2013年12月31日火曜日

2013冬 矢筈ヶ山

怖いもの知らずというか?無鉄砲というか?Mk計画立案の矢筈ヶ山に惹かれ行って来た。それはそれは泣きたくなるような山だったが,その分,今年最後の山を上りきった充実感の余韻に浸っている。メンバーにはいろいろとお世話になりありがとうございました。
最初の計画では,香取草谷から尾根伝いに行く予定であったが,けっこう起伏があり,山スキー初心者には厳しいと判断し,香取上部からスタートに変更した。楽なのは大休峠までで,矢筈ヶ山の急登を忘れていた?
大休峠避難小屋前で
①日時:2013.12.31(火)
②行先:矢筈ヶ山
③メンバー:T,Mk,Mt
④行動記録:
香取上部(6:45)→(10:18)大休峠(10:30)→矢筈ヶ山(12:30)→(14:30)大休峠(15:00)→香取上部(17:42)
⑤行動概況:
香取上部の最終民家を7時前,ヘッドライトを点け,山スキー(T,Mk),スノーシュー(Mt)でスタートする。昨日Nがつけてくれたトレースを借りて甲川分岐まで順調に歩く。ここまで1時間10分なかなかのペースだ。
矢筈ヶ山に続く尾根を行く(正面は矢筈ヶ山)
甲川分岐からトレースはなくなったが,大休峠まで最短コースを選択し,10時過ぎには到着した。
大休峠からは,斜面をジグザグに登行し矢筈ヶ山の稜線に出た。Mkはクトー(スキーアイゼン)まで付けて上がってきた。このあたりから私の足の指先が痛くなる。上りはいいのだが,下りになると指先が靴にあたり痛くて痛くて・・・矢筈ヶ山からの帰路は大休峠までスキーと一緒に転がり落ちるようにして小屋に逃げ込んだ。たまたまMtの靴のサイズが私と同じで,山スキーとスノーシュー交換してもらう。本当に助かった。
矢筈ヶ山山頂(バックは甲ヶ山)
帰りは,来た道のトレースをのんびり辿り(Mkはシールをはがし,一気に滑り下りた),ヘッドライトを点けての帰着となった。
⑥その他:
(Mkへ)
計画立案のMk,初めての山スキーでよく矢筈ヶ山まで行きました。操作がうまくいかなくて山スキーを脱いでつぼ足で歩きたいと思ったかもしれません。私も昔そうでした。山スキーは絶対楽しいし,雪山では最も機動力あるツールです。早く慣れて,また楽しい山,企画してね。
(Mtへ)
スノーシューと山スキーを交換してほしいなんて唐突なお願い,快く受けてくれありがとうございました。後ろから見ていて山スキーも様になっていましたよ。

2013年12月30日月曜日

2013冬 草谷~岩伏別れ

シールのチェック,雪の状態を確認に,明日スタートするであろう草谷周辺を歩いてみた。
コースは草谷から,とりあえず岩伏別れまで。調子さえよければ大休までなんて考えていたが,岩伏別れで,体力,気力が萎え,The End。帰路は岩伏別れの尾根を下り,林道に合流した。雪は深く,山スキーでも膝下まで埋まる。下見のつもりがけっこうきつい山になった。帰路,足の指先が痛くなり,スキーを引きずるように帰着した。
今日はここまで(岩伏別れ)
情けないけど思ったほど体が動かない,まあこんなもんか。明日の矢筈ヶ山,ラッセル隊長Mk期待しているよ。

①日時:2013.12.30(月)
②行先:草谷~岩伏別れ
③メンバー:T(単独)
④行動記録:
草谷(8:10)→(10:32)岩伏別れ(10:55)→草谷(12:51)

2013年12月28日土曜日

2013冬 大山冬山パトロール

登山者に扮する?IとMt
ブログタイトルは「今年最後の大山山頂&大山冬山パトロールのスタート」を考えていたが,頂上までは行かず(行けず),6合避難小屋で引き返した。厳しい天候だったが,メンバーの足並みが揃えば,上まで行こうと思っていたのだが,敢えて私から6合で撤退の話をしました。先頭でがんがん引っ張ってくれた高体連のF,Uありがとね。
6合目避難小屋からはトレースはなかった。強い誰かがトレースをつけるだろうね。それにしても西高東低今日の大山きつかったぜ。大晦日の矢筈ヶ山,もっときついけど,覚悟しててね。
今日はここまで(6合目」避難小屋)
①日時:2013.12.28(土)
②行先:大山(夏山登山道)
③パトロールメンバー:T,高体連(F,U),警官(2)
④同行したYCCメンバー:Y,Mt,I
⑤行動記録:
駐在所(9:13)→6合目」避難小屋(11:07)→駐在所(12:07)

2013年12月25日水曜日

2013冬 毛無山~白馬山

毛無山山頂
なんとも1ヶ月以上ぶりの山行となりました。年末年始と会の山行予定が決まっているだが,このままだとただでさえ体力がない私が到底着いて行けるわけもなく,1人ツボ足トレーニングへ出かけて来ました。
①日時:2013.12.25(水)
②行先:毛無山
稜線からカタクリ広場の森




③メンバー:N(単独)
④行動記録:
田浪登山口P(8:30)→毛無山(10:05)→白馬山(11:10)→田浪登山口P(11:45)

白馬山への稜線
⑤行動概況:
積雪は豊富で気温も低く雪歩きにはもってこいの日和,念の為ワカンだけはザックに入れて山頂を目指す。登山口から毛無山山頂まではトレースがあり助かった。毛無山山頂から白馬山まではノートレース,所により膝上ラッセルで雪山を堪能した。それでも雪の下には先人の踏み固ためた層があり,そこの上にあたると快適に歩くことが出来た。白馬山からはトレースもあり,一気に下山となりました。

2013年12月23日月曜日

2013冬 大山古道(スノートレッキング)

出発前に
雪があるか心配した大山古道。金曜日に降った雪でしっかりあり,スノートレッキングを堪能しました。
①日時:2013.12.23(月)
②行先:大山古道~鍵掛峠
③メンバー:Sa,Y,E,Mt,I
④行動記録:
大山古道入口(9:10)→(10:40)鍵掛峠(11:25)→大山古道入口(12:15)
⑤行動概況:
1時間遅かったかな…
今日の目的は普通は見ることのできない雪の大山南壁を撮影してタブレットの壁紙にする予定だったのだが…
天気予報を裏切る青空の中,スノーシュー3とわかん2で出発。私は新年山行のためにわかんの練習をした。昨年Tと一緒に行った時とは違いピンクのテープがたくさんあったような気がした。我々はそのテープもだが,ウサギの足跡を頼りにIとMtが先頭を歩く。ウサギ恐るべし…
歩きながら,鍵掛峠についたら大山が見られないかもね?なんて話をしていたら本当にそうなってしまった。

2013年12月22日日曜日

2013冬 スキー講習会

スキーシーズンも到来し,スキー講習会を企画したが参加者は私とMtuの2人だけ。
バックカントリーも考えてシールも持参し,宝珠山までの登降も考えていたのに・・・
ふたり合わせて120を越えるおじさんパワーでゲレンデを滑りまくりました。
前日の奥大山スキー場開きにも行きました
 
SAJ1級の資格を持つMtuに丁寧に指導してもらい,少しうまくなったような気がする。
昼食はカレーにビール,この定番パターン何十年ぶりだろう。運よく数日前から積雪があり,雪質もよく,久々スキーを楽しむことができました。

①日時:2013.12.22(日)
②行先:だいせんホワイトリゾート
③メンバー:T,Mtu


かっこよく一昔前のSAJ1級の滑り?をするMtu

2013年12月15日日曜日

2013冬 忘年会&大山(ユートピア)

愉快な仲間たちと愉快な時間を
忘年会と山行,贅沢な週末を過ごしました。
まる1日かけて作った卵とチーズの燻製,美味しかったかい?

(忘年会)
①日時:2013.12.14(土)
②場所:いつもの山小屋
③メンバー:写真参照

ひと足早いクリスマス or 誕生会?


大山(ユートピア)
①日時:2013.12.15(日)
②行先:大山(ユートピア)
③メンバー:T,E,Y,Mt,I
④行動記録:
南光河原P(8:20)→(12:20)ユートピア避難小屋(13:10)→南光河原(15:20)
上宝珠沢(中央のルンゼを直登)


⑤行動概況:
昨日,たらふく飲んで食べて体にためたカロリーを少しでも落そうと考えながら出発する。行先は忘年会で決めたユートピア。コースは上宝珠沢から宝珠尾根に抜けるいつもの私のコース。上宝珠沢に入ると膝下,さらに上がると太腿まで埋まる。先頭を交代しながら進む。
本日の核心(ラッセル)
雪の状態は安定しており,雪崩の危険はなさそうだ。ラッセルを予想したがその通りになった。ラッセル隊長Mkの話題で盛り上がる。彼ならこのルンゼをひとりでも大丈夫だろう!?
宝珠尾根では3人(帰りは2人)の登山者に出合った。彼らのつけてくれたトレースを辿り,ユートピア避難小屋に到着,小屋で昼食をとり,帰りは宝珠尾根を下った。
冬山デビューのI,よく頑張りました。

2013年12月3日火曜日

2013冬 大山(上宝珠沢)

S代表より,上宝珠沢の現状を10月の例会にて報告があった時,あまりの変貌ぶりに驚くとともに「冬に行くと面白そうだ」と頭に残っていたこと,先日Tから教えていただいた上宝珠沢下部の宝珠尾根に続くルンゼが,登攀の練習には良いとのことでルンゼの場所の確認を兼ねて行ってきた。
大屏風は今日も黒かった
①日時:2013.12.2(月)
②行先:大山(上宝珠沢源頭部)
③メンバー:Mk(単独)
④行動記録:
南光河原P(12:00)~金門(12:15)~元谷堰堤(12:45)~上宝珠沢下部(13:15)~上宝珠越のロープがある所(13:45)~上宝珠沢源頭部(14:15)~上宝珠沢下部(14:45)~元谷堰堤(15:10)~南光河原P(15:40)
上宝珠沢源頭部
⑤行動概況:
天気が良かったので,帰りに北壁のアーベントロートが写せたらと,いつもより遅いスタートで南光河原Pをスタートする。近いのかは不明だが賽ノ河原を渡り大山寺を経由して石畳に下りてくる。途中,気になる金門に立ち寄りゴルジュを見上げる。楽しかった夏の甲川を思い出した。全く登れそうにない滝にすぐに背を向け,まずは元谷を目指す。快適な登山道に雪がない。温度も高くビーニー,ウィンドブレーカー,手袋の順番で脱いでいく。最近,娘に読んでやった「北風と太陽」のように,日が射すと歩くたびに暑くなっていく。元谷を過ぎ上宝珠沢に近づくと真黒な大屏風岩がどっしり座っている。おどろしい風貌ゆえ,大屏風岩とあまり目を合わせないようにその場を通りすぎ,しばらく行くと上宝珠沢の下部に到着する。積雪が増え始め膝くらいまで沈むようになる。ここで地図を広げ宝珠尾根に続くルンゼを確認した。「次はここだな」と呟きながら進路を右側にとり,上宝珠沢を詰めていく。途中ワカンのトレースがあったお陰で快適に登ることができた。上部に行くにしたがってクラストしたり,岩がむきだしたりとコンディションがころころ変わる。上りは結局最後の源頭部までつぼ足で通し,アイゼンの出番はなかった。その場に立って見渡しながら,ここから縦走路に抜けるには,墓場尾根をたどりながら行くことになり,「無理だろうな・・・」と私は思ったのだが偉大な先人たちはどうだったのであろうか?下りはアイゼンを装着し,バックステップでクラストした斜面を下りて,後はいつものように,滑落停止訓練をしながら下部に下りた。楽しい砂滑りを彷彿させ40歳過ぎても雪の上は無邪気に楽しい。夏は台風の雨で,上宝珠沢の雪が全て解けてしまったようだが,現時点でも積雪はかなりの量だった。この雪の上に砂礫が覆いかぶさり,登山客に人気のあった砂滑りが復活するのはそう遠くないように思えた。元谷まで下りるとすっかりガスの中でアーベントロートはお預けとなり,今回もまた一眼レフはザックで眠る「ただの重石」となったことは言うまでもない。

2013年11月28日木曜日

2013秋 大山(一ノ沢~弥山~桝水高原)

先日の鴨鍋パーティでMkが一ノ沢に行くと言っていたので,便乗させてもらった。
前回のいい加減な装備を反省して,今回はしっかり冬の装備を準備し望んだ。少々の悪天候でも行く気であった。
ここ数日で雪はだいぶ解けたが,クラストした雪の残る斜面をキックステップ,一部ストックからピッケルに替えて上がり,雪山の気分を思い出した。速攻というか機動力のある山ができ満足している。適度な雪山への足慣らしにもなった。
雪の感触を楽しむMk
①日時:2013.11.27(水)
②行先:大山(一ノ沢~弥山~桝水高原)
③メンバー:T,Mk,会員外(A)
④行動記録:
一ノ沢林道入口(6:10)→一ノ沢林道終点(6:40)→(8:08)大山山頂(8:26)→桝水高原(9:30)
⑤行動概況:
山頂にて
環状道路のゲートはまだ開いており,桝水高原スキー場から一ノ沢まで歩きを考えていたが,一ノ沢林道入口まで車で行くことができた。ヘッドライトを点け出発,上がるにつれて東の空が赤くなる。嵐の前ぶれのようにやけに赤い。林道終点からは一ノ沢の真ん中を雪を辿りながら上がる。雪と岩はクラストしており,後ろにずることなく快適に上ることができた。上部は少し風とガスがあるものの,雨,雪に遭うことなく頂上に到着,避難小屋で小休止後,帰りは正面を下った。

2013年11月25日月曜日

2013秋 三瓶山

男三瓶の頂上付近
20日の例会で突然決まった三瓶山に行ってきました。牛のフンを避けるために北の原から出発です。

①日時:2013.11.24(日)
②行先:三瓶山
③メンバー:Si,Y,E
④行動記録:
登山口(9:00)→トイレ下の分岐(9:25)→男三瓶(10:35)→子三瓶(12:10)→室の内池(13:20)→女三瓶(14:10)→登山口(15:30)
室の内池は上部から見るより
とてもきれいな水だった
⑤行動概況:
三瓶青少年交流の家の駐車場に車を止めさせてもらって出発した。歩き始めはあまり傾斜のない散策路を歩いて行く。分岐を過ぎてから少しずつ上りがきつくなり,雪が積もりはじめてくる。歩き続けていたら3人の若い女子が下りてきた。雪が多くなってきたので,スニーカーだとヤバいと思い引き返したそうだ。賢明な判断だ。その後も雪が10cm~15cmくらいだろうか男三瓶まで続いた。途中,膝に不安を持つSiは引き返そうか迷っていたが,男三瓶まで行って検討することにした。男三瓶に着くと雪は全くない。北斜面だけだったようなので,計画通りの行動をすることにした。その後は秋晴れののんびり登山を満喫しました。

2013年11月24日日曜日

2013秋 船上山(屏風岩:クライミング)⑤

余裕のMt
予定では湯原クライミングセンターでしたが,秋晴れに恵まれたこともあり船上山に変更しクライミングを楽しみました。
スタートは千丈のぞき凹角ルートで身体を慣らし,その後アクエリアス,ブラックフェース,国体ルートと日の暮れる直前まで楽しみました。

ブラックフェースをリードするMj





①日時:2013.11.23(土)
②行先:船上山屏風岩
③メンバー:Mj,Mt,N

2013秋 大山:鴨鍋パーティ

Mkが大山頂上避難小屋で鴨鍋パーティ,ご来光登山をやるという話を知り,ご相伴に預かることにした。私は歩くより,食することの意識が高く,いい加減な装備で小屋上がったことに反省している。彼らは完璧冬山装備で上がって来た。たいしたもんだ。TuとNaは今年から山を始めたそうでピッケル,アイゼンが輝いていた。
鍋(鴨,フォアグラ入りつくね,蕎麦)は絶品でした。翌日は2人を鍋のお礼に正面を案内する。上部は冬山そのものだ。いよいよ冬山シーズンが到来しますが,皆さん準備OKですか?
剣ヶ峰とご来光

①日時:2013.11.23(土)~24(日)
②行先:大山
③メンバー:T,Mk,会員外(Tu,Na)
④行動概況:
Mkたちは仕事を終えてから,こちらへ向かうとのことなので,私はひとり16時前,南光河原Pをスタートする。風もなく静かな夏道登山道だ。2合目でジャケットを脱ぎ,6合目でヘッドライトを点ける。7合辺りから雪が引き締まってくる。夏靴で来たこと,ストックを持って来なかったことを少し反省する。
桝水高原スキー場に下る
(ザックの後ろに鍋,古典的風景です)
装備はマイナス30度仕様のシュラフと極上赤ワイン?のことぐらいしか頭になかった。何回滑って,雪上に素手を付けただろう。
18時半頂上小屋に到着,ひとり乾杯,シュラフに入りウトウトしながら彼らを待つ。22時過ぎに今夜のディナーを背負ってMkたちが到着する。Mkが持参した鴨,フォアグラ入りつくねの鍋で静かに乾杯,締めは鴨南蛮蕎麦,料理最高でした。重い荷物を担ぎあげ,ご馳走していただきありがとうございました。
翌日,Mkは仕事があり6時前にひとり小屋を出発し,残り3人はご来光を拝み,正面経由で下山した。

2013年11月21日木曜日

2013秋 大休峠

小屋の周りは雪は少ない
本日の山行予定(烏西ルンゼ)は代表Sの所用で中止となった。前日の例会で大山の雪の様子を聞いたこともあり,まだタイヤ交換を済ましていなかったので,今日はのんびりタイヤ交換と道具整理でもしようと思ったが,朝タイヤ交換を済ませると雪の上を歩きたくなったので,大休峠へと向かった。

①日時:2013.11.21(木)
②行先:大休峠
③メンバー:N(単独)
④行動記録:
香取上部P(9:55)→大休峠避難小屋(11:35)→香取上部P(12:45)
雪は深い
⑤行動概況:
前日の夜Mkからメールで一ノ沢から大山へ行くとの内容があったので,眺める大山の雲の中へパワフルMkがいるのかなと車を走らせていると,今日は止めましたっと電話がMkから入り,なんとも申し訳なく感じながら香取を目指した。香取Pからは思っていたより積雪があり野生動物のトレースしかない,30cm~40cmの積雪で大休避難小屋へ向けて行く。突然の大雪で動物達も準備が出来ていなかったのか,大小さまざまな足跡がある。
熊か猪か?
こんなにいろんな足跡を見るのも珍しいと言うか見たことがない,大きな足跡もあったり,木の幹の高い所へ小水のかっかた痕もあり,ホントに熊に出会うんじゃないかと思いながら大休避難小屋に到着した。
帰路の大谷を過ぎた辺りで遭遇してしまった,体長2mはあろう丸々と太った2頭野獣。慌てて逃げてはダメだと冷静にカメラを取り出し撮影に挑んだ。熊は黒いイメージがあるので猪かな?何ヶ月ぶりかの雪歩き,やはり歩き方が違うのか足が痛くなり本格シーズン前のウォーミングアップとなりました。

2013年11月13日水曜日

2013秋 三嶺縦走

1ヶ月ほど前,燕岳の登山口にある中房温泉が11月23日までの営業であることを知り,林道が車で通れるこの時期に,楽ちん北アルプスを計画する。しかし寒波の到来で暴風の中でのテント泊は困難であると判断する。燕山荘の小屋泊に切り替えるのは,労働者階級の私には費用的に非常につらい。費用対効果を考え,サブターゲットとして目をつけていた三嶺の山行に急きょ変更した。
三嶺避難小屋まで続く霧氷
①日時:2013.11.11(月)~12(火)
②行先:三嶺(奥祖谷かずら橋~三嶺~名頃)
③メンバー:Mk,I(会員外)
④行動記録:
11/11(月)奥祖谷かずら橋(10:25)→丸石避難小屋(12:00)→中東山分岐(13:00)→白髪避難小屋(14:05)→休憩出発(14:40)→カヤハゲ(15:20)→三嶺山頂(16:15)→三嶺避難小屋(16:30)
11/12(火)三嶺避難小屋(6:15)→名頃(7:35)→アスファルトを歩き奥祖谷かずら橋(8:20)
⑤行動概況:
朝は霧氷が一面に
高速道路を下りると国道439号線をひたすら剣山方面に車を走らせる。深い渓谷の木々が見事に色づき,今年最後の紅葉に嬉しくなる。しかし,ひたすら続く「くねくね道」に三半規管がやられ紅葉など,どうでもよくなってくる。取り付きの奥祖谷登山口に着いたころは,2人とも青白い顔をしていた。思い返せば,この道中が,今回最大の核心部であったのではないだろうか。奥祖谷二重かずら橋登山口からは,丸石谷川沿いにつけられた登山道を,まずは国体橋まで歩く。よく整備されており,沢の景色は気持よい。国体橋からは,同じ景色のつづら折りの急傾斜が続く。ひたすら歩くと1時間ほどで丸石避難小屋のある分岐に出た。尾根に出ると,このあたりから風も強く,インナーグローブだけでは,指先が冷たくなってくる。シカの食害が進み,多くの木々が立ち枯れしている高ノ瀬(1740m)を踏み,中東山の分岐に出る。
登山口の二重かずら橋
ここから白髪避難小屋までの笹原は,蒜山の笹原よりもスケールの大きさを感じた。このあたりで,普段なら三嶺の山容が見れるはずなのだが,霧に包まれ三嶺を見ることができない。白髪避難小屋にて昼食をとり,カヤハゲを踏んで三嶺の正面に立つ。山頂は霧に隠れていたが,その堂々たる山容に迫力を感じた。山頂までの約1時間はかなりの急登で,途中に鎖場がありとても楽しい。しかし,山頂直下はもっと急で,久しぶりに足が前に出なくなった。
虹と紅葉
10歩進んでは立ち止まる。何とも情けない姿であったが,登り応えのあるタフなコースに負けまいと,岩にかじりつきながら山頂に上がる。山頂に上がると,そこはメルヘンの世界で,霧氷が登山道に立ち並ぶ木々を,アイスコーティングしていた。山頂でパートナーのIと固い握手をしてお互いの健闘をたたえあったが,指先がジンジンしていたためインナーグローブは外さなかった。風が強いため足早に避難小屋にて休息をとり,翌朝の見えるはずもない御来光に期待しながら19:00就寝する。翌朝は予想通りの天候で御来光はなかったが,霧氷が一面に広がるメルヘンの世界が再び現れた。名頃登山口に向かっては,山頂直下は急傾斜で,雪が多くつくと雪崩が起こる危険箇所でもある。しかし,そこもわずかで終わり,後はなだらかな林道歩きが気持よく,最後まで楽しませてくれる。だが,ひたすら長いので,最後はやっぱりトレランを楽しみ無事に下山した。それにしても,雪ではなく霧が凍るという世界は初体験で感動したが,とても寒かった。帰って,大山が初冠雪と聞き「え~!」と思ったが,今年の冬の厳しさを予見させるタフな山行となった。

2013年11月11日月曜日

2013秋 大峰山(八経ヶ岳)

八経ヶ岳,登ったこともあり,正直言ってあまり乗り気ではなかったのは事実であるが,これが最後と何回も言いながら山に向かうSiに頼まれ,今回もだまされてあげました。光陰矢の如し,Siや私同様,皆さんも動ける時間は少ないよ。と勝手なことを言いながらも,気の置けないメンバーと愉快な時間を共有することができ,メンバーには感謝しています。
紅葉,祭り,温泉つきの晩秋の吉野路,熊野古道の旅情も満喫することができ,またひとつ思い出作りができました。
出発前に1枚
①日時:2013.11.9(土)~10(日)
②行先:八経ヶ岳(天川村役場→八経ヶ岳)
③メンバー:
T,Mj,Ma,Mt,Y,E,Sa,Si,I,W(会員外)
④行動記録:
11/09(土) 天川村役場(10:50)→狼平(15:42)
11/10(日) 狼平(4:40)→八経ヶ岳(6:51)→(8:06)狼平(8:40)→栃尾辻(10:20)→天川村役場(11:33)
⑤行動概況:
狼平(狭い空間に3張
(第1日目)2台の車で,早朝5時に米子を出発し10時過ぎには天川村役場に到着する。この日は「天の川もみじ祭り」で賑やかである。八経ヶ岳の下山口を坪内にしたので,一台を配車後,役場グランドの脇の登山口から入山する。
単調な上りが続くがけっこうきつい。第1,第2鉄塔を過ぎ,林道に出る。ここから時間短縮で,林道を歩こうか迷ったが,急ぐ山でもないので登山道を行く。帰り,車回収先発隊(T,E,W)はこの林道を使用した。
宴会のスタート(大休峠ではありません
栃尾辻に到着すると20名程の高校生の集団が休憩中だった。山岳部の高校生で,今朝神戸を出発し,今日の幕営地は我々と同じ狼平と言うことであった。山岳部顧問の話では栃尾辻から坪内までの登山道が土砂崩れのため通行禁止で,八経ヶ岳登頂後は明星ヶ岳経由で天川村役場に帰るとの事,我々も同じコースを計画していたので,変更することにした。
八経ヶ岳
この辺りから,ザックの重さがボディブローのようにきいてくる。出発すること5時間,なんとこさ狼平に到着。テント設営後,小屋に移動し,食事というか宴会,明日3時半起床のため,20時前には眠りについた。
(第2日目)
3時半起床,テント撤収,その他装備を小屋にデポし,4時40分にヘッドライトを点け,狼平を出発する。上がるにつれて,雨はないもののガスと風が出てくる。稜線はずっとこんな感じであった。全員で八経ヶ岳登頂後,パーティを2つ(そのまま栃尾辻に下りるパーティと狼平に残した装備を撤収するパーティ)に別け,行動する。ちょうどいいタイミングで,栃尾辻で合流した。コース変更による車の回収があるので,車回収先発隊は早く下りてもらった。
下山後は「天の川もみじ祭り」の屋台で,格安,大盛りの「牡丹鍋」,「鴨鍋うどん」,「やきとり」などを楽しみ,締めは近くの「天の川温泉」で2日間の登山行動の疲れを癒した。

⑥その他トピックス(詳しくは例会で)
・Mt,I は山行でのテントは初体験,I はマットを忘れ,寒くて寝れなかったそうな。早朝,テント外に出たら,外のほうが暖かいと言っていた(そんなアホな?)。
・寒さに弱いMj には女性用のテントに入ってもらおうと思っていたが,小屋に避難する?
・文学青年と呼ばれるMt は今回の山行,本を持参していなかった。
・35kgの荷物を平然と担ぐYCCのヘラクレスMkに来てもらいたいという話で盛り上がった。
・Wのザックには2リットルの水と,1.5リットルのビール,焼酎があった。
・相変わらずアルコール(バーボン,スコッチ,ビール,焼酎)は豊富でした。
・宴会はSaが道中,ゲットしたナメコを肴にした。帰りはクリタケもありました。
・先週20kmのマラソンに出場したMaは今回の山ほうがきついと言っていた。
・帰りはコース変更となり,車回収先発隊(T,E,W)は栃尾辻からトレイルランを敢行しようとしたが,トレイルウォーク(約1時間)になってしまった。

2013年11月6日水曜日

2013秋 庄司ヶ滝

甲川
前日のクライミングに続き,ボルダリングに行こうかと思ったが,天気もいいので森歩きに庄司ヶ滝へ地図合わせに出かけてきた。
①日時:2013.11.6(水)
②行先:庄司ヶ滝
③メンバー:N(単独)
④行動記録:
香取上部P(9:45)→甲川(10:20)→庄司ヶ滝(10:50)→香取上部P(12:20)
地図上の甲川は枯れている


⑤行動概況:
今日の甲川は水量が多く,渡渉に石を投げ足場を作らなければならないところもあった。途中から川の水流と別れ,地図に記載されている甲川に入る,地図に記載の川は枯れている。
地図に記載の庄司ヶ滝(妖精の滝?)
昔はこちらが本流だったのだろうか?枯れ川をつめると地図に記載されている庄司ヶ滝の位置に2段の枯滝,これが庄司ヶ滝?妖精の滝と言われているたきだろう?たぶんひっくりかえって地図に記載された?もしくわ昔はこちらが本流でごうごうと水が流れ庄司ヶ滝だったのだろう。ここから滝の上に出て大休峠避難小屋を目指そうと適当な枯滝を登っていったが,2,30m上がった所で大きく足元を崩してしまいテンションも下がったので,帰路へと足を向け次回は滝と滝の間の尾根を詰めてみようと眺めながらルートを確認した。

2013年11月5日火曜日

2013秋 船上山(屏風岩:クライミング)④


カンテルートの取り付き
(いい写真がなくてごめんなさい)

秋空の下,クライミングを楽しみました。
千丈のぞき側面でスタートの予定が,少し岩が濡れていたので,最初にカンテルートを足慣らしに登った。カンテルートは簡単らしく私でも行けた。上から見る紅葉と滝は綺麗でした。その後,側面,のぞきと移動。
会員Nは船上山岩デビューだったが,ボルダリングの練習の成果かうまく登る。初めての彼が私よりうまいとはこれ如何に。

①日時:2013.11.5(火)
②行先:船上山屏風岩
③メンバー:T,Mj,N,会員外(To,S)

2013年11月4日月曜日

2013秋 キノコ採り④:ボタヒラ(ムキタケ)

出発前,ブログの構成は決めていた。タイトルは「キノコ採り④:ナメコ」,写真は倒木に黄金色に輝くナメコ。残念ながら今回も空振りだった。ほんの少しあるにはあったが・・・ボタヒラをゲットしたのでタイトルはボタヒラに変えてのアップ。
計画はキノコを探しながらは妖精の谷を越え,甲川を遡り,大休峠に抜ける予定であったが,甲川で強い雨(枯葉が雨で落ちてくる)に遇い,妖精の谷を越えた時点で,大休峠に行かず,出発地に帰着した。計画通りならナメコ採れたかな(負け惜しみ)。
妖精の谷を越えたあたり

①日時:2013.11.4(月)
②行先:妖精の谷
③メンバー:T,Y,Mt,Si,I
④行動記録:
香取上部(7:50)~甲川(9:00)~妖精の谷上部(10:15)~香取上部(12:00)

2013年10月29日火曜日

2013秋 大山(川床~三鈷峰周回)

会員Mkから山行記録が届きました。
メンバーと阿弥陀滝
Kwより膝の状態をみながら大山の尾根歩きがしたいと誘いを受け,休日が重なる月曜日を選び計画を立てる。山行計画の中にアグレッシブなルートがないと,YCCに報告するのに気が引けるが,今回はリハビリ的な要素もあるため,車を博労座にデポして川床,阿弥陀滝から宝珠山に行き,その先は様子を見ながら決めることにした。
①日時:2013.10.28(月)
②行動記録:
川床(8:30)~阿弥陀滝(10:00)~宝珠山(11:15)~下宝珠越(11:30)~三鈷峰(12:20)~(12:30)ユートピア(13:00)~(14:20)大休峠(14:40)~川床(15:20)
③メンバー:Kw,Mk,Fr(会員外)
紅葉に囲まれた三鈷峰
④行動概況:
川床から阿弥陀川に入り,快適なゴーロ歩きで阿弥陀滝を目指す。若干の増水も感じられたが,終始アプローチシューズを濡らすことなく渡渉することができた。阿弥陀川の両岸には色づいた黄色や赤の紅葉が連なり,澄み切った川面にも色をつけていた。秋の沢歩きは,こんなにも格別なのかと深く感動した。阿弥陀滝の水量はいつもよりも少し多いようだ。近くで見上げるとなかなかの迫力だが,景色はそこそこに,力がつけば「やってみたい」
親指ピーク
と浅はかな思いが頭をかすめる。入門編の藪漕ぎをしながら阿弥陀滝の右手を直登し宝珠山に出た。宝珠尾根で木に登り,頭を出して三鈷峰を望むと抜群の山容だった。その瞬間,今日のルートは三鈷峰周回ルートに決定した。しかしKwはどうやら膝に違和感を感じるようだ。下宝珠越の分岐までしっかりした足取りで歩いていたが,ここで念のために下山の申し出があった。二人はKwが足をけがをしていないこと,大山寺まで800メートルと下山口まで近く,道も明瞭であること,何よりしっかり歩くことができていることを確認して,その場で別行動する決断をした。
ナメコです
宝珠山をゆっくりしたペースで上がっていたので,下宝珠越から一気に50分足らずで三鈷峰まで上がった。どうしてもKwの事が気がかりで引き返そうかと考えたが,SNSを通して,Kwが無事に下山したことを知り安心した。その先は,色々な角度から三鈷峰を望み,大山の雄大な山容を飾る紅葉を楽しむことができた。下山途中,大休峠手前でナメコを発見した。おいしそうではあったが,我が家のメニューは「とんかつ」と決まっていたので,腹も減ったし採らずにトレランしながら走って帰路に着いた。

2013年10月26日土曜日

2013秋 甲川散策&クライミング③

落葉の絨毯(甲川から帰路)
台風の影響で,金曜日から予定されていた中国高等学校登山大会が中止になった。この天候では仕方が無いだろう。この大会のためいろいろ準備をしていたが助かったかな?
これで週末,フリーな時間ができた。といっても誰からも誘いはないし,とりあえず来週のキノコ採りの調査というか,なまった体を引き締めるために(暴飲暴食で体重は70kを優に越えた)甲川に行くことにした。甲川をちょこちょこっと歩き,午前中に帰宅
せっかくナメコ見つけたが
した。当面の予定は決まっていなかったので,明日は船上山でもと思いMjに連絡したところ,今から湯原に行くというので,便乗させてもらった。グッドタイミングだった。
①日時:2013.10.26(土)
②行先:
午前の部:甲川(上の廊下堰堤上部~)
午後の部:湯原クライミングセンター(真庭市)
③メンバー:
午前:T(単独),午後:T,Mj,To(岳獅会)
④行動概況:
(午前の部)
1本目をリードするMj
いつもの道をキノコを探しながら歩く。時々雨も降り,大休峠まで行く気力も無くなり,行程1/3で通称大谷に抜けた。途中,ナメコはあることにはあったが全て時期を過ぎていた。今年はタイミングが合わない。もう少し歩けば,いいナメコを見つけることもできるだろう。来週の行く場所を特定した。
3本目かな?

(午後の部)
全てMjがリードで登り,トップロープを架け,3本のルートを登った。といっても私は完登できなかった。ボードがかぶってくると,とたんに手に力が入りバンプする。足を全くうまく使えない。体力なくなって,歩けなくなったから,クライミングでもやるかなんて,よく言ったもんだ。落ち込む私に,何回ここに授業料払い通ったことかとMjに慰められる。今までやってこなかったクライミングやろうと思います。皆様よろしくお願いします。