2015年5月6日水曜日

2015春 北アルプス(槍ヶ岳)

残雪の峰々と飛騨沢
スキーを始めて2ヶ月後,もらいもののデモ板にアルペンブーツを担ぎ独り挑んだ昨年4月の槍ヶ岳飛騨沢での経験が自分のYCC入会を大きく後押しした。今年も必ずやると心に決め足繁く山に通った甲斐もあってか,連休前半は好天が続く予報。ここを逃す手はないと今年も残雪の北アルプスへ向かった。

①日時:2015.5.1(金)~2(土)
②行先:北アルプス(槍ヶ岳)
③メンバー:As(単独)
④行動記録:
【4/30】福山(1:40)~(一般道)~新穂高温泉(20:30)
【5/1】新穂高温泉(4:20)→白出沢出合(6:00)→(8:30)槍平小屋(9:30)→(15:05)飛騨乗越(15:20)→槍ヶ岳山荘(16:00)
【5/2】槍ヶ岳山荘(4:37)→(4:46)槍ヶ岳(5:36)→(5:45)槍ヶ岳山荘(9:15)→(槍沢滑降)→横尾(11:50)→上高地(14:50)
⑤行動概況:
目指す飛騨乗越(3020m)へ
序盤は林道歩きで危険もないため暗いうちにヘッドライトで行動開始のつもりが痛恨の寝坊。結局,空が白み始める中の出発,念のためにと装着したライトが虚しい。昨年と違い今年は林道上に雪は皆無,スキーブーツでは酷なのでアプローチ用に持ってきたトレランシューズで軽快(ブーツの分は背中が重いが)に歩き,難なく白出沢出合に到着。事前に収集した情報によると今年は雪解けが早く沢の割れがかなり進行しているとの事だったので,ここから槍平までは出来るだけ夏道上にルートを取ることにする。締まった雪にしっかりと残るトレースに感謝しながら歩みを進め,結局槍平までブーツに履き替える必要はなかった。シール登行の準備を兼ねた大休止後,本日のメインである長い長い飛騨沢の登りへ。
春の槍ヶ岳
出だしの緩斜面は快適にシールを効かせて進み千丈乗越への分岐のある大きなカーブ辺りまで来ると稜線上に槍ヶ岳山荘を視認できる。目標が定まりやる気は出るが,歩けど歩けどなかなか近づかないのは飛騨沢のスケールの大きさ故か。知ってはいたがここからが本番なのだ。この頃になると容赦なく照りつける太陽を遮るものは何もなく,緩んだ雪と傾きを増していく斜面につたないシール登行技術ではごまかしが効かなくなってくる。目印の旗竿が立ち始めてほどなく2700m地点あたりでスキーは諦めアイゼンを装着,雪はすでに緩みきっており不要かと思いつつも飛騨乗越が3000m以上ということで大事をとって。下からは見えなかったが,結局稜線まで雪は繋がっておらず最後はアイゼンを外しスキーブーツでガレ場を歩き山荘に到着。疲労困憊につき穂先へは翌朝登ることにして早めの就寝。
槍沢より
2日目も朝から晴天に恵まれ穂先で御来光を拝んだあとは雪が緩むまで小屋で待機。周りも同じ目的で登って来ているため会話も弾み様々な情報が得られる。やはり今年は雪融けが早いというのが大方の意見だった。9時を回りいよいよ滑降開始,今回は前回滑った飛騨沢ではなく槍沢に滑り込むことにする。待っただけあり程よく緩んだ雪を気持ちよく滑り降りあっという間に下部まで到着,登りの苦労などすっかり忘れてスキーの威力を感じる瞬間,山スキー最大の醍醐味だ。割れが進んだ槍沢をどうにかこうにか槍沢ロッヂまで滑ったあとは板を背負い上高地まで十数キロの逆ロングアプローチ。春というより初夏の雰囲気を全身で感じながらとぼとぼ歩き,上高地からはバスで新穂高温泉へ,下山届けを出して無事帰還。
また来ます
今回も最高の山でした。
⑥所感:
昨年はただの登山客だったが今年はYCCの一員,いい緊張感を持って挑め,無事下山できた今はホッと安堵感に浸っています。前回の反省を踏まえ今回良くなった点(アプローチ対策等)もありましたが,まだまだ改善の余地そして反省点(特に寝坊)もいろいろと。それらは今後の課題とし,次回までの一年間も真摯に山と向き合いまた取り組んでいきます。この度の山行に際して,アドバイスをくださった皆さま,この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

4 件のコメント:

  1. 昨シーズン,まともに山スキーできなかったので,有終の美を飾りたく,この山行興味ありました。単独行でやりたいということで,行きたかったのですが諦めました。嘘です。
    次はパーティで山スキーを楽しみましょう。リーダーは貴方です。
    槍平から槍ヶ岳山荘まで6時間半もかかっているけど,きつかった?

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    1. キツかったのは確かですが,日没までに山荘に着けばいいやと自分を甘やかしすぎた結果,恥ずかしいタイムになってしまいました。リーダーを務める際はきっちり計画します。

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  2. 「単独の不安と恍惚」知っているしスキーだから同行は無理だなと思いつつ、エールを兼ねて念のため探りを入れると…きっぱり「今回は独りでいきます」と断られました。
    ノーと言える仲間、爽やかです。
    ・・・寝坊仲間(^_^;)?・・・

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    1. 寝坊仲間は早めに返上したいタイトルですね(-_-;)スキー技術の未熟さを痛感した山行でもありました。また,山で。

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