2015年2月3日火曜日

2015冬 甲ヶ山北西尾根(撤退)

Mkのラッセル3部作の1つにどうかと思っていたが,残念なことに参加者がいなかった。しかたがないので1人雪に塗れてモガイテきました。
①日時:2015.2.3(火)
②行先:甲ヶ山北西尾根
③メンバー:N(単独)
冬の甲川
④行動記録:
香取除雪最終地(6:45)→甲川(8:30)→撤退終点P1000(12:00)→香取除雪最終地(15:45)
⑤行動概況:
作戦は立てていた,雪の深いのも想定済みだった。結果,計画が甘すぎたと言う事が全てでした。
香取からスノーシューで甲川下降ポイントまでゆっくりを心に叫びながら快適なハイクで進み,そこからは急斜面の下降となるので,つぼ足で下った,谷底前で右から水の落ちる音がするので,一瞬尾根を間違えて下りたかと思ったが,石積堰堤の滝だったので間違ってなくホットした。急斜面が終わると再びスノーシューを履く。そこから少し下ると,いつもの甲川最終堰堤に出る。
深かった,まだ遠い
甲川の渡渉はめんどくさいのでスノーシューを履いたまま水の中を行った。そして北西尾根の取り付きでスノーシューからワカンに履き替え,スノーシューはデポして置いた。ここまでは順調に来ていたが,尾根へ上がる急斜面で事は変わってしまった。急斜面を10分もラッセルしないうちに,甲ヶ山の頂は踏めないことが見えてしまった。この斜面にどれだけの時間を費やしただろう,夏なら20分もあれば上がれる?そんなところを1時間?1時間半?雪と戯れ続けた。やっとのことで尾根に上がったが,スノーシューを持ってこなかったことに後悔するが後の祭りに過ぎず,尾根を忠実に時間まで進むことだけが残された。尾根上はツリーホール,ロックホールに何度となくはまり込み,もがきながら這い上がるしまつとなった。P952を過ぎた眺望のきく所から甲ヶ山を眺め,この場所まで戻ってくるのに,あと1時間半は必要,単独にはリスクが高すぎると撤退を決めた。
⑥その他:
なんとも悔しさが湧いてきたが,自分の甘さを反省し,次回は今回をシュミレーションに追加できるので,必ずや辿りつく。冬季が終わるまでにリベンジしたいが,時間が取れるか?


5 件のコメント:

  1. 参加できずに申し訳ないです。ソロでこのルートをこの条件で進むNを、さすがだと思いました。私が一緒だと足手まといになった。一泊ビバークを計画に入れるか、残雪期でなければ私にはピークを踏めそうにない。読み返しながら思いました。山が増える度に新しい山への想像も広がり、また、自分の無力さを、打ちのめされるように痛感し、山が狭まる寂しさも感じます。しかし、その寂しさが、今の原動力になっているように思う時があります。

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    1. この宿題を片付けてしまったら、Mkとの宿題を片付けに行こうと思っていたのに、なんとも力なく悔しさが湧いてきます。

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  2. 内の会は何もしない人,新しいことにチャレンジしない人が多いのにひとりで甲ヶ山北西尾根,向かおうなんてたいしたもんだ。撤退なんてどうでもいいですよ。大事なのは山に向かう姿勢ですよ。
    さて反省,雪の状況は多いとはいえ,こんなもんでしょ。3年前行った時はもっと多かった。やはり反省はスノーシューを置いていったことかな。
    出発時刻も遅くないし,スノーシューあれば,Nの体力なら甲ヶ山稜線まで12時には着いていたと思いますよ。次回,やる気のある人とチャレンジして下さい。

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    1. Tには、全て見透かされている。下山メール直後にスノーシューを問うてきた。
      雪の状態はこんなもんでしょ
      稜線に出たら、締まった雪のはず、と勝手な想像が仇となりました。悪い方でのシュミレーションが足りませんね。

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  3. 一般的に雪が締まりだすのは甲ヶ山稜線直下あたりです。アイゼンに履き替えるのがこのあたりか,稜線です。一言,言ってあげたらよかったね。写真見てるとほんと行きたくなりました。今の時期は一番達成感があると思います。
    俺だったら,山スキーで北西尾根を上がり,甲ヶ山稜線から山スキーを担ぎ,甲,矢筈と歩き,矢筈から一気の山スキーで香取まで。野田経由でもう一滑り楽しんでもいいね,どうかね?
    今の私にはかなわぬ夢だけど・・・

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