上の廊下最初の瀞 |
①日時:2013.8.29(木)
②場所:甲川(上の廊下)
③メンバー:S,Mj,H(岳獅会)
④行動概況:
香取P8時30分集合,9時過ぎに入山した。上の廊下入口着9時10分,最初の瀞(写真),高巻か泳ぎかで私は高巻を選んだが何十回も登ったテラスにトライするが登れない。泳ぎで先行したMj,Hにロープを依頼し,引っ張ってもらう。やはり体の調子がおかしい,覇気がない。最初の滝の箇所ではアブミトラバースを止め,泳ぎでMj,Hがトライするが水流のため難しい。アブミトラバースし上段に出た。次の滝と瀞もMjがトライしリードする。残地するスリングを一部入れ替え等をこなし,二番手にS,三番手にHが行った。滝の落ち口で新しい残置のロープ(11mm)が上流側の流木に固定し,簡単に上がれるようにしてあった。この箇所,昨年来た時はなかったものである。次の壁は,Mj,Hは泳ぎ,私は登りで通過した。あとは,瀞上部のトラバース道をこなすのみであった。上の廊下最後の滝も,Mj,Hは右岸を泳いで取付き登ったが,私は左岸のチムニー上を登り核心部を終了した。最後の滝,通常登るルートも登る気がしなくて,簡単なルートを選んだことは体と心が一致しなかった結果だと思っている。上の廊下核心部終了は11時30分頃であった。
今回の遡行で気になったことは,残置スリング,残置ロープの件であった。昨年の私であれば不要な残置ロープはすぐに回収したであろうが,今回はできなかった。甲川遡行する皆さんにお願いすることは,残置スリング,残置ロープ等は最小限に,自分たちが使用したら回収し,遡行する人々が常に新しい気持ちで上れるように責任と気を遣ってほしい。