何故この時期,甲川上の廊下?Fuに『10日の予定は?』と聞かれ思わず『上の廊下』と口を滑らしたのが発端である。Fuの積極性には頭が下がるというか末恐ろしい。
実はその前に中止になったが,Mkと上の廊下に行く予定があったのでそう言ったのかもしれない。上の廊下,Nが参加してくれなかったら,別のコース考えていただろう。
2日前にも甲川に入渓し,滑って淵に落ち,全身甲川の洗礼を受けた。落ちた瞬間あまりの寒さに上の廊下は無いなと思った。そんな気持ちを引きずりながら沢登りに臨んだが,
山猿のようにF1を乗越すNCCメンバー |
①日時:2015.6.10(水)
②行先:甲川(上の廊下)
③メンバー:Fu,N,T
④行動記録:
入渓(11:10)→(11:30)上の廊下F1(14:50)→林道(13:30)
⑤行動概況:
リーダーNには所用があり,時間的に無理かなと思いながらも,上の廊下終了点に配車し甲川に向かう。無理せず川遊びで行きましょうなんて言いながら,つまらないこだわりがあった。
初めての上の廊下でF1突破するFu |
我々は当初の計画通り,右岸から泳いで左岸の岩の上に立ち,フリーでF1を乗越す予定であったが,流れが強く,左岸までたどり着けない。私が3回,Fu,Nが2回チャレンジするも流される。ザックが浮き袋になり,泳ぎ切れない。ここは水を蹴散らし泳ぐMkに登場してほしい所だ。
F1フリー突破でガッツポーズ |
エピローグ:
昨年の甲川で寒さにやられたこともありスタート時点では若干気が重たかったが,帰りは何故か満足した沢になった(上の廊下を突破してないのに)。逆のケースはあるけど,こんなの初めてかもしれない。
それはひとつにNCCの山猿コンビのF1で沢に戯れる姿に感動すら覚えたからだ。泳ぎ,淵の飛び込み,登りを繰り返している。滝の右側(左岸)ホールドあるからフリーで行けるよと教えると即実行,登ってしまう。さすが山猿だ。楽しんでいる姿が伝わり,こちらまで楽しくなる。忘れていた沢登りの魅力を思い出す。
F1落ち口からF2を望む (NはF2フリー突破を検討している) |
沢登りの楽しさを再認識させてくれたNCC,YCCのメンバーに感謝です。
ちなみに2日前,私の別荘地(私が言ったのではありません)?整備に行きました。綺麗に使って下さい。甲川の雰囲気にどっぷり浸かりながら,蝉,蛍,焚火,塩焼き,骨酒等,究極の沢遊びが楽しめます。あんまり行ってほしくないけど・・・
セイウチ体型の私の出番は、甲川の飛び込みジャンプ。あの激流をモーゼのように水を割り進むことができるのは私しかいないでしょう。そのあとのF2では、Nの肩がミミズ腫れするくらいザイルが食いこみ大変ご迷惑をおかけしました。今シーズンも、「泳ぎは任せろ登りは任せた!」をモットーに楽しみたいと思います。Tともう一度竿を垂らして別荘で塩焼きを頬張り、渓の星空を眺めたいです。Tnの怪我も快復しました。よろしくお願い致します。
返信削除F2の水遊びにご同行願います。
削除肩がミミズ腫れ?まだ反対の肩も残ってますし、Mkの肩をかりないと、エイダー無しでF2突破はできないかも。
下ノ廊下も今度は三本フックなしで肩越しで突破しませんか?土台も重要な役割と思ってくれる仲間には、喜んで肩を貸しますよ。楽しみにしてますね!
削除F1直下の急流,突破できなかったのは私の作戦ミスでした。体は衰えるのに頭は昔のまま,今までザックを背負っていても流されたことはありませんでした。おまけにザックにはビーチボールも入れ浮き輪状態,Mkのように空荷で一発で泳ぎ切るべきでした。今の時期の甲川に対して今の自分,3回も流されると寒さで気力,体力アウトでした。
返信削除私は下でブルブル震えている中,Nがアブミトラバースして,FuがF1フリー突破したことで救われた気分です。ありがとうございました。
次はセイウチの入水が見たいです。
返信削除