黒部川に架かる薬師沢小屋前の橋 雲ノ平へ急登のスタート |
同時期,同じ山域に2人の会員(fu,Ys)が入山しているんですね。恐るべしYCCの女性陣。
1週間前の天気予報ではずっと晴れだったのに,オセロの駒が裏返るように雨予報に変わっていった。雨の山歩きも嫌いではないが,今回は雲ノ平から周囲の山並みを見渡したかったのに視界は白一色。それに濡れた木道や苔岩の滑る事ったら!それでも重いザックを背負った1人テント旅は充実感でいっぱいでした。
①日時:2014.7.23(水)~28(月)
②山域:
北アルプス(雲ノ平・三俣蓮華岳・鷲羽岳・水晶岳・高天原)
③メンバー:Ys(単独)
④行動記録:
7/23 晴 17:30松江発~(舞鶴若狭道~北陸道)~立山IC~有峰口(車中泊)
7/24 雨 有峰口~有峰林道~折立~太郎平~薬師沢小屋(泊)
7/25 雨後晴 薬師沢小屋~雲ノ平~三俣蓮華岳キャンプ場(泊)
7/26 晴 三俣~鷲羽岳~ワリモ岳~水晶岳~温泉沢ノ頭~高天原山荘(泊)
7/27 雨後晴 高天原~雲ノ平~薬師沢~薬師峠キャンプ場(泊)
7/28 晴 折立へ下山~往路を逆に辿り帰宅
雨で瞑想的な雲ノ平 |
【1日目】高校野球の試合応援で熱中症気味。『これから富山にホントに行くのか?』
【2日目】歩き始めてすぐにザックの重さが分不相応だと思い知らされた。お握り2個スモモ3個に鶏のから揚げは欲張りすぎ。雨よりも汗で全身が濡れる。テント泊に変更して一刻も早く食糧を消費しようと考えたが,太郎平では横殴りの風雨となり乾燥を求め薬師沢に下る。木道で早速滑り思い切り尻もち。一足毎にきしむが幸いに歩ける。
三俣~水晶~温泉沢ノ頭までは穏やかな稜線 |
【4日目】鷲羽へは段差無く歩きやすい。長丁場だからゆっくり小股「口を開けず鼻で息をする」に徹する。休憩なし歩きながら片足ずつ休む(ザックを下せば再び担ぐのが辛い)。水晶岳は岩登りだった。数人連れているガイドのK氏に「高天原へ行くなら従業員の○さんに・・・」と伝言を託され生きて辿りつける気分。赤牛岳への稜線は歩けど歩けど近くならない。なんとデカイのか赤い牛。そして巨大な薬師岳を正面に見る至福。
憧れの高天原小屋,至福の夕暮れ |
【5日目】昨日はヨシズ囲いの女性用温泉だったのが心残りで朝3時台に河原風呂を目指した。すぐ後ろに迫ったパーティーに「風呂入りますか?」「入りません(アホ言ってんじゃねぇ!)さらにヘッドランプが見えたので素早く脱いで入ってしまった。「お早うございます」「あ!僕はあっちのに入りますから」譲ってくれた。
永く憧れの高天原小屋を立ち去り難くぐずぐずするうち雨になった。大東新道を上がりたかったが源流とはいえ黒部川。良い子は雨の日に入らない。雲ノ平登り降りの濡れた木道と苔岩に苦しみ昼食抜きも祟って超バテバテで薬師平に辿りついた。
YCCの女性陣,バイタリティあるね。元気をもらえ,もう少し頑張ろうかという気持ちになります。
返信削除高天原から大東新道どうだっただろうか?小屋の人に聞いてみるとよかったですね。
沢靴があれば,薬師沢小屋から薬師沢を遡行し,薬師峠のテン場にひょっこり出るのも楽しいよ。こんなところ行く人はいないし,気持ちのいい沢登りができます。岩魚の数にびっくりした思い出があります。昔の話です。
もう一回り歳を重ねて、時間ができればこんな山歩きをしてみたいです。衣食住を背中に背負い自然を存分に感じながら歩く、今の私には時間を作れないのを言い訳に、体力が持たないでしょう。 来週は南アルプス林道の一部通行止めで、普段以上に静かだと思われる、南アルプスへテント2張り担いで行ってきます。
返信削除大東新道は。心残りですが次の楽しみです。薬師沢遡行も魅力的で目標になりました。でもなんと言っても赤木沢いきたい。
返信削除南アルプスは深くて長くて・・・\(~o~)/どっぷり浸かれますね。好天を祈ります。