2014年3月23日日曜日

2014春 烏ヶ山南西尾根

本峰(烏ヶ山山頂)
のんびり,ゆっくりと案内したら?5人のパーティになった。最近のYCCの山行は賑やかになり,独りで山に行く機会も減った。気の置けない仲間と最高の春山を堪能しました。南西尾根はトレースなしの我々だけで,烏ヶ山を独り占めした気分だった。約束通りゆっくり?歩き,9時間行動になったが,時間を感じないくらいの気持ちの良い山でした。

①日時:2014.3.23(日)
②行先:烏ヶ山南西尾根
③メンバー:T,Y,N,I,O
④行動記録:
奥大山スキー場(8:00)→南西尾根取り付き(9:00)→(12:30)稜線(13:00)→烏ヶ山(13:30)→奥大山スキー場(17:00)
1201mピーク(正面の南峰と本峰を目指す)
⑤行動概況:
どんぐりに6時半に集合し,奥大山スキー場に向かう。奥大山スキー場Pで出発準備をしていると,登山靴を忘れたことに気づく。躊躇なく,メンバーには先に出発してもらい,自宅に靴を取りに帰る。前回の烏ヶ山南西尾根でも靴を忘れ,撤退したが今回は是が非でも行かねばならない理由が私にはあった。
1時間で奥大山のスキー場に舞い戻り,無線で確認すると,彼らは,リフト終点まで行っており,これから南西尾根に取り付くとのこと。
支稜に出るためトラバースするO
私はリフトを乗り継ぎ,追いかける。私だけ,のんびり,ゆっくり登山ではなくなった。なんとか1201mピークで追いついた。
南西尾根は尾根を行ったり,ショートカットでトラバースしながら進む。斜面は場所によっては,急斜面,硬いシャーベット上の雪になっており,初心者Iのためロープを出す。
稜線直下の急斜面は左に回りこみ支稜を登り,南峰と本峰のコルに出た。
コルまでもう少し(左は本峰)

10人ほどのパーティが本峰を下ってきたので,コルで,彼らが通り過ぎるのを待ち,本峰に立った。
帰りはコルからの斜面を下り,適当な所で懸垂下降し(懸垂下降する必要はなかったが練習かな),南西尾根に戻り,奥大山スキー場に帰着した。


介助懸垂やってみた




⑥その他:
・小規模の表層雪崩を何回も見ることはできた。
・介助懸垂をやってみた。
・スキー場ではシリセードで気持ちよく滑った。

7 件のコメント:

  1. あーと、こう言うのってなんて言うんだっけな?羨ましいとか、いいなぁ~とか・・・あっ「ジェラシー!」そうだ、久しぶりに「ジェラシー」しました。大膳原に桜の木はわかりませんでした。私の地元、木次の桜並木は素晴らしいですよ!桜100選に入ってます。堤防で宴会して、低い山ですが、秋葉山で桜テント泊いかがでしょう?

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    1. あれ?大膳原、私の記憶違いでしたか。それにしてもYCCのブログを見るとジェラシーがいっぱいですよね。振り子沢BCと三鈷東谷は、どうかNを置いて行かないで下さい。

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  2. ゆっくり,のんびりの文字が案内に無ければ,参加していませんでした。行ってみたいが,健脚チームの山行だと勝手に思っていたもので…。本当にゆっくりしてくれるのか不安ではありましたが,天候にも恵まれ,とても良い山行が出来ました。ありがとうございました。先日の月例会の時,Mmの言葉で「雪崩は登山者が起こす」と聞いたが,私も足が滑って小規模だが表層雪崩を起こしてしまった。下に誰もいなくて良かったけど…。山行するたび,毎回勉強させられますね。

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  3. 山行案内通り、行ってよかった大満足の山行となりありがとうございました。Tの人生初体験、靴を忘れてもなお山行を完結させた、その山行にいることができてよかったと思います。
    この山行にIが手をあげた、それも嬉しかったですね。Iがいることでより勉強になりよかったと思います。また例会でのMmの言葉通で雪崩の雪はスコップが無いと掘れない、これを秘かに確認してきました。表層フカフカの20Cmの雪が30m雪崩た位置での雪崩直後のデブリを確認しましたが、これはダメだなと実感できました。ビーコン・スコップ・ブロープ、自分を助けてくれる道具であり、仲間を助けるための道具とあらためて再確認できました。 
    なによりスキー場を高速シリセードで下ったのは気持ちよかったです。

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  4. 体力は登山において最も必要なものであることには間違いないが,体力は年齢と共に低下する。寂しいけど,自分にあった年相応の山のスタイルに変えていかなければいけない。
    私のブログには,体力,健脚といった言葉がよく登場するが,けっして力まかせに登っているのではない。技術とか知識とか経験といった知力も少しは使っているのです。今回の山行では以下のようなことを考えながら登りました。
    (コース)
    1201mピークから南西尾根を遠望しながら核心の急斜面を初心者を連れ,どう登るか考えていました。出発前は南西尾根直登だったが,左の支稜に雪がついているのが確認でき,核心直下まで行って判断することにした。登るコースは3つの中から③を選択。

    ①南西尾根直登(雪は少なく,ブッシュも出ており,初心者には厳しい)
    ②南西尾根左の斜面(雪の急斜面で,初心者には厳しい)
    ③南西尾根左の支稜(支稜に出るためトラバースしなければいけない)

    (雪崩)
    コース同様,南西尾根の左下斜面の雪崩の様子を確認しながら歩く。デブリもあり,基本的に入りたくないが,行ってみて判断することにする。コースを上記の③に決めたので,南西尾根を上がるところまで上がり,雪の付いた最上部をトラバースすることにする。トラバースはロープ(ロープがなければ初心者は滑落するだろう)を使用する。足を踏み出す度に,雪は面白いように落ちる。
    急斜面の硬い雪上に新雪が積もっており,雪が「滑りたい」と言っているのがわかる。救いは積雪が少なく,落ちる雪の量が少ないことだ。
    帰りのコルからの下降は表層雪崩のオンパレード,川の流れのように雪が落ちていく。学習と安全のため?私が一番落としました。
    今回のコースを歩くことで,またひとつ知識が増えました。

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  5. Iより
    無知ほど恐ろしいものはありませんね。
    またまたジェラシーの世界へ足を踏み入れてしまいました。
    体力,知識の他にも不安定な足取りや過剰な恐怖心等々,私の課題は尽きません。
    それでも行ってよかった!また皆と行きたい!から,頑張ります!

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    1. リーダーの指揮のもと、Iの安全は常に確保できていますよ。 だからこそ、ブツブツ言いながらも登下降できたんでしょ。
      もちろん、Iの頑張りもありますけど。
      大先輩から、沢山いろいろなことを盗んで、行けるを増やしていければいいですね。

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