2016年4月30日土曜日

2016春 甲川(妖精の谷)

代表Sから山行記録が届きました。
イワカガミ
①日時:2016.4.28(木)
②行先:甲川(妖精の谷)
③メンバー:S,Si
④行動記録:
林道三叉路(8:00)→ 甲川(9:30)→ゴルジュ(9:58)→妖精の谷(10:42)→庄司ヶ滝上部登山道(11:34)→甲川分岐(13:29)→林道三叉路(13:40)
⑤行動概況:
本日雨の中,山行を決行した。当初の計画は香取~庄司ヶ滝上部~大休峠の予定であったが,庄司ヶ滝・妖精の谷コースに急遽変更した。林道を進み三叉路で駐車,準備を整え出発した。すぐにSiからここにこんな花がある珍しい,早春の明るい緑の中の花,各木々の姿を見ながら甲川方面への登山道に入った。このルートも雪がない季節は久しぶりであった。大谷を抜けかけたらイワカガミが咲いていた。
幼虫の卵
植樹帯の狭間のブナ林を甲川下降点に向かった。杉林にはコシアブラの幼木がたくさんあった。甲川に下降すると雪が所々に残っていたが,行動には支障がない。当初滝下のゴルジュが突破できるであろうかと心配したが,Siは思い切って水に入って徒渉していた。妖精の谷に入るが普段より水が多い,11時前には妖精の谷の奥部に到達した。通常下部の池の水が少なくパイプ状の滑滝を登るのだが,増水で池の水量も何倍である。滑滝もゴウゴウと流れ落ちている。上部を見ると通常ほとんど水がない滝が3段滝となりゴウゴウと流れ落ちている。
妖精の滝(初めて滝の表記)
この妖精の谷に50年くらい通ったが初めての光景であった。滝の手前のカーブ地点から高巻きを開始した。途中庄司ヶ滝横から高巻きする尾根に合流,ここでSiは20数年前に高巻きしてめがねを落としたことを思い出された。旧甲川本流のであった鞍部に下降し,更に登り返して庄司ヶ滝上部に行く登山道に出た。この地点から香取方面にバックし,中国自然遊歩道への登山コースを選び,大休峠に向かった。遊歩道に着くとSiがここから県民の森別れルートで下山しようと提案があり,久しくいっていない大休峠行きを諦め出発点に向け帰路についた。
今回特筆することは,ヒラタケが1ヶ所,ナメコが2ヶ所あったこと,木々の芽生えが始まり,普段見ることができない花を見れたことであった。

2016年4月26日火曜日

2016春 北アルプス(立山BC)

桜は散り,季節はすでに晩春の趣。と,いうのはここ中国地方の話。そこに雪があり時間が許すならば県外でも,ということで世界有数の豪雪地帯 立山でのBC山行を企画した。ツラい登りの後に待っている至福の滑降,春山の誘惑に駆られた諦めの悪い3人,いざ行かん。

雷鳥荘付近から望む雷鳥沢と別山
①日時:2016.4.23(土)
②行先:立山周辺
③メンバー:T,Sk,As
④行動記録:
雷鳥沢キャンプ場(10:15)→(12:10)剱御前小舎(13:00)→剱沢2600m付近(13:20)→剱御前小舎(13:50)→雷鳥沢キャンプ場(14:50)
⑤行動概況:
出発地の違いからTは1日早く現地入り済み,SkとAsは23日夜半に立山駅に到着。登山シーズンでないためか連休を外した甲斐があってか車は少なくすんなりと駐車でき一安心。
装備の確認を済ませた後,ケーブルカーの出発時間までしばし仮眠を取る。夜が明け辺りが騒々しくなってきた頃,Tからの室堂の天候は上々との情報,立山駅上空も青空が広がり弥が上にも期待が高まる。
初めての雪上設営
ケーブルカーとバスを乗り継ぎ1時間余りの移動の後,予定通りの7時半に室堂到着するもシールやボードの取付に手間取り,ウォーミングアップがてら室堂まで来てくれたTを待たせてしまう,猛省。ターミナルから出ると眼前には雪を纏った圧倒的な峰々が広がり思わず息を呑む光景。暑いくらいの陽気の中,背中の衣食住に辟易しながら幕営地の雷鳥沢キャンプ場まで滑りを交えて下り,設営したテントに不要な荷物を放り込む。剱御前小舎のある別山乗越に向けた登りへの準備は整った。
残雪期にキャンプ場から別山乗越を目指す場合,雷鳥沢の右岸を登るのが一般的なようで取り付きにはルートを示す竿が立ててあり分かりやすい。この日は視界が良好で且つ無線を装備していたので行動中に継続して連絡を取り合うことを確認し目的に合わせ二手に分かれて行動することとした。
雷鳥沢を直上するT
Tは雷鳥沢を直上するルートを登り適当なところから滑降,SkとAsは昨年達成できなかった剱沢滑降という目標を叶えるべく右岸の登り易そうなところを小舎まで登り,剱沢上部を滑って登り返した後,雷鳥沢を滑降,というそれぞれプランを胸にハイクアップ開始。右岸は多少の緩急こそあるものの終始登りのためなかなか堪えるが,360°どこを見ても最高の景色とその後の滑降を想えば大したことではない。途中Tから休憩の適地を見つけたため,そこで大休止したのち,滑降を開始すると連絡が入る。平静を装いOKと返答し,逸る気持ちを抑えながらペースを守って登り続ける。ほどなく剱御前小舎に到着,稜線は風が強い。
冠雪の剱岳を眺めながら大休止後,最初の滑降としていよいよ剱沢にドロップ。程よい傾斜に程よい雪質,あっという間に一旦斜度の緩む2600m付近まで滑り降りる。時間の都合で最上部のみではあったが当山行の目的を一つ達成できたという満足感を得,メインの雷鳥沢滑降に向け滑ってきた斜面を登り返す。午後になると稜線付近はガスに包まれる時間も多くなってきたため,そそくさと小屋の前で再び滑降準備。
滑降を終えて(キャンプ場にて)
ベースで待つTに滑降開始を伝え,標高差約500mの雷鳥沢にドロップ。決して早くない時間帯ではあったが,標高が高いところでは板がよく走り,思い思いのラインを描き快適に滑る。途中,ガスが晴れるの待ったり,最適なコース取りを検討したりで一気に下までというわけにはいかず,「えらくゆっくり楽しむね」という待ちくたびれたTからの軽いジャブをかわしながらキャンプ場手前まできっちり滑りを堪能し,立山BC山行を終了した。全員無事,最高の春山でした。
⑥その他:
・やや強行軍ですが,立山は土日だけでも楽しめそうです(内容によりますが)。もちろん登山も出来るので一考されたし。
・春山BCはまだチャンスあり,引き続き企画します。
・メンバーに加わってくれたTには切に感謝。とても心強く,より思い出深い山行になりました。要所要所でお待たせし申し訳なかったです。それにしても立山とは相性がいいですね。

2016年4月24日日曜日

2016春 船通山②

会員Adから山行記録が届きました。
開花前のカタクリ
数日前,代表Sに同行をお願いし,目的地はSにお任せした。カタクリの様子を見に船通山に行った。
①日時:2016.4.21(木)
②行先:船通山
③メンバー:S,Ad
④行動記録:
亀石登山口(9:50)→(11:30)船通山山頂(12:15)→鳥上登山口(13:10)
⑤行動概況:
雨具を着て出発。Sから草花の名前や特徴,この付近での歴史の話を聞きながら歩く。船通山山頂の北東,水平な登山道の由来は興味深い。
ネコノメソウ
山頂では体が流されそうになる強風が吹いていたが,カタクリの群生は開花前の状態で耐えていた。天気が回復し太陽の光を浴びたら一斉に開花するだろう。
花の知識はないが,カタクリとネコノメソウは覚えた。他にも多数教えていただいたが覚えていません。ごめんなさい。
最初から最後まで雨だったが,荒天時の登山経験がなかったため悪条件での準備を学ぶ勉強になった。

2016年4月19日火曜日

2016春 毛無山

カタクリの群生
毛無山の白いカタクリを見たくて,毛無山へ行ってきました。
①日時:2016.4.19(火)
②行先:毛無山
③メンバー:Ak,N
④行動記録:
田浪登山口(9:50)→毛無山山頂(11:30)→登山口(12:40)
⑤行動概況:
平日の田浪登山口にしては賑やかな駐車場を出発し,沢山の鳥のさえずりを聴きながらカタクリの花を目指し山頂へ。

凛とした
毛無山初めてのAkがいるにもかかわらず,あっさりと山頂を通過してカタクリ広場へ向かった。
山頂と広場までの道脇には大きなカタクリが咲き乱れ,カタクリ広場の群生を期待したが,広場は風が当たり寒いのか4分咲き程度でした。広場から白馬への道脇にもカタクリは咲き乱れ,こちらは小ぶりな花が多かった。白馬に到着も,初めてのAkがいるにもかかわらず,あっさりと下山路へ進み駐車場へ帰着し,おにぎりを口にした。
(Akごめんなさい)
白いカタクリ

⑥その他:
掘って持ち帰りどうされるかわかりませんが,心が痛みます。自然の中で自然に咲く姿が一番綺麗でそれが自然なのに,汚れた心で掘ってしまう人がいるのかと。
掲載することで盗掘のリスクは増えるのかな?その分,皆さんの目で守りましょう。



4月20日の状況

2016春 蒜山三山縦走②

カタクリの群生
蒜山を,思い思いのスタイルで縦走する計画を,リーダーのYsが立ててくれた。私は,三脚を担いで,花を撮影しながらゆっくり歩いてみることにした。それぞれが,自分の蒜山を思い描き,心の中にある山頂を目指し登っていく。そんな感じだろうか。久しぶりに,大好きな山の先輩方とゆったりした時間を共有させていただき,心から癒された良い山になった。
①日時:2016.4.18(月)
②行先:蒜山
③メンバー:Ys,T,Si,Mk
④行動記録:
Ys隊】上蒜山登山口(8:00)→上蒜山(9:30)→中蒜山(10:30)→下蒜山(12:30)→犬挟峠(14:00)
T隊】犬挟峠(10:00)→下蒜山(12:30)→犬挟峠(14:00)
⑤行動概況:
可愛いカタクリ
蒜山縦走するYs隊と,下蒜山から登るT隊とで,下蒜山でランデブーする集中登山をスタートさせる。途中の様子は無線機を使い,状況報告を行った。この日は風が強く寒い。レインジャケットを脱ぐことなく上蒜山を登っていく。Ysとたき火の話ができるくらいのペースでゆっくり上がる。会話の中で,二人とも高桑信一氏のファンだということを知り,玉ねぎ袋の話で盛り上がる。そうめんを冷やしたり,釣ったゴギを入れたり,ゆで卵をつぶしてタマゴサンドにしたりと,会話が進んだ。今年は,渓で釣りとキャンプを一緒にできたらと話をした。新しい目標が決まりそうだ。杉林を抜け,あっという間に稜線に出た。そこで,撮影を開始する。三平山や大山,烏ケ山など,一目見ただけでそれと分
イカリソウ
かる特徴のある山が連なる。さっきまで寒さを感じた風が心地よく,新芽をつけた木々を撫でながら通り過ぎていった。花の撮影にのめりこみ,時間を忘れてファインダーを覗く。再び歩きはじめ,上蒜山山頂を過ぎたところで,Ysの姿を見つける。小三郎谷を抜けたところあたりまで歩いていた。慌てて,機材をザックに押し込み,息を切らせて中蒜山に上がっていく。しばらくするとTから下蒜山到着の連絡があり,二人でフングリ乢まで下っていく。途中,イカリソウ,カタクリ
今回のメンバーと
の群生に出合いカメラを向ける。上で先輩方が待っていることを気にしながらも,花たちに心を奪われてしまった。しばらくすると下蒜山は風が強いとの連絡を受ける。先に下山を開始してもらいながら,またも息を切らして下蒜山を上がっていく。鎖のある道を下るところでSiと合流し,雲居峠で全員が集合した。柔らかそうな雲居峠の毛並みを眺め,この山行のフィナーレを迎えた。ファインダー越しにそれぞれの微笑みを見つめ,大きな満足感を得た。先輩方に教えていただいたことは,私の人生に大きな糧となった。感謝してもしきれない。その恩返しするために,YCCにもっと貢献したい思いが強くあるが,そう簡単にはいかない実生活の現状もある。もどかしさというか,その狭間で無力感を感じることもある。しかし,難しいことをしようとせず,こういう山を仲間や先輩方と共にしていくことが,一番大切なのかもしれないと思った。たくさんの山に,たくさんの会員と一緒に登れることの幸せを,心から感じた山となった。

2016年4月17日日曜日

2016春 大山:ご来光登山

2013年秋に初めて見たご来光に感銘を受けた。久しぶりに見ようと思い立ち,企画をしてみた。
2016年4月16日のご来光
①日時:2016年4月16日(土)
②行先:大山弥山
③メンバー:Mt,E,Ak
④行動記録:
南光河原P(1:50)→6合目避難小屋(3:00)→(4:10)山頂(6:40)→南光河原P(8:20)
⑤行動概況:
深夜に南光河原駐車場に集合し出発する。
1合目付近で狸と思われる小動物と遭遇するが,道を譲ってくれた。
5合目から8合目の間の数箇所,若干の雪が登山道を覆っていた。
6合目で休憩していると,北壁から落石の音がかすかに聞こえ,崩落の進捗を感じる。
8合目から若干の風を受けるようになったため1枚羽織って歩き,頂上小屋に到着する。
小屋に入ると,男性1名が就寝中だったため,極力を物音を立てないよう気を遣い,しばらく休憩する。
ご来光と剣ヶ峰をバックに
5時前ぐらいから頂上碑付近で剣ヶ峰方面を見ながら待機していると,徐々に空が明るくなり始める。5時半ぐらいに剣ヶ峰の左側から太陽がその姿を徐々に現し始める。前回のような雰囲気を期待していたが,空が澄んでいなかったせいか,まぶしい光が目に飛び込むことなく,赤くみえる太陽が淡々と上昇していったのでやや肩透かしの感があった。
その後,太陽はあっという間に高い位置へ上がったため,小屋に戻り身支度を整えて下山した。
⑥トピックス:
・駐車場で準備をしていると,天体写真を撮影していた中高年男性から「ヘッドライトの光で写真が撮れない。それに,今から登るんですか?変わってますね」と軽く非難される。
・下山中,同じ男性が登ってきており,すれ違い際に「先ほどは失礼しました」と謝罪を受けた。

2016年4月15日金曜日

2016春 大山(槍尾根)②

会員Adから山行記録が届きました。
天狗ヶ峰,剣ヶ峰間の折れてしまった木
予想天気図を見ると,快晴が期待できる。この天気なら目的地は剣ヶ峰。ルートは行ったことがない三ノ沢と振子沢。振子沢は例年なら4月は残雪が多いようだが,今年は雪解けが早く雪山未経験の自分でもなんとかなりそうだと思った。
①日時:2016年4月15日(金)
②行先:大山(槍尾根)
③ルート:三ノ沢~天狗ヶ峰~剣ヶ峰~ユートピア~振子沢
④メンバー:Ad(単独)
⑤行動記録:
文殊堂P(8:10)→稜線(10:10)→天狗ヶ峰(10:30)→剣ヶ峰(10:42)→ユートピア避難小屋(11:26)→駒鳥小屋(13:00)→鳥越峠(14:20)→文殊堂P(15:23)
⑥行動概要:
三ノ沢から槍ヶ峰,剣ヶ峰に行くルートは2001年頃にネットの山行記録で見かけた。その後多数の方がこのルートの記録をアップしており,剣ヶ峰に行く比較的安全なルートだと思っていたが,崩壊が進んでおり安易に行くルートではなかった。
ユートピア,天狗ヶ峰間の危険箇所
天狗ヶ峰から剣ヶ峰に行く途中,踏み跡に木が足を引っ掛けるように生えていたが,折れていた。ここに来る人は邪魔だから折ってしまうということはないと思うので,雪が薄い時踏み抜いて折ってしまったのだろうか。
天狗ヶ峰からユートピア避難小屋に行く途中の崩壊も2015年5月に比べて脆くなっている。かなり緊張しながら通過した。
そして振子沢下降。まず,降りる沢を間違えた。通常のルートの手前の沢を降りてしまう。その後残雪に悩まされながら駒鳥小屋に到着。もう大丈夫だと思ったが甘かった。鳥越峠の手前は残雪が多く,急斜面の雪を知らない自分には通常のルートを通過可能かどうかわからない。
尾根を藪漕ぎして登れば鳥越峠から少しキリン峠に向かった所に出ると思い登ったが道に出ない。藪漕ぎしながら鳥越峠~キリン峠の道を越えてしまっていた。
GPSを見て方向の見当をつけて藪漕ぎしてようやく鳥越峠に到着し下山した。
自分は単独行ばかりしていますが,YCC会員の方と,なかなか休みが合わない。会員の方と行って新たな体験がしたいと思います。

2016春 赤名湿原&女亀山

Siから山行記録が届きました。
リュウキンカ
①日時:2016.4.14(木)
②行先:赤名湿原&女亀山
③メンバー:Ak,Si,S
④行動記録:
登山口(11:39)→(12:50)女亀山(13:29)→登山口(14:12)
⑤行動概況:
夜勤明けのAkを待つ間,代表Sと2人で赤名湿原をゆっくり散策する。
ミツガシワ
ハンの木林の足元にはリュウキンカ,ミツガシワが今を盛りに咲き私達の目を輝かせてくれる。
これから咲くであろうハンカイソウ,キセルアザミの群落があちらこちらに・・・散策路をゆっくりと一周し車に戻りAkの到着を待って女亀山に向かう。
登山口よりいきなり杉の大木が横倒しになったり。折れたり登山道をふさいでいる。 これが延々と稜線まで続き苦労して歩く。
稜線に出た途端明るいブナの尾根道となりシジュウガラ,ヒガラの混声群イカル,ウグイスのさえずりに導かれ山頂に着く。山頂の女亀神社にお参りし,小鳥のコーラスシャワーを浴びながらの昼食をとりゆっくり下山した。

2016年4月13日水曜日

2016春 蒜山三山縦走①

来たる連休に向けて何か体力確認になる山行を,ということで蒜山三座の各頂上をY字につなぐ形で縦走してきました。
①日時:2016.4.10(日)
②行先:蒜山
③メンバー:Sk,As
④行動記録:
塩釜冷泉(7:50)→中蒜山(9:20)→上蒜山(10:20)→下蒜山(12:40)→塩釜冷泉(15:20)
⑤行動概況:
コブシの花?
Skは歩き続けることに重点を,Asはザックにスキーブーツ,ロープ,テント他,諸々詰め込みやや負荷をかけ,思い思いのスタイルで春の蒜山を満喫しながらのトレーニング山行となりました。季節を問わず蒜山は初めて歩きましたが,眺望がきき,縦走路
は明瞭,エスケープルートにもことかかない,とトレーニングには最適だと感じました。少々気が早いですが雪深い山でもあるようなので冬期のスキー山行等,今後も折に触れて訪れてみたい山でした。

2016年4月12日火曜日

2016春 船通山①



山頂
春の訪れが例年になく早くカタクリの花も咲いているのではと,船通山に出かけてきました。

①日時:2016.4.12(火)
②行先:船通山
③メンバー:N(単独)
④行動記録:
駐車場(11:00)→(12:00)船通山山頂(12:45)→駐車場(13:45)
⑤行動概況:


大山を望む
鳥上滝コースで渓流の流れに沿うように歩くと,渓流の大好きな1羽のミソサザイが近ず離れずで先導し,さえずりを楽しませてくれた。やがて斐伊川の水流もつき,静かな山道を歩き山頂を目指した。
山頂では,ウグイスの鳴き声でむかえてくれた。先日米子道を走行中,高い山の山頂付近は白くなっていたこともあり,カタクリの花も期待は薄く,山頂の風は肌寒かった。
カタクリの花
帰路では,キツネと遭遇し,こちらへ来いと言わんばかりに急斜面を軽々とこちらを何度も振り向きながら去って行った。
⑥その他:
群生咲きもきれいだが,一輪でそこに咲く姿もまたきれい。次は群生咲きのピークに行ってみよう。

2016春 大出日山&奥出雲のゴギ

大出日山のミツマタ
スキーで右膝の筋を痛めてからサボりがちだった里山散歩。来週の蒜山に同行させていただくことになり,これではいけないと思い再開した。雲南の小河内にある大出日山は,地元の方によって大切に整備され,守られている。私有地であるため山菜等の採取も禁止されており,春の花や草木にあふれ,とても気持ちの良い山だ。春のこの季節には,里山の魅力を際立たせる魅力があるように感じた。場所を変え息子と奥出雲へ。今の季節,キャンプにちょうど良いと思っている。虫はいない,熱くもない。
ゴギを釣り満足な息子
寒いという人もいるが,寒いからこそ,たき火を楽しめるのも魅力。しかし,簡単にたき火ができる場所など無いに等しい。七輪を使い代用しているが,これがなかなか良い。うららかな日差しが透明な沢をキラキラと輝かせる。Tの言う「奥出雲の秘境」には,ほど遠いかもしれないが,どうすればみんなが喜ぶ山になるだろうか。そんなことを考えながら視察を兼ねて,息子と散歩をした。

2016年4月11日月曜日

2016春 白谷&野土路乢

会員Adから山行記録が届きました。
白谷の貫通洞の下流側
(白谷の貫通洞)
3/24の山行で貫通洞の位置が分かり,洞の下流側で安全に入渓できるルートを探しに出かけた。
①日時:2016.4.11(月)
②行先:白谷(新見市井倉野)
③メンバー:Ad(単独)
④行動記録:
台地の一般道路に駐車(7:05)→410三角点の南側から対岸を観察(7:30)→谷の南側の436ピーク付近から谷を下る(8:35)→谷底の近くまで降りたが引き返しす(9:10)→駐車地(10:10)
⑤行動概要:
谷の南側から谷底まであと20~30mくらいのところまで降りたが安全に降りれそうになく引き返した。
谷の南側に地形図に記載されていないドリーネ(すり鉢状の凹地)があった。このドリーネと地形図に記載されている2個のドリーネ,白谷の下流側の侵食が一つの直線上に配置されている。断層による可能性がある。
断層によるのなら,436ピークの北東400m付近に水流の吐き出しがあるかもしれない。次回はこの辺りの様子を見に行きたい。

(野土路乢~1043三角点)
3月に蒜山サービスエリアで休憩した時,大山南壁~蒜山三山が綺麗に見えた。だが,地形図と見比べてみると大ナメラが二俣山に隠れて見えていない。大ナメラは標高1164,周囲の山より高いが地形図に山名が記載されていない。蒜山盆地から見えないから地形図に載らなかったのだろうか?
大ナメラ・皆ケ山・アゼチがはっきり見えて,さらに大山南壁と蒜山三山も同時に見える場所,1043三角点から見えるようだ。ここから眺望を楽しみたい。
1043三角点からの眺望(大山南壁~蒜山三山)
①日時:2016.4.11(月)
②行先:野土路乢~1043三角点
③メンバー:Ada(単独)
④行動記録:
野土路トンネル北側の旧道に駐車(12:05)→野土路乢(12:56)→1043三角点(13:53)→駐車地(13:10)
⑤行動概要:
野土路乢までは廃道になった舗装路で,簡単に到着。その後は鉄塔巡視路を歩かせていただく予定だったが,入口を通り過ぎたようで廃道になった林道を登る。林道も終わりが見え,時間もなくなってきたので植林帯を登り尾根に出て藪漕ぎしながら三角点に到着した。
三角点付近からは予想通りの眺望,満足した。
予定では稗谷丸山まで行くつもりだったが巡視路があることを確認して引き返した。
帰りは巡視路を歩き,行きの苦労が馬鹿らしくなるほど簡単に戻れた。

2016年4月10日日曜日

2016春 三瓶山

自分の行きたい場所をつなげたら,登山ではなく自然観察トレッキングになりました。
室ノ内
①日時:2016.4.9(土)
②行先:三瓶山
③メンバー:T,Mt,I
④行動記録:
西の原P(8:22)→扇沢(9:25)→室ノ内池(9:56)→室ノ内池展望台(10:48)→女三瓶山頂(11:09)→姫逃池コース分岐(12:50)→西の原P(14:26)
⑤行動概要:
野焼きの跡が新しい西の原の草原を進み,日差しに少し汗ばみながら扇沢へ向かう。
自然林に囲まれ穏やかに広がる室ノ内池には,かつて放流された鯉が生息していた。貧栄養湖のため,頭が大きく胴が小さい特異な形をしているようだが,見定めることは難しかった。
室ノ内池展望台にて小休止,女三瓶から電波塔横の登山道で雉を見て,ミヤマカタバミの群生を愛でながら中国自然歩道を歩き,西の原へ帰着した。

2016年4月4日月曜日

2016春 湯原クライミングセンター

里には桜,近場の山もすっかり春の装い,ならばということで呼びかけに集まったメンバー6名で湯原クライミングセンターに行ってきました。

15mのリード壁
①日時:2016.4.2(土)
②行先:湯原クライミングセンター
③メンバー:Mt,Mr,I,Kn,Sk,As
④行動概況:
最初にMrからロープを使ったクライミングの基本的な動作と確保の仕組みについて講習をしてもらい,その後はビレイとリードを交代で各々納得いくまで(体力の限界まで?)繰り返し実践。合間にも,今後の外岩でのクライミングを視野に入れ,引き続きMrより支点構築についての説明を取り入れる。リードは初めてだが普段からボルダリングに勤しんでいるKnの活躍は目を見張るものがあり今後が楽しみです。それに引き換え冬の間散々サボってた私は・・・。
天気が悪くなかったこともあってか,リード壁の利用者は終始我々のみ,トレーニングには最適のひと時でした。岩はもちろん沢登りやおそらくケイビングでも基本技術の一つであろうクライミング,今後も真摯に取り組んでいきたいです。