2015年5月6日水曜日

2015春 大山春山パトロール

この季節恒例の大山春山パトロール。天候が悪い中,登山者に声をかけたり,ゴミを拾ったりしながら登り,その役割を果たした。
出発前の集合写真
日時:2015.5.4(月)
行先:大山(夏山登山道)
メンバー:MkNSzIMt
④行動記録:

大山寺駐在所(850)→下山キャンプ場(855)→6合目(1020)→(1120)大山山頂(1200)→6合目(1240)→大山寺駐在所(1400
⑤行動概況
大山寺駐在所に8時過ぎに集合し,警官2名とYCC
名の計7名で出発する。
まず,下山キャンプ場へ行き,12張ほどのテントを確認した。
そして,夏山登山道を登って行く。この時点では日差しはなく,若干の風が吹いている程度で歩きやすい天候であった。2合目までは30分という超スローペースで歩いていたが,先頭がIに代わるとペースが上がり4合目までは20分弱で歩いた。道中すれ違う下山者に山頂付近に様子をうかがいながら,6合目に到着すると,10人程度の登山者が休憩していた。また,この辺りにくるとガスで視界は悪くなり,いつ雨が降ってもおかしくない天候になっていた。

山頂の集合写真
そして,6合目を少し登ったところで雨が降り始めたため,Mkの号令にもと一斉にレインウェアを着用する。さらに8合目を過ぎると風が強くなったが,難なく歩き山頂に到着する。避難小屋に入ると20人程度が休憩をしており,我々も腰を下ろして各々食事を取った。
休憩後,下山を開始すると,岩室へ向かうグループがいたため,Mkが念のために「どちらに行かれますか?そちらでは下山できないですよ」と声をかけたところ,彼らは分岐を見落として直進したため道を間違えていたところであり,声かけが適切な誘導となり,警官の方々も感嘆しておられた。
また,その後もMkNはすれ違う登山者に対して「レインウェアを持っていますか?」,「下山予定時刻は何時ですか?」,「稜線は風が強いので気をつけてください」など声を積極的にかけていた。
断続的に少雨に見舞われるなか,このようにパトロールとして一定の役割を果たし,無事下山した。
⑥その他:
NIは下山後,登山の消化不良を解消すべく,名和に行きボルダリングで汗を流した。
Mkは久しぶりの夏山登山道に満足していた。
Szのスパッツ(最近はゲイターと呼ばれることが多い)はチャックがおかしくなり,使い物にならかなった。
Mtが張り切って登ると天候が崩れやすい(だから,最近誰も誘ってくれない)。
・ところどころ,イワカガミが咲いていた。

8 件のコメント:

  1. しっかりとしたパトロールされましたね。これだけきちんとやる山岳会はありませんよ。今のパトロールでできること,一番大切なことは登山者への声かけだと思います。
    昔,パトロール要項の装備を持参したら20kgを越え,パトロールどころではありませんでした。
    相変わらず,I は元気がいいですね。岳人として,メイン1合10分で歩く体力はほしいですね。

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    1. ありがとうございます。
      パトロール要項の中身が気になります。
      今度読みたいです。

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  2. パトロールお疲れ様でした。
    一昨年の春から参加していますが,冬に比べ,無防備な登山者が多いことに気づきました。
    半そで,Gパン,街歩きの姿で登る人もいました。
    強風ガスの中を歩く木道は,滑りやすく,転倒し骨折しかねない。
    登山者への声かけ,どんな言葉をかけるか,Mkの姿に学びました。
    課題の改善に努め,今後もパトロールに参加したいです。

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    1. お疲れ様でした。
      ご指摘の通り、いろいろな登山者が登っておられましたね。容姿や装備状況によって声かけの内容を変える必要があると思います。
      この記事を見て他の会員もパトロールに参加する際の参考にしてもらえればうれしいです。

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  3. 山頂の木道は環状線だから石室を周って下山は可能だったのを説明してあげたのか気になりました。
    遠方からの訪問者にとって一生に一度の大山行きだったのかもしれない、そこまで考えてアドバイスすべきでしょう。
    四合目でペースを上げた際、ちゃんと周りを見て歩いていましたか?

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    1. ご指摘ありがとうございます。
      山頂付近での顛末については、おっしゃるとおり環状になっているため、無事に下山できたのかもしれません。次回以降は、そこまで配慮して対応しようと思います。
      歩行ペースを上げた件については、周りを見ながらのペースアップであり、皆も付いて来たので適切だったと思います。

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  4. パトロールお疲れ様でした。
    自然の中を歩くと言うことは、反省の繰り返しですね。僕も昔、息子とカッパを持たずに山歩きをしたことがありますが、突然の雨に見舞われて、体温を奪われました。木の下に入り、湯を沸かし身体を温め耐えました。雨具を持たない登山者は皆、大丈夫と言う答えしか帰ってきませんでしたが、きっと、次に山登る時には雨具を持参していると思います。雨具があればいい、いい靴を履いていればいいと言うことではなく、事前の準備、一生に一度の大山に行くのであれば、登山道の分岐、周回コース、危険、注意する場所、気象などなど事前準備が大切な登山の一部だと。僕達にできることは、声をかけたり、寒がっている人にお湯を沸かしてあげたりと、出来ることは限られていますが、警官の職務には、個人の生命の保護があり、大変だと思います。自己責任、救助救出回収まで自らの責任で行われる人がいるならば、見てみたい。11時30分の山頂の気象、雨、気温10度、風速毎秒15m、カッパがなくて大丈夫なわけはない、相当な我慢が必要。人の命は想像以上に呆気なく儚すぎる。大山を訪れる人を大切に想って、皆でいいパトロールができたと思います。ワイワイ隊ではありましたが、このパトロールに参加できて良かったです、ありがとうございました。

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  5. 悪天候の中,パトロール本当にお疲れ様でした。
    パトロールの記事になると何故かコメント増えるね。ドンマイ,ドンマイ,完璧なパトロールなんかできないよ。県山協で誰よりもパトロール行った私が言います。貴方たちは良く行動しました。

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