2015年9月15日火曜日

2015秋 大山(山川谷~飯盛山)

山を少しかじったくらいの私が言うのもおかしいが,大山は実に奥が深く,バリエーションが豊富だ。今回の山川谷を終えて,その魅力を再認識した。北アルプスへの憧れもあるが,今の生活リズムでは,どうしても実現するに困難な問題がでてくる。近くに大山があり,そこに無数のルートを描くアイデアがあり,そして仲間がいる。人間関係の苦手な私がYCCに出合い,たくさんのことを学べていることに心から感謝している。こんな風に,気難しい私を素直にさせる,爽快な遡行であった。
気分はサスケ最終ステージ
①日時:2014.9.14(月)
②行先:大山(山川谷~飯盛山)
③メンバー:Mr,Mk
④行動記録:
三本杉林道終点(7:40)→二児滝(8:20)→三本杉滝(9:00)→飯盛滝(10:30)→飯盛山(11:30)→931ピーク(12:30)→地獄谷別れ付近(13:30)→加勢蛇川(14:00)→一向平(15:00)
⑤行動概況:
三本杉滝
一向平キャンプ場に7時に待ち合わせる。Mrは30分前に必ず来ることを知っているので,少し早めに行くと,ちょうど来たところだった。地図を見ながら行程を打合せする。矢筈手前の1300に行ってみては?と,代表よりアドバイスをいただいたが,いい形をしている飯盛山に気持ちが向いており,最終到達地点を飯盛山に決定し出発した。林道最終地点より三本杉の廃道をたどる。伐開してある道は明瞭である。ただ,雨でグズグズした土は滑りやすく少し嫌な気がした。二児滝に近づくと大きな音がする。それを頼りに,懸垂下降することなくドンピシャのところに降りてきた。ロープを出して登攀開始。しっかりした幹に支点を工作して安全を確保する。二児滝の登攀は,岩も安定していて面白い。ロープをしまってしばらく歩くと,すぐに三本杉滝。水量が多いせいか,この滝が一番美しかった。なんといっても,一番エキサイティングだったのは,その次の雨樋のような滝だ。前回は,あっけなく引き返し悪い所を高巻したが,今回は激流に抗い突破した。そこから,二つ小さな滝があるが,なかなか簡単に登らせてくれない。頭から水をザブザブ被り,次第に歯がカタカタいうくらい寒くなるが,二人の笑顔は止まらない。最後はどうやって越えたか覚えてないが,不細工ながらも,上がったことに変わりはない。最高で爽快な登攀だった。飯盛滝を右から上がり,そのまま飯盛山に直登する。途中から踏み跡が出てきたのでそれを使う。山頂の展望は予想通りだったが,気になっていた山に立ち,満足した。稜線上には倒木がたくさんあり,踏み跡がある理由もなんとなくわかった。そこから931Pまで行き,南側の尾根を辿り下る。何度も地図を見ながら尾根を外さないように。やはり,初めての山はとても楽しい。
マイタケありました。
地獄谷別れ付近に出てから,大きなミズナラをめぐりマイタケを探しながら加勢蛇川に下降する。大山滝吊り橋は通行止めになっている。加勢蛇川の水量は多く,勢いも強い。沢装備の私たちは問題ないが,一般登山者の渡渉は現状では危険であると私は思った。1キロほど下流に歩き右手に水のある沢が現れる。古い石組みの堰が連続で組んである。その谷を詰めて笹藪を漕ぎ,急な斜面を上がる。そこはちょうど登山道の入口付近だった。登攀あり,泳ぎあり,藪漕ぎあり,読図あり,そしてまさかのマイタケあり。過去最高の山となった。当分の間,誰がどこに行こうがうらやましく思わないと思う。今回も,色々教えていただきながら,同行してくれたMrに心から感謝。ありがとう。

3 件のコメント:

  1. 良い山されましたね。行けるものなら参加したかったです。大山もっと知りたい会員大勢いるので案内してあげてください。
    先週のKwに続き,マイタケのゲット,これだけは心穏やかになりませんね。

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  2. 大山の南側は,「マイタケ今年は早かった」とキノコ採りの方が教えてくれました。mrと良い樹をたくさん見つけましたので,来シーズンはマイタケパーティーやりましょう!

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    1. 来シーズン?私のマイタケ山行はまだこれからです。私の直感に従い,天気と体調良ければ週末出動してきます。
      大切な1日,どこに行くか地図を見ながら作戦を立てる。これが楽しい。キノコ採りはバリエーション以上だね。
      キノコパーティはKwが期待してますよ!

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