猿政の空は高い。クリアな風が,黄色く染め始めたクロモジの葉を撫でる。深く刻み込まれた内尾谷川の向こうに,鯛ノ巣山が佇んでいる。内尾谷川を詰め猿政に立ち,爽やかな気持ちでしばらく眺めた。
詰めた内尾谷と鯛ノ巣 |
①日時:2014.9.29(月)
②行先:猿政山(内尾谷川)
③メンバー:Mk(単独)
④行動記録:
林道P(8:00)→縦走路(10:00)→猿政山(11:00)→林道P(12:30)
②行先:猿政山(内尾谷川)
③メンバー:Mk(単独)
④行動記録:
林道P(8:00)→縦走路(10:00)→猿政山(11:00)→林道P(12:30)
⑤行動概況:
小さな最終堰堤が林道と交差する。そこから内尾谷川に入渓する。すぐに4mくらいのF1が現れ左岸から上がる。水位は深い瀞でも膝くらい。残念ながら泳げる深さではない。秋向けの沢である。倒木はたくさんあるがキノコは見つからなかった。そこからF2までは沢沿いに古い道がある。しっかりとした跡から,先人たちの暮らしの一部に,この道が使われてきたのかも知れないと思った。F2は15mはあるかもしれない。滝の左より攀じ上がる。高度感はあるが,固い岩質のガバがたくさんありイージーである。 F1は右から上がる |
F3は3段滑滝 |
最後のF4 |
一人で沢に入るのも,猿政も初めてだった。入念に地図を読み解き,行ける確信はあったが,行くべきかやめるべきか,ずいぶん悩んだ。
今回,やめる理由はたくさんあったが,この山は,弱い自分と対峙するためにも絶対にやめられなかった。山は危険であり命を落とすこともある。しかし,下界にはもっと危険なことがたくさんある。だから私は好きなことをする。たくさん好きなことをするために,安全第一でする。そして,もっと山にも普段の生活にも強くなりたい。僅かながらの達成感を胸に抱き,そんなことを想いながら,無事帰路に着いた。
今回,やめる理由はたくさんあったが,この山は,弱い自分と対峙するためにも絶対にやめられなかった。山は危険であり命を落とすこともある。しかし,下界にはもっと危険なことがたくさんある。だから私は好きなことをする。たくさん好きなことをするために,安全第一でする。そして,もっと山にも普段の生活にも強くなりたい。僅かながらの達成感を胸に抱き,そんなことを想いながら,無事帰路に着いた。