2015年10月29日木曜日

2015秋 大山(三鈷東谷~三鈷峰)

Tが桃源郷と言うのが分かるとても良い雰囲気の三鈷東谷(時期によっては落石地獄)。親指ピークへ登ってる時に見えた三鈷東壁はとても素晴らしかった。雪が降る前に登っておきますか。
先日Tと一緒に見た三鈷東壁
①日時:2015.10.28(水)
②行先:大山(三鈷東谷~三鈷峰)
③メンバー:Fu,会員外(1)
④行動記録:
川床(6:45)→三鈷東壁取り付きスタート(10:00)→三鈷峰手前ピーク(12:17)→三鈷峰(12:56)→宝珠山(14:40)→川床(15:46)
⑤行動概況:
微妙な天気だったが,とりあえず取り付きまで行って考えようと川床から東谷を目指す。東谷へ入り二俣辺りまでくると雨が降り出しガスがかかる。周りの景色は全く見えなくなり取り付きはどの辺かと東谷を詰めていたらうっすらピナクルが見えたので目印にし,ガレた急斜面へ進路を変えしばらく這い上がると岩壁が目の前に現れ取り付きへ無事到着。
先週登った親指ピーク
東壁を見上げるもガスで上部が全く見えない。さっきまで雨も降っていたし東壁の状態はどうかと心配したが,特に岩が濡れた感じもなかったので大丈夫だろうと登攀準備をしながらしばらく周りを眺めていると風でガスが引きそうな雰囲気。時間にも余裕があったのでしばらく待ってみようとなるも,初冠雪も近い?あまりの寒さにこれ以上待つのは辛い,去年登ったライン辺りなら様子も分かるし1ピッチくらいの視界もあるしと登り始めることにする。1ピッチ目登ったくらいにガスが一気に引いて,東壁の上部も見え,親指ピークも姿を現わし一安心。去年は岩がしっかりしたとこを登ったが,今回選んだところは下から見ると岩がしっかりして見えたが,思ったより岩が脆く持つのも乗るのも怖い。浮石というより岩が剥がれる,慎重に登った。2ピッチで尾根に出た。脆い岩壁?泥壁?登攀が終われば,次は強烈なブッシュがお出迎え。
今回はここから
ブッシュにつかまりどうにもこうにも動けなくなり戻って登り返すこと数回。三鈷峰手前のピークに出たときはホッとした。三鈷峰まではいつぶりか,空中藪漕ぎでフワフワと枝の上をバランスを取りながら進んでいく。三鈷峰へ到着するころには腕がパンパンだった。藪漕ぎというか木登りというか。木谷に抜けようかと思ったが,寒すぎてやる気もなくし宝珠尾根から下山。久しぶりすぎたか?道があるはずなのに迷ってしまい何度か往復した。

1 件のコメント:

  1. 三鈷東谷を挟んで親指ピーク,三鈷東壁2つも行くなんて贅沢というか羨ましいね。またそんな山を考え,実行するなんてたいしたもんだ。
    桃源郷と言った理由は,東壁対面の斜面を登りながら見る東壁の景観とその変化が紅葉と相まって素晴らしかったからです。久々大山無雪期で感激しました。
    まもなく背丈を越える藪,空中を歩くような藪が雪で覆われ,苦しめられた藪の上を自在?に遊ぶことができます。そんな事を考えるのが晩秋の楽しみでした。

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