2015年8月10日月曜日

2015夏 甲川三昧

一般的に三昧とは集中している事を示すが,本来は仏教用語で欲の部分が取り去られて心が統一されて動かさざる状態を言うらしい。こんな状態で甲川に向かいたいが,今の私は揺れる男?になってしまった。
先が見えなくなり,数年前までのあの熱意はどこにやら,行きたいのか行きたくないのかよくわからない。それでもこんな私を連れて行ってやるというメンバーに感謝しなければいけない。ウェットスーツまで用意してくれた。世代交代でYCCにも「のぼせもん」が出てきてくれたらそれで良い。

最近のYCCの甲川(日時・カテゴリー・行先・メンバー)
①8月4日(火)・甲川沢登り・下の廊下&上の廊下F2・Mk,N 
上の廊下F2(フリー突破は難しい)
目的?Mkの懸案の滝のフリー突破らしい,挑戦したのは3つ,上の廊下F2以外はフリー突破したとの事。最初は鶯橋スタート後すぐに現れる小滝,1m以下だが足場が悪くなかなか乗っ越せない。私は今まで2回しか滝を直上していない。
2番目は,天王滝奥にある1m程の滝,水流強く,ショルーダー,アブミ,フックを駆使して突破するが,滝を直上したこと聞いたことない。さすがYCCのヘラクレスMk,大した馬力だ。ここを突破後,鶯橋に引き返し,上の廊下に移動。F1はNはアブミトラバース,Mkは泳ぎで上がり,F2左岸を突破を検討中,上から蛇(ヤマカガシ)が落ちてきて淵の回りをグルグル回り始め,怖くて退散したそうな。

②8月6日(木)・甲川バケーション?・二の谷出合・Ys,T
岩魚が焼けるまでの至福の時間
目的?避暑と周辺の清掃。目的地に着くと,私はいつものようにタープを張り,蜩の鳴き声を聞きながら,岩魚焼き用の串をナイフで削る。のんびりとした至福の時間。その頃,上の廊下で1人アブミトラバースの練習をしてきたというN川(NCC)に会う。昨日は内の会のFuと下の廊下から上の廊下まで通しでやったそうな。そんな「のぼせもん」が私は好きだ。
夕まずめ,おもむろにに竿片手に川の中へ。早速Ysが小さい岩魚を釣り上げる。釣ったというより,引っかかったというのが正解だろう。私もルアーで1匹ゲットして釣りは終了。岩魚は3時間程素焼きにして骨酒にしていただき,タープの下で就寝。焚火周辺の清掃,燃えカス,炭は灰に,小さなゴミも集め持ち帰りました。もう少し「来た時よりも美しく」精神で山に来てくれたなら・・・

③8月9日(日)・甲川沢登り・牛飼尾~二の谷出合・Mt,T
Mt甲川初泳ぎ
Mtとは久々の山,彼とは別山,赤木沢と初めての山に付き合う事が多い。今回も甲川初デビュー,彼の力なら下の廊下から上の廊下まで行けるかもしれないが,明日のために自重する。自重というより今の私には無理である。
1時間ちょっとの沢登りであるが,明日のための適当な足慣らしになった。Mt,写真の淵で少し溺れかけたけど,初めての甲川どうだった?
今日はY崎(NCC)が会社の同僚を連れて上がってきた。鶯橋から二の谷出合まで4時間半で来たらしい,かなり速い!!

④8月10日(月)・甲川沢登り・下の廊下~中の廊下・Tn,I,Ys,Mk,N,T
全身で甲川感じました
リーダーN,サブリーダーMkにはお世話になった。安全にスピーディに沢登りが実行された事も嬉しいが,それ以上に会員が6人も集まったのが嬉しかった。トップを若いもんに任せて後ろから行くのもようやく慣れた。冑滝手前の核心(水量強い場所)わざと?初めて落ちてみた。嘘です。全身甲川を感じて気持ち良かった。
I,Tn,初めてのこのコースどうだった?次は会員,連れて行ってあげてよ!
Ys,10数年ぶりの甲川どうだった?YCCの沢登りも楽しいでしょ!

11 件のコメント:

  1. 甲川はいつ行っても厳しく、楽しい。
    楽しいのは、安全に抜けることができたから。
    いいとこ、悪かったところを見直して、次の甲川へまた行きましょう。 ありがとうございました。

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  2. 甲川の絶景をみて、何故か「カッコイイ」の単語を連呼してしまいました。行くたびに更に格好良さを感じれる場所なんだとおもいました。自分もカッコよく山行を完遂出来るように、いろいろと整えなくてはと、自覚いたしました。今回同行して頂いた先輩方々、メンバーの皆さんありがとうございました。あとは上の廊下!早く行きたいです。またよろしくお願いします。

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  3. 核心突破のN,Mkお世話になりなした。寒さに弱くなり,泳ぎの後は身体が震え出し,今の私にはこれぐらいで一杯一杯です。
    Tnのカフェオレ,Iの白湯,Ysの薬膳スープ,美味しゅうございました。

    甲川補足情報(2015.8.10)
    ・甲川渓流まつりの残党(ヤマメ)が鶯橋周辺にいるとのこと。Mk尺物の・・・
    ・冑滝に打ってあったピトンも抜けて1本もない。
    ・上の廊下F1アブミトラバース,最後のピトンが抜けておりトラバースに苦労したそうな。

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  4. 裏匹見で臨死体験をしてから滝壺が怖くて沢を敬遠。昨年犬戻峡でゆるゆる再開、歩きの沢で水に慣れ釣修行で水に親しみついに一番怖い甲遡行!
    大丈夫でした。どこでもするっと登るNと豪快に水を割って進むMkほか皆さんの工作のおかげですんなり無事に。勇気が必要な一歩では励まし「うまい!」とかホメソヤシて気持ちを押し、落ちそうなポイントでは下でスタンバってくれていてもう万全、きっとリーダー達は綿密に打ち合わせたのでしょう。皆さん有難うございました。

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  5. 遥か昔、山岳会に入った最初の夏は「悪いけど今年は連れていけないよ、しっかりクライミング練習してロープワーク出来るようになってからね」翌年かその次か人生初めての沢が甲。ラッコ泳ぎで引っ張って貰ったあとはもたもたロープを畳んだり・・・今回しなかった、どうもすみません!
    そういえば今回ラッコしなかった。空身で登りザックを別に上げるのも無しでずっと担いだまま。これはYCC的美意識ですか?

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    1. 入会したての時、代表にビレイの仕方が悪い!と、こっぴどく叱られました。「まだ教えてもらってない」なんていう言い訳が通用しない会なんだと、その時認識しました。見よう見まねで思い出し、ヘッデンつけて夜の公園で、滑り台にスリングかけて、水入りポリタンクで何回も練習しました。40歳代で、頭ごなしに叱られることって、そうないです。S、Tから、手取り足取りってわけではなかったですが、一挙手一投足を盗み見ながら、同じルートをオマージュしてもう一度登り、少しずつ自分の山を高めるように心掛けてきました。が、なかなか思うようにいきません。ぜひ、良い機会がありましたら、色々教えてくださいませ。ザックを担いだままだと、猿政「二の滝」で背中から落ちても痛くなかったです。プロテクター的な感じでしょうか。それに、あとで上げるのめんどくさいし・・・

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  6. 今日も甲川へ浸かってきました。冑滝を下降して、ピトンのなくなった滝を再確認へ。良く見れば、どことは書かないがまだ二本残っている。それにしても甲川は気持ちいい。
    他の会のパーティーが上のF1を泳ぎでも、鐙でも突破できなかった、と上がってきた。潔てカッコいい、次は突破できるでしょう。それが経験になり、チャレンジだと思う。
    誰もいなくなった16日は、上か下を1人で抜けてみようかな。

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    1. Nのリーダーシップと、皆さんのおかげで、素晴らしい甲川になりました。Tの気迫もやはり凄みがありました。尊敬してます。16日は復習してきます。早く、Nに追いつけるよう、より安全に確実に山行が成功するように、しっかり勉強しようと思います。私は、まだまだです。でも、そのまだまだを、そこそこにすることを楽しんでいます。今後ともよろしくお願いいたします

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    2. 16日の甲川は、今回とは姿を変えると思います。ザックを降ろしての突破となるかもしれませんが、精一杯Mk隊に貢献したいと思いますので、パーティーに加えて下さい。

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    3. 16日は、仕切りなおしての「下の廊下」そして、上の廊下でアブミの練習と行きましょう。姿を変えた甲川は、私にとってはヤマタノオロチ。リーダーはN。サブリーダーはMk。今回はこの形でよろしくお願いいたします。アブミトラバース楽しみです。皆様、アブミを持って、再度、参加表明よろしくお願いいたします。天候悪化の時は、屋内でトレーニング。よろしくお願いいたします。

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  7. 私は初心者に山に対する心構えを言っているだけで,高みの意識のある人はどんどん行けばいいし,連れて行ってあげたい。上の廊下で練習とは言わず,突破すればよい。F1はアブミ無しで越せるし,F2は上から滝の中を引っ張りあげる。N,Mkがいれば楽勝でしょう。I に私の持っているアブミ全て渡したから。
    上の廊下より甲川バケーションの方が楽しいかもしれないよ。

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