月夜の下で |
①日時:2016年6月18日(土)
②行先:吾妻山(大膳原野営場)
③メンバー:St,Mk
④行動記録:
奥出雲某所にて渓流釣り(17:30)→馬木登山口(19:00)→大膳原野営場(19:40)
大膳原野営場(6:30)→馬木登山口(7:30)②行先:吾妻山(大膳原野営場)
③メンバー:St,Mk
④行動記録:
奥出雲某所にて渓流釣り(17:30)→馬木登山口(19:00)→大膳原野営場(19:40)
⑥行動概況:
翌日は町のバレー大会。8時集合である。時間が無い。それでも休みを合わせて山で寝てみたいとStが時間を合わせて志願してくれた。そのお礼に,秘密のポイントへ招待する。夕暮れまでに4匹は釣りたい。釣りも山スキーもたき火でさえも,大切なのは所作。ルーティーンである。老眼で結ぶ糸が見えないStを見て見ぬふりをしながら,早々と2匹釣る。ポイントを変え,何匹か釣る。サイズが小さく雌ばかりなのでリリースする。Stの方へ眼をやると,目を細め,手を伸ばしてぶつぶつ言いながらまだ仕掛けを作っている。手を貸そうかと思ったが,こういう時,Tはいつも私を温かい目で見つめながら私をほっておいた。だから私もそれに習い,Stをほって釣りに没頭した。しばらくすると,竿を立てニタニタしながら私の方へ近づいてきた。なんと,糸の先にはサイズの良いイワナがついていた。少年のように目を輝かせながら「やりました」と言って得意げにそれを私に見せてきた。とてもうれしかった。やっぱり,同行者が喜んでくれるのが何よりである。もっと大きいのを釣ってビビらせようと,少し下流にポイントを変えて釣ったが,釣れるのはドロバエばかり。結局サイズが良いのは2匹だけだった。Stに「どうだった?」と聞くと「3匹釣れました」とさらに瞳を輝かせて言って来たので,少しイラッとしながら桶を除くと,1匹ドロバエが混ざっていた。さっさとそいつをリリースしてやり「お互い2匹ずつでよかったですね」と声をかけた。危ないところだった。それから場所を車で移動し馬木から大膳原へ上がっていく。食材,ウイスキー,タープ,重たい氷。明らかに私のザックはパンパンだ。重いザックを降ろして薪を拾いに行く。Stにタープの支柱となる倒木を探してくるようにお願いするが「ありませんでした」と言って帰ってきた。「マジで?」イライラッとしながら,もう一度探して下さいとお願いすると,今度は床の間の柱のような倒木を担いできた。St恐るべし,本気を出せばすごい男だ。タープを張って,たき火を始める。火が出来上がるまで,ビールを流し込んだ。特大の岩ガキをナイフで掻きだし頬張った。美味い。大きなイカを刺身にしていただき,さっきのイワナが塩焼きになるのを待った。鍋にウイスキーと氷をぶちまけチビチビと飲む。ケンウッドのスピーカからハービーハンコックが流れる。イワナが焼けるころには,2人もまた,たき火と酒に燻され良い気分に出来上がっていた。朦朧としながらイワナに喰らいつき,そのままタープの下で眠りについた。2時頃からスコールになり,明け方は雷が落ちていた。私は少し濡れていたので寒かった。カッパを被り,強い雨に打たれながら緩んだタープのひもを貼り直した。空は赤紫に光り,タープを叩きつける雨音はすさまじい。
Stとの山は常に楽しい |
Stも色々と逸話を作ってくれそうな予感が。
返信削除花のある3人組に加入ですね。
ふと思い出したように山女(ヤマメ)が恋しくなる。
返信削除一時探し求めた事がある。振られ続けた。姿を現してくれただけで,心臓が高鳴った。Mkのブログはそんな昔を思い出させてくれる。
今は夏,ヒグラシのもの悲しい鳴き声が響くそんな深山に,もう一度逢いに行ってみるか。
Tとの山はすべてが初めての経験。空いた口が塞がらないくらいの感動がありました。Tも常に笑い声があり、気迫があり、優しさの中に厳しさがあります。今でも、その気迫を見せ続けてくれていること、尊敬しています。
削除Stとも沢に行きたいですね。他の会員とも行きたいですね。今度の寺ケ谷川にも参加して欲しいですね。
返信削除MKさそってくれて有り難う。 YCCに入って、こんな経験が出来るとは、思いもよりませんでした。 若い頃から私の心の底にあったもの(出来ずに)、それをYCCの大先輩たちやMKは実践されていたのですね。 すばらしい!!
返信削除今少し、体力をつけたいと思いますので、もう少ししたら、何処にでも誘ってください。
いよいよ、ウェットスーツの出番ですね。たくさん準備は必要ですが、甲川に向かって準備しましょうね。
削除岩牡蠣と白バイ貝…あの味が忘れられない。