2016年2月9日火曜日

2016冬 大山(6合西沢BC)

当初はリフトアクセスで宝珠山から大谷でも滑ってみようかと考えていたが,良きメンターからのやりがいも雪質もより期待出来るであろう6合西沢滑降という提案にすっかりその気になり予定を変更,今季初めてまともに山を滑られるのではという期待を胸に大山に向かった。
①日時:2016.2.7(日)
②行先:大山(6合西沢)
③メンバー:Sk,As
④行動記録:
情報館(9:30)→北尾根930地点(10:15)→夏道登山口(10:45)→6合目避難小屋(12:30)→西沢滑降→石の大鳥居・環状道路(14:30)→情報館(14:50)
⑤行動概況:
ようやく色づいた北壁
前日までとは打って変わりすっかり雪道に様変わりした24号線は立ち往生車輌多数の大混乱,槙原駐車場から博労座まで40分近くもかかり,ただでさえ遅出なところに出鼻をくじかれる。気を取り直してお互い装備を確認し,南光河原から北尾根を使うルートで出発。当日のものと思われるスノーシューご一行様のトレースをありがたく使わせてもらい歩き出しは快調に進むも斜度が増すにつれて太腿までのラッセルとなり埒が明かない状態に。早くも敗退の2文字が脳裏をよぎるが,景気よく送り出してもらった手前このままおめおめと引き下がるわけにはいかないと弱気を振り払い,時間と相談してルート変更を決断。本日二度目のタイムロスに折れかけた心とともにたった今登ってきた踏み跡を下り,夏道から再び6合目を目指す。
Skのターンに舞い上がるスプレー
幸い夏道もよく踏まれており特に難しい箇所はなく,めまぐるしく変わる空模様の中,ゆっくりペースで避難小屋に到着。小屋は階段までしか埋まっておらずブッシュで滑走をためらわざるを得ない元谷側斜面の状況に今季の小雪ぶりを改めて実感する。それでも一晩で真っ白になった北壁の雄姿はやはり大山だなと思わせるのに十分な迫力であった。大休止と滑降の準備を済ませ小屋から少し上がったところから西沢にドロップイン。序盤のやや急な斜面は降雪直後ということで横滑り気味に慎重に下り,傾斜が緩んでからはやや重めパウダーランを満喫。所々で深すぎる雪と全身で戯れ,最終盤では沢筋を下り過ぎたため再びラッセルを余儀なくされ,板で下ったとは思えないほど時間はかかったが,おおむね計画通りの場所に下山,6合西沢バックカントリー山行を無事終了とした。
⑥その他:
・雪の多さで引き返すことになるとは思ってもみませんでした。装備の取捨選択は慎重に。
・今回は踏み跡ありきだったので,次は自ら道を作るような山行を。反省。
・Sk,最後のラッセルは頼もしかったです。お疲れ様でした。

2016年2月8日月曜日

2016冬 奥出雲BC

Mrより山行記録が届きました。
毛無山山頂風下側にベンチ作り休憩
①日時:2016年2月8日(日)
②行先:毛無山
③メンバー:T,Mk,Ys,Oe,Mr
④行動記録:
ひろしま県民の森(8:45)→出雲峠→毛無山山頂(12:03)→ひろしま県民の森(12:45)→昼食後スキー場にてロープワークトレーニング(13:30~16:10)
⑤行動概況:
6日の積雪に期待しながらひろしま県民の森スキー場へと向かった。8時前には全員集合し,スキー班(T,Mk,Mr),スノシュー班(Ys,Oe)の編成に。
8時半のリフト始発に乗車する為準備していたところ,滑走具無しではリフトに乗車できませんとのお達し…。下調べが甘かったと反省しつつも,嘆いていてもしょうがないのでルートを出雲峠~毛無山~スキー場に変更することに。
毛無山山頂直下これからドロップイン
雪はモナカと薄パウダーのミックスといった感じで,ちょっとテンションダウン。やはり昨日気温が上がりすぎたのだろう。1日ずれたことを少し悔やむ。
雪はある方だが,至る所で沢が顔を覗かせているので,夏道を使って出雲峠へ。
人気の山なのかばっちり過ぎるほどのトレースが。ゆるゆると登っていくと呆気なく出雲峠へ。避難小屋にて小休止。囲炉裏が切ってある小屋なので,お花見や星見,月見登山のベースにしたら豪勢だろうと妄想話が膨らんだ。
ロープワークトレーニング
ここでスノーシュー組は小屋で待機してもらい,スキー組は出雲峠から毛無山へのルート上にある小ピークから滑ることに。
滑った感じは・・・「う~ん」。何だろうか・・・雪のコンディションは悪くないし,まぁまぁの疎林。楽しめる要素はあるのだが,なんか「グッ」来るものがなかったような気がした(Mrは)。
小屋近くまで滑走し,待機組と合流して毛無山へと向かう。「ここは滑れそうだ」「この斜面はエグイ」などと滑走場所を吟味しながら(斜度が緩く,疎林じゃないと滑れませんので・・・)歩くこと1時間弱。
おまけ(今日はTのHappy Birthday) 
強風吹き荒ぶ山頂へと到着。展望バッチリで青空が広がっていたものの,あまりの寒さにすぐに尾根の風下側へと避難。今年は暖冬とはいっても山の上はそれ相応の環境で,少しホッとした自分がいました。
中休止後,スキー班,スノーシュー班に別れ下山開始。下山のスキーは・・・「最高」の一言。出雲峠の滑走はなんだったのかというぐらい気持ちの良い雪質と斜面。だからスキーはやめられない!あっという間に到着したらスノーシュー組もすでに到着していた。恐るべし。
昼飯後はスキー場横にてOeにロープワークトレーニング。前に教えた結びを忘れてしまったOeにTが「俺の話聞いていなかったんだね・・・」と悲しげに遠くを見つめていたのが印象的でした。
今年はあと何回バックカントリーができるか分かりませんが,もう少し楽しみたいですね。

2016年2月2日火曜日

2016冬 矢筈ヶ山(大休峠夜間雪中行軍)

冬山計画第2弾,矢筈ヶ山の担当リーダーOeをサポートし,登山計画から準備,ルートファインディング等,お手伝いをさせていただいた。当初は前の週に予定したが,大寒波のため登頂不可能と判断し延期した。この山行は何としても登頂成功したく,大休峠避難小屋をベースにして,時間をたっぷり使えるように計画を立てた。万全を期して臨んだ矢筈ヶ山山頂は雪で覆われ吹雪が打ち付ける厳しい景色であった。
夜間雪中行軍を終えて
①日時:2016.1.31(日)~2.1(月)
②行先:大休峠・矢筈ヶ山
③メンバー:Oe,Mk
④行動記録:
【1/31】香取上部(19:30)→甲川分岐(20:50)→大谷通過(21:40)→大休峠(23:00)
【2/1】大休峠(7:20)→矢筈ヶ山(10:30)→大休峠(12:00)→香取上部(15:00)
⑤行動概況:
それぞれが,仕事を早く終わらせ香取上部で顔を合わす。星がまったく出ていない闇夜である。風はなく気温は高い,素手で行動を開始する。誰の踏み跡もなく,小動物の足跡が続く。雪はべたつき重い。雪より重いのは,ザックである。衣食住をカタツムリのように担ぎ,暗闇を中年コンビが彷徨する。3の谷まで一直線に進む。雪が少なく渡るのに難儀な予感がした。上部に,二股に分かれるところがあり,そこを渡ると楽に渡れたことを思い出し,そのまままっすぐ上に進む。3の谷を越えるとあとは特別難儀なところはない。大谷から先は,風が強く,一気に気温が低下する。指先が冷たくなり,ジャケットを着て歩いても暑くない。高度を下げないように斜面を進み大休峠避難小屋に到着する。小屋の室温はマイナス3度。防寒を十分にして早々にシュラフに潜り込む。目を閉じても眠れず,明朝の矢筈ケ山のことばかり考える。弱気な言い訳が頭の中でグルグル回る。コップに詰め込んだ雪の上に,バーボンをぶっかけて一気に飲み干す。落ち着いたせいか,そのまま
矢筈ケ山山頂にて
朝までぐっすり眠れた。朝は幸いなことに,穏やかな天気。スキー板にシールを貼り付け,Oeはスノーシューで矢筈ヶ山に向かう。もなか雪に薄く新雪が被さり,スキーが滑る。なかなか高度が稼げない。50回近くキックターンして,やっと1300Pに到着する。ここから天候はガラッと変わり,吹雪となる。雪がしまったおかげで,グイグイ高度を上げることができ,そこから山頂まではすぐだった。山頂に立ち,証拠写真を急いで撮る。停滞は危険と判断し,すぐに下山の準備をする。停滞しているわずかな時間に,体の表面に付着する水分が,パリパリ凍っていく感じがした。Oeはトレースを辿り,私はシールを外して山頂から一気に滑り降りた。1300P付近では,もうすでに我々のトレースは吹き飛ばされていた。そこでOeと合流し,大休峠の少し下部まで滑り降り,小屋に到着する。デポしておいた就寝用具を担いで香取まで下山した。帰路はシールを付けず,大谷からすべての谷をスキーで乗り越せたのは嬉しかった。Oeを準備段階からサポートし,万全を期して臨んだこの山行。久しぶりにカタルシスを得た山となった。Oeありがとうございました。

2016年2月1日月曜日

2016冬 大山(ユートピア)

冬山計画の第1弾として「三鈷峰(ユートピア)」を敢行する。
リーダーEのもとに多数のメンバーが集結して,賑やかな山行となった。
元谷付近
①日時:2016年1月31日(日)
②行先:ユートピア避難小屋
③メンバー:E,Y,Sz,As,Sk,Kn,Mt
④行動記録:
大山寺(7:35)→元谷(8:35)→上宝珠沢出合(9:30)→上宝珠越(10:50)→勝間ケルン(11:20)→(12:10)ユートピア避難小屋(13:30)→上宝珠越(14:30)→上宝珠沢出合(15:15)→大山寺(16:30)
⑤行動概況:
集合場所であるどんぐり駐車場から大山を見ると雲ひとつかかっておらず,期待が高まる。
上宝珠沢を上がる
乗り合わせて大山寺まで上がり準備をする。AsとSkはどこかで滑ることを狙ってスキーとボードを担いで行く。大神山神社を経由して元谷に着くと,頂上背後に雲がかかりはじめ徐々に天候が怪しくなる。ツボ足でひざ下までのラッセルを交代しながら上宝珠沢出合に着く(Asはスキーで颯爽と歩いていた)。念のため,ここでアイゼンを装着して登り,上宝珠越に着いたところでスキー&ボードはデポをする。
当初は稜線へ上がるつもりでいたが,風が強く雪がちらつき始めガスで視界が限定されていたこともあり,登山道に沿うように歩き始める。
勝間ケルンを通り越し,ブッシュをかわしながら登山道のやや上部にルートを取る。ガスに包まれながら進み上方に小屋が姿を表したところで直登に切り替えて,ユートピア小屋に到着する。しかし,ドアに付着した雪が凍って張り付いたため,まったく動かず中に入れないという問題が発生する。張り付いた氷をピッケルを使ってそぎ落として何とか入る。
ユートピア避難小屋にて
食事をとった後,三鈷峰へ向かうかどうか相談するものの,霰が吹き付けるうえにガスで視界がほとんどないことから,今回は見送ることにした。
下りについては登りのトレースがほとんど消えていたが,Asがしっかりとルートファインディングを行い,難なく上宝珠越まで着く。
上宝珠沢を途中まで下るとAsとSkはスキーとボードをそれぞれ装着して軽快に滑降していった。他の5人は歩いて下山し,冬山計画第1弾は無事終了した。