2015年1月26日月曜日

2015冬 大山(夏山登山道)③

2週間ほど前にTからメールで「泣けるような景色でした」と,弥山小屋の光景が送られてきた。「冬の夏山登山道を6合目以上は登ったことがない」という新入会員Szはそれを見て,自分も見てみたいと気持ちを伝えてきた。彼女の純粋な気持ちを叶えたくて,本日の山行を計画しました。
①日時:2015.1.15(日)
②行先:大山(夏山登山道)
③メンバー:I,Sz
④行動記録:
 南光河原P(8:00)→(11:00)山頂(12:30)→南光河原P(15:00)
弥山頂上
⑤行動概況:
Szとはこれまでに数回,山行を共にしたことがある。
その時の様子や過去のコースタイム,気象条件等から,頂上避難小屋到着まで3時間と予想し計画を立てた。
2合目まではウォーミングアップ,キックステップを意識しながら4合目,5合目からは樹氷に気を取られ,足元がおろそかになり始める。
せっかくの好天,下ばかり見ていてももったいないので足を止め,光輝く樹氷のトンネルをしばらく楽しんだ。
夏道ではアイゼン不要,そのことはSzも承知していたが,練習のために6合目避難小屋にて装着する。ここから先は,Szにとっては未知の世界。一面に広がる雪原や深く雪に埋まった弥山小屋に驚く彼女の表情は新鮮で,私まで嬉しくなった。
何年振り?のすべり台
風もなく日差しが暖かかったので,弥山頂上まで行き,その先へと続く稜線を目で追いながら,自分たちが歩いている姿を想像してみた。空想に酔いしれるなんて・・・と笑われそうだが,そうしている時間が心地よかった。
いつまでも眺めていたい気持ちを振り切り,小屋で昼食を済ませ下山開始する。
下山コースは行者谷を選んだ。斜面は尻セードで下り,夏道とは違う雰囲気を楽しんだ。
大堰堤から見る北壁に自分の姿は想像できなかったが,「今日は大満足!」という彼女の言葉と笑顔に,紹介したい場所がどんどん湧いてきた。山を共有できる仲間が増えたことを嬉しく思える一日でした。

4 件のコメント:

  1. 素敵すぎる。自然を見て空想に酔う
    2度とないその景色を見たくて、山に登るのかな。
    Iの臆病は壁じゃなく、その先へ行く為の階段に変わったみたいだね。
    泣けるような自然をいつまでも残せるよう大切に、自然を感じることのできる一歩を大切に、この先も歩きたいと
    Szは、次どこ連れて行ってもらうのかな?Iに

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  2. YCC山行で贅沢な景色を見させていただいたので、そこへ行こうと考えています。それから自分たちの山を創っていきたいです。

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  3. いい山ですね。いつも猛者の中で鍛えられたIだからこその山ですね。連れていく山ご苦労様でした。もっと広がるね。素敵な山が!これからますます楽しくなりそうです。Szよかったね!まだまだ、これからですよ面白いのは。

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  4. 反省点や課題は残りましたが、好条件のおかげで、よい経験ができました。
    「連れて行く」山ができるように、これからも頑張ります。
    今後とも、ご指導よろしくお願いいたします。

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