頂上へ到着。
結局頂上まで約4時間の超スローな登りとなった。いろんな言い訳を考えたが,それらしい言い訳も思いつかずとても残念。つまりヘボイという事だ。

頂上小屋で大休止し,下りは男三瓶の子三瓶側コルへ下りる。
途中でルートを見誤り,大きくトラバースしながらも無事にコルまで下りられた。
E,Yは豪快な尻セードにて高速下降していったがKwはボチボチと歩いて下った。
下山後は三瓶温泉【さんべ荘】にて温泉に浸かり,満悦の山行でした。

※モンベルメンバーズカードの提示で400円にて入湯できます!

2014年2月1日土曜日

2014冬 大山(天狗ヶ峰)

元谷(後ろは北壁屏風岩)
会員のために,ピッケル,アイゼンの使い方の練習を兼ねて,有効に使える山行ができたらいいなと前から思っていた。練習,講習といったものは,実践でやるのが一番で山も楽しめ一石二鳥だ。
新入会員I から大山夏山登山道から離れ,大山冬山を感じてみたいとのリクエストもあり,私が初心者のステップアップには最適の場所と勝手に思っている天狗ヶ峰に行くことにした。
縦走路で確保訓練(ここでMt手袋落す)
朝のうちは雪は適度に硬く(本当はもう少し硬いことを期待していた),アイゼン,ピッケルの練習にはまあまあ状況だった。今日は穏やかな天気で,日が上がるしたがって気温は上昇し春のような陽気,一足早い春山を感じる山行でもあった。

①日時:2014.2.1(土)
②場所:大山(天狗ヶ峰)
③メンバー:T,Y,Mt,I
④行動記録:
大山寺(7:40)→元谷(8:30)→上宝珠越(10:30)→縦走路(11:50)→天狗ヶ峰(13:00)→(14:00)ユートピア(15:00)→大山寺(16:30)
⑤今日のトピックス:
・元谷からYとMt,私とIがロープパートナーとなり行動。
・Iとは元谷に帰ってくるまでずっとロープで繋がったまま。
・YとMtは軽快に,I は自分自身に叱咤激励の声?をかけながら歩く。
・今日の敢闘賞は彼女かな?
・Mtは縦走路で確保訓練の際,手袋を振子沢に落す。手袋は流れるように落ちていった。
・ユートピア避難小屋入口には雪があり,ピッケルで搔き出しドアを開ける。
・剣谷を下降しようとしたが,雪が緩み,埋まるようになり,来た道を辿る。
天狗ヶ峰(後ろは剣ヶ峰)
天狗ヶ峰直下(正面奥が天狗ヶ峰)