2013年12月3日火曜日

2013冬 大山(上宝珠沢)

S代表より,上宝珠沢の現状を10月の例会にて報告があった時,あまりの変貌ぶりに驚くとともに「冬に行くと面白そうだ」と頭に残っていたこと,先日Tから教えていただいた上宝珠沢下部の宝珠尾根に続くルンゼが,登攀の練習には良いとのことでルンゼの場所の確認を兼ねて行ってきた。
大屏風は今日も黒かった
①日時:2013.12.2(月)
②行先:大山(上宝珠沢源頭部)
③メンバー:Mk(単独)
④行動記録:
南光河原P(12:00)~金門(12:15)~元谷堰堤(12:45)~上宝珠沢下部(13:15)~上宝珠越のロープがある所(13:45)~上宝珠沢源頭部(14:15)~上宝珠沢下部(14:45)~元谷堰堤(15:10)~南光河原P(15:40)
上宝珠沢源頭部
⑤行動概況:
天気が良かったので,帰りに北壁のアーベントロートが写せたらと,いつもより遅いスタートで南光河原Pをスタートする。近いのかは不明だが賽ノ河原を渡り大山寺を経由して石畳に下りてくる。途中,気になる金門に立ち寄りゴルジュを見上げる。楽しかった夏の甲川を思い出した。全く登れそうにない滝にすぐに背を向け,まずは元谷を目指す。快適な登山道に雪がない。温度も高くビーニー,ウィンドブレーカー,手袋の順番で脱いでいく。最近,娘に読んでやった「北風と太陽」のように,日が射すと歩くたびに暑くなっていく。元谷を過ぎ上宝珠沢に近づくと真黒な大屏風岩がどっしり座っている。おどろしい風貌ゆえ,大屏風岩とあまり目を合わせないようにその場を通りすぎ,しばらく行くと上宝珠沢の下部に到着する。積雪が増え始め膝くらいまで沈むようになる。ここで地図を広げ宝珠尾根に続くルンゼを確認した。「次はここだな」と呟きながら進路を右側にとり,上宝珠沢を詰めていく。途中ワカンのトレースがあったお陰で快適に登ることができた。上部に行くにしたがってクラストしたり,岩がむきだしたりとコンディションがころころ変わる。上りは結局最後の源頭部までつぼ足で通し,アイゼンの出番はなかった。その場に立って見渡しながら,ここから縦走路に抜けるには,墓場尾根をたどりながら行くことになり,「無理だろうな・・・」と私は思ったのだが偉大な先人たちはどうだったのであろうか?下りはアイゼンを装着し,バックステップでクラストした斜面を下りて,後はいつものように,滑落停止訓練をしながら下部に下りた。楽しい砂滑りを彷彿させ40歳過ぎても雪の上は無邪気に楽しい。夏は台風の雨で,上宝珠沢の雪が全て解けてしまったようだが,現時点でも積雪はかなりの量だった。この雪の上に砂礫が覆いかぶさり,登山客に人気のあった砂滑りが復活するのはそう遠くないように思えた。元谷まで下りるとすっかりガスの中でアーベントロートはお預けとなり,今回もまた一眼レフはザックで眠る「ただの重石」となったことは言うまでもない。

2 件のコメント:

  1. 先日,私が話したアイゼン,ピッケルの練習にいい斜面は上宝珠越から縦走路までです。
    雪崩の可能性もあるので,雪の状況を見て判断しないといけませんねが,降雪直後以外は大体クラストしてますね。
    近いうちに,トレーニングに行きましょうか。

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  2. やった!よろしくお願い致します。走って体重落としておきます!

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