2016年7月6日水曜日

2016夏 石鎚山

鎖を触って癒されたい,というYsの怪しげなリクエストから石鎚へ女3人旅。着いてみると白装束の方だらけ。どうもお山開き大祭中(お山の生命力が旺盛になる10日間らしい)らしく全国から信者の方が登拝に来られていた。この期間中はロープウェイの割引もきかず,入山料も必要と聞きちょっとガックリする。御神酒を「お好きなだけどうぞ」と勧められ「好きなだけ?」と目を輝かせるYsを戒め出発。
試しの鎖
①日時:2016.7.4(月)
②行先:石鎚山
③メンバー:Ys,Fu,I(岳獅会)
④行動記録:
松江(4:00)→ロープウェイ(8:00)→成就社(8:50)→試しの鎖(9:35)→3の鎖(10:57)→弥山(11:07)→天狗岳(11:50)→南先鋒(12:00)→弥山(12:25)→ロープウェイ(14:29)→松江(21:00)
⑤行動概況:
登山者がやたら目立つ
入山の手続きで時間を取られやっと出発するも,ホラ貝や錫杖を手に歩く白装束の方々に囲まれ登山というより山伏気分。行程も短めだし,ゆっくりスタートはせずにせっせと歩いていると息も切れ汗もかき階段地獄も苦しくて気持ちがいい。「Fu,登山っていうのは初めはゆっくりスタートして体を慣らして・・・」といつものYsあーだこーだ講義が始まるが「今日は短い行程だから全行程全力です,口じゃなくて足を動かしてください」と説得し頑張ってもらった。コップいっぱいに御神酒を飲んでいたYsも酒は抜けました,といい汗をかいていた。
涼しい
試しの鎖に近づくと白装束の方々が何かを叫びながら鎖を登っている。いつもなら人が多いと面倒くさいと思ってしまうが,今回は修験者たちに囲まれ独特な雰囲気が感じられて楽しかった。初めて来た時には怖かった鎖場も今回は楽しく登れた。試し,1,2,3の鎖を登り弥山に到着するとお祓いをしたいというYsが信者さんたちに混ざり(どさくさに)「御神像拝戴」と言われる御神像を背中に当てて神徳を受ける神事をしてもらっていた。この独特な雰囲気の神事に私は近づけず遠くからIと眺めていた。御神像拝戴を終え戻ってきたYsは「清らか度100%になりました」と嬉しげにしていた。石鎚が初めてだというYsのために天狗岳と南先鋒へ寄りそこから見える以前行って楽しかったバリエーションルートをオススメしておいた。下山は来た道を鎖場は巻いて戻った。
石鎚の北壁,終了点みっけ
今回はYsが鎖を楽しみたいというので全部の鎖が楽しめる成就社往復コースを選択したが,バリエーションを勧めてくるYsに今回は一般道の往復ですと伝えると「すっかりシティガールになっちゃって」と言われてしまった。紅葉の時期にバリエーションに行きましょうね。今回は日本アルプスくらい1人で運転していき単独行しちゃうIが「これくらいの距離なら全然大丈夫」と行き帰りと運転をしてくれました。ありがとうざいました。

4 件のコメント:

  1. 今回FuとIは船上~ユートピア、〇〇〇下山の予定だったらしい。心が真っ黒けの私が飛び入り「キヨラカになりたいんじゃ!」と石鎚を申し出ると快諾、何もかも受け入れ面倒見てくれて有難う。お二人に深く感謝します。
    Fuは体調が良くないと言うので安心していたが甘かった。いきなり飛ばすとばす…階段登りで息が上がり「鎖の下で待ってて」と弱弱しく呟いたが聞こえないふりをする二人だった。むかし「永遠の仔」を読んでから恐れつつ憧れていた鎖は…階段の地獄さと打って変わって快適。朝のお神酒でキヨラカ度5%、鎖で50%、「御神像拝戴」で有難く100%になったのでございます。

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  2. Ysのよくわからない講義?をサラリと流すのはさすがFu。
    Ysの清らか度が100%になったとのことにこの山行の意味がある。
    私は大昔の石鎚山での不埒な振る舞い思い出し懺悔する。

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    1. 清らかでなくキヨラカ…(何のこっちゃ)
      求めるものが明確で強烈で手段を選ばない(努力を惜しまない)二人。性根の据わった欲深さに救われました。

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  3. 大山と石鎚山,何れも【日本7霊山】に数えられるだけあり(誰が言い出したのだろう?)エキゾッチクな魅力を感じます。石鎚山のそれは白装束の修験者と相まって,ワクワクするようなゾクッとするような何とも言えない良さがありますね。ところで山伏の法螺貝ってどこで入手するんでしょうか??

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