2014年11月30日日曜日

2014秋 大山(三ノ沢~剣ヶ峰)

冬山,先のことはわからない。秋山は可能な限り,生き急ぐように山に向かった。
今年最後の秋山にふさわしいのかわからないが,剣ヶ峰に行ってきた。無積雪期は数年ぶりだ。剣ヶ峰が初めてのメンバーがいたり,大山の最高峰ということで無理やり納得させる。
6名の会員が集まった。この人数の多さが最後の秋山にふさわしいのかもしれない。
また新たな仲間が増えた。わざわざ広島から参加してくれたAsだ。新入会員Asを歓迎しながら,晩秋の大山の風情を楽しんだ。
落葉の積もった道,遠くまで見渡せる地形,そんな雰囲気だから女性4名もいると華やかさが目立つ。いつものIの独り言も山に抜けていく。あれ,Mtがいないけど,どうしたんだろう?
厳しい冬を迎える前の穏やかな秋山でした。仲間から,山からパワーをもらい,寿命が少し延びた。冬山も行きたいね。
三ノ沢(先頭Asがガンガン引っ張る)
①日時:2014.11.30(日)
②行先:大山(三ノ沢~剣ヶ峰)
③メンバー:As,I,Ya,Ys,Fu,T
④行動記録:
文殊堂P(7:25)→稜線(9:15)→剣ヶ峰(9:35)→キリン峠(11:40)→文殊越(13:20)→文殊堂P(13:40)
⑤行動概況:
今日のコース,どうしようかずっと悩んでいたが,昨日のFuのブログ(2014秋 キリン鉄柱)の影響で,三ノ沢~剣ヶ峰~キリン峠に決めた。
ガッツポーズの剣ヶ峰
高い所が苦手な人,このコース初めての人いるけど,何とかなるだろうと思いながら,文殊堂をスタートする。正面に青空バックの南壁,目指す剣ヶ峰のケルンも微かに確認でき,軽やかに足が動く気がする。それに魅力ある?女性も多いしね。実際,最終堰堤を越えたのが8時だったので結構なペースである。先頭はAsがガンガン引っ張る。Mrに続き,体力ある有望な新人が加入してくれた。
稜線に出ると風があり,寒い,慎重に剣ヶ峰を往復する。これからキリン峠を目指す。Fuは二度とそっちには行きたくないと言っていたが,諦めてもらう。キリン鉄柱(標識かと思っていたが,遭難者のケルン)の下部は数箇所,ガレているところがある。先日,Mtが落石に当たりそうになった所では,Iの体が固まってしまった。声も出ない。YaとFuに近づいてサポートしてもらい,何とか脱出する。
縦走路(ビビリ嬢 I,頑張りました)
キリン峠,キリン峠直下と進む。キリン峠直下は積雪期,私の好きな場所だ。今冬Mkが雪洞を掘り,Yの誕生パーティをやるらしい。
ここから文殊越まで,鳥越峠経由で行くか,ショートカットで藪突入するか,メンバーに聞いたところ全員後者を選ぶ。流石YCCの会員だ。私は最後の秋山,キノコ採りも入れたかっただけなんです。ボタヒラをゲットし,代表Sに届けました。
登山道に合流し,のんびり文殊越経由で文殊堂に下った。下山した直後,雨が降り出した。なんてグッドタイミングな!
⑥後記:
・今回の山行も楽しかった,何か私の我儘に付き合ってもらっているようで申し訳ない。
・計画したコースをオンタイムで歩く,私の山のスタイルのひとつだ。簡単なようで難しい。
・皆さんの体力と歩きをしっかり見させてもらいました。YCC女性陣,侮ることなかれ。

3 件のコメント:

  1. 登山を始めた18年位前にこの稜線を歩いて以来、恐ろしくて二度と行けずしかし本当は行きたかったのです。「キリン峠?無理っす!」と喚きつつ心の中は恐怖より楽しさが大きくなり。私がどの程度か把握しておられるTが「行ける」と言われるので行けるに違いない、あとは一歩一歩を確実に、と自分に言い聞かせ澄み渡る細い道を辿りました。後ろにTがいてくれる安心感のとてつもないおおきさ。とはいえ腰が引けた無様な歩きに時折「ふふっ」と失笑されるのが聞こえていましたよ<`~´>
    Tのリードなくしてはこの宿願を果たすことは不可能でした。どんなに感謝しても足りません。皆さん有難う。天候にも恵まれ最幸の山行でした。

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  2. 三ノ沢~剣ヶ峰,恰好悪くも二足歩行できました。
    キリン縦走路での・・・に今回の恐怖が凝縮されました。
    Ys以上に,皆さんには感謝しても足りません。ありがとうございました。
    最幸の山行でした。

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  3. 記事に「YCC女性陣,侮ることなかれ」と書いた。全然侮っていない。むしろ,山に対する真摯な姿,山に向かう姿勢に敬服する。やる気もある。今冬は女性陣と北壁あたりでも行きたいなと勝手に思っている。私の体が動けばの話だが・・・
    男性陣にはもっと厳しいところ連れて行ってもらいます。

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