2014年9月22日月曜日

2014秋 大山(野田の谷)

代表Sより山行報告が届きました。

琴浦町の山行の連続で大休谷山川谷と続き,今回の野田の谷である。当初の計画は,山川谷を遡行し1300メートルピークを考えていたが,時間がかかる等の理由で野田の谷とした。野田の谷は大山山系で1番標高の高い地点の遡行できる谷でもある。
今回のコースは,一向ヶ平~大休口~六号堰堤~大休滝~野田の滝~親指ピーク(野田の谷経由)~大休峠~大休口~一向平。
野田の滝

①日時:2014.9.18(木)
②行先:野田の谷
③メンバー:S,Ys,Mi
④行動記録:
一向平(7:25)→大山滝(8:08)→大休口(8:45)→六号堰堤(9:00)→大休滝(9:33)→野田の滝(10:00)→野田の滝頭(10:53)→親指ピーク(15:30)→大休峠(16:20)→一向平(18:05)
⑤行動概況:
7時25分一向平を出発し,6号堰堤までは順調に歩む。廊下の狭いところは堰堤を利用して上流に進む。7号堰堤も無事通過すると谷の様相が1年前と変わり,巨石がごろごろしている。大休滝の上流のS字状の谷の形状も変り,尾根が土石流により削られて直線上になっている。更に上流部には巨石がごろごろとし谷の様相を一変していた。野田の滝の下方のコーナーも烏ヶ山側が崩落し広くなっていた。野田の滝に到着後,沢靴から登山靴に履き替え,1段目の滝上部から滝右側の樹林帯に入り,もろく滑る岩に注意し登攀する。続いてMi,Ysと続くが岩がはがれYsが滝壺に転落した。Miを先頭に急斜面の樹林帯を登り滝の頭に出て,野田の谷(滝落ち口)に下降した。ここで高さ5メートルのF1を登るためロープをつけ瀞を泳ごうとしたら反対され(カメラが防水でない),下降した岸壁を登り,高巻き,懸垂下降しF1上部に出た。ここからは2~4メートルの滝が続いており,楽しい沢歩きである。上部に進むにつれて水量も少なくなり,ゴーロ歩きになる。15時前は振子山の出山(前衛峰)下をクリアし,親指ピークが見えるところまで来た。
野田の谷F1
小さな沢筋を辿り,藪をこぎしながら進む。沢筋がなくなりと斜面をトラバースしながら親指ピークのコルを目指した。親指ピークに到着後,休憩もそこそこに野田ヶ山,大休峠に向かう。大休峠から1番元気のよいMiに尻をたたかれながら歩を進め,18時05分一向平のスタッフに迎えられ無事帰着した。
この野田の谷は数年前(H18.11.9,H19.10.25)に2回遡行し,登山靴で親指ピークまで行ったが,谷の形状(滝が連続する,瀞がある),水量からとても信じられない。一昨年はロープを携帯しなかったためリタイアした。コースタイムは当時は香取発でやはり11時間程度かかっていた。リーダーであるSがど忘れして楽しんでいけるコースだよとメンバーを誘い,無理な行動をさせたこと,リーダーは反省しきりである。
MiとYs
⑥反省点,その他:
・気楽なコースとして山川谷から変更して実践したが,長時間,過酷な登山行動であった。
・装備面では軽量化と過去の遡行歴からハーネス,ヘルメット必要なしとしたが,懸垂下降を2回も行い,肩がらみ懸垂を現場指導で実践させた。野田の滝1段目でYsが滝壺に転落し,準備の不足を痛感した。
・過去に遡行は,登山靴で行っており,遡行開始からの滝の連続をイメージしてなかった。また,今回は水量が大いにしても昔「登山靴」でよく登ったもんだ。

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