2015年11月24日火曜日

2015秋 大山(川床~三鈷峰周回)

昨年同じコースをStや仲間たちと一緒に歩いたが,あえなく上宝珠越で引き返したルート。「自宅から大山をやったSt」のリベンジに同行させていただいた。
上宝珠越から北壁
①日時:2015.11.23(月)
②行動記録:
川床(6:30)→阿弥陀滝(8:00)→宝珠山(10:10)→上宝珠越(11:30)→ユートピア(12:00)→大休峠(14:00)→川床(15:35)
③メンバー:St,Mk
④行動概況:
振子沢を眺めるSt
2日前の天気予報は雨。しかし予報は外れ当日は暑いくらいの良い天気。寒さを考え少し厚着したため,阿弥陀滝に到着するころには汗をかいた。宝珠山からは,メリノウール一枚で行動してちょうどよい。空気が澄んで景色が見渡せる。色づいた葉は枯れ落ちた。大山は冬支度を始めたようだ。心地よい,晩秋とは思えぬ陽気に,気分は晴れやかだ。なのに,この大山の景色は,なぜこんなにも悲しいのか。哀愁,郷愁,センチメンタル,メランコリー・・・たとえる言葉はたくさんあり,どれが当てはまるかわからない。ここには胸を押し付けるような悲しみがある。そしてその中に,惹かれてしまう美しさがある。
阿弥陀滝で
悲しみや苦しみの中に,美しさや楽しみを感じるという,偏った感じ方をするところが私にはある。私だけでなく,皆もそうなのかもしれない。パリパリと乾いた音のする落ち葉を踏み,ミシエル・ルグランのシェルブールの雨傘を口笛しながら歩いた。5時間半かかったが,ユートピア小屋のある稜線に出た。登山者の多い所をいそいそと通り過ぎ,振子沢分岐のポールにて一息入れる。ここから見る景色は,今回初めてのStに見せたかった場所の一つだ。感激を隠せない笑顔をみて,Stとの約束がやっと果たせ,うれしく思った。何度も休憩を取り,長く続く落ち葉のトレースを辿り,親指ピークでドキドキし,野田ヶ山でトレランをしたりと楽しみながら,秋の大山を楽しんだ。

2 件のコメント:

  1. シェルブールの雨傘かうまい事言うね。Mkそんな歳だっけ?
    言われてみれば晩秋の大山とマッチするかもしれない。私だったら・・・

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  2. Nクラで五嶋龍のチャイコンをみて思い出し,昨晩「オーケストラ!」を見返しました。Tに勧めいただいて,3回見て3回泣いてます。Tの晩秋の大山は・・・次回のブログを楽しみにまちます。

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