2014年3月16日日曜日

2014春 大山北壁(8合尾根)&山を終えて

当初の計画では,三鈷峰北稜であったが,悔しいけど,厳しい山には行ける状況ではなくなった。楽とは言わないけれど,8合尾根に行くことにした。8合尾根で大山北壁3部作(弥山尾根別山尾根,8合尾根)が完成し,とりあえず私の山は終了というかひとつの区切りを大山で終えた。いつものことながら,わがままな私に付き合ってくれたYには感謝している。次はYがリーダーでみんなを連れて行って下さい。
8合尾根の私と先行するパーティ
①日時:2014.3.16(日)
②行先:大山北壁(8合尾根)
③メンバー:T,Y
④行動記録:
大山寺(7:25)→8合尾根取り付き(9:07)→夏山登山道(12:35)→弥山(12:55)→大山寺(14:25)
⑤行動概況:
今日の作戦は前回の別山尾根と逆で,一番乗りではなく,トレース借用狙い?でいつもより出発を1時間遅らした。
活躍してくれたY

元谷に到着すると,弥山尾根には10人ほど取り付いている。別山尾根は無し,8合尾根方面は人影を確認する。頼むから7合尾根には行かないで,8合尾根に行ってくれと願う。
8合尾根に取り付くと2人のパーティが登ろうとしていた。渋滞が予想できたので,尾根の下に回りこみ追い抜いた。残念ながら先頭になってしまった。
馬乗りで越えたナイフリッジ

しばらく尾根伝いに行くと,トレースが現れる。8合沢を詰め,登ってきた3人パーティだ。 ラッキーと思ったが,すぐに追いつき,本当の先頭になった。あとはトレースのない雪面を歩くことに喜び?を感じながら登り,夏山登山道に出た。正確にいうと,夏山登山道手前で,休憩していたら,3人パーティに追い抜かれた。
今回の8合尾根の特記事項をあげるとしたら以下のようなことかな。
・ナイフリッジは馬乗りになって越えた。
・小岩壁下部をトラバースした。雪がしっかり付いていて楽だった。
・小岩壁上部は雪が少なく,浮石で落さないように登った。
夏山登山道まであと少し

⑥今年度の山を終えて:
今年度も山また山の生活でした。もうこんなに山には行けないだろう。目新しい山はないけど,どの山の思い出に残る山ばかりだ。同行してくれたンバーには感謝している。「山はどこに行ったのではなく,誰と行ったことが重要だ」なんて言ってた人がいたが,そうかもしれない。自分の山のスタイルというか,今までやってきた山の象徴として,今年度の山,以下の3部作は特に印象に残っている。

・大山北壁3部作(弥山尾根別山尾根,8合尾根)
・甲川   3部作(リベンジの甲川速攻の甲川完結の甲川
・大休峠  3部作(矢筈ヶ山野田ヶ山完結の大休峠

ブログ1年間読むと,大山の全てがわかるなんて,たいそうなことをブログの紹介に書いたが,1年が3年になり,私の紹介する大山も終わりに近づいた。
ブログを始めてすぐ,あの未曾有の被害を出した東日本大震災が発生した。死者への供養は生き抜くことだと,勝手な理由をつけて翌日Mjと弥山尾根に行ったのをよく覚えている。あれから3年経った。身近にいろいろあって,あらためて「生き抜く」という意味をかみしめている。
大山にはもっと楽しい山のスタイル,場所あるよ。それを見つけるのは君達の番だ。

3 件のコメント:

  1. この数週間体調が悪く、この山行も断るざるを得ず健康で山を歩けることがどんなに楽しいことか、実感しています。 それでもなんとか、この状況を打破したく本日、烏南西尾根に取付きましたが、身体は動かずあえなく退散し、のんびり巨木を巡ってパワーをもらってきました。
    何百年もその地で生き抜いている巨木になんかパワーをもらえたような気がします。
    大山の楽しさを感じることも、歩ける身体と、良き先輩があってだと思っていますので、まだまだ楽しい山を教えて下さい。誰と行ったかが重要ですので

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  2. 毎度のことながら,充実した山行は楽しかったです(^^)ありがとうございました。2週間前のスタンディング・アックス・ビレイの講習がこんなに早く実践できて良かったです。で,なければすぐに忘れていたでしょう。これからも大山の楽しさをたくさん教えてください(^o^)/

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  3. このブログを読んで言えることは、「まかせてください!」と、強がって言うことぐらいです。「お前にはまだ任せられん!」と言いながら、先輩方が登っていく姿を追いかけたいです。さあ、次はどこにしましょうか?

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