2015年1月19日月曜日

2015冬 烏ヶ山②

本日の山行は,弥山東稜から烏ヶ山へ変更されました。
 1300地点までのハイク組も募集されていましたが,全員で本峰を目指すこととなりました。
 本峰にて
①日時:2015.1.18(日) 
②行先:烏ヶ山
③メンバー:N,Mk,E,I,As
④行動記録:
 鏡ヶ成P(7:45)→1230ピーク(9:35)→烏ヶ山山頂(13:00)→鏡ヶ成P(15:45)
⑤行動概況:
新小屋コースで山頂を目指す。
好天のおかげで,樹林帯を抜けるころには汗だくになり,上着を脱ぎサングラスをかける。
小休止の後,1230ピークを目指し傾斜を進むと,左手に烏ヶ山の本峰が見えてきた。
1230ピークに到着すると,翼を大きく広げたような烏の全貌が明らかとなり,コバルトブルーの空に,雪をまとった白い姿はとても美しくまぶしかった。
1300地点を過ぎたあたり
再び樹林帯に突入し,ラッセル交代しながら稜線に出ると,キャンプ場コースから登ってくる7名のパーティーが確認できた。
合流する尾根の手前でスノーシューを外し,ツボ足で手強い雪壁に立ち向かう。NとMkに続き,Asが驚異的なパワーであっさりと登り切ってしまった。
合流尾根でピッケル・アイゼンを装着,ロープを出し,(N,I)組と(Mk,E,As)組で本峰へ向かう。
感動がこみ上げる
南峰で先のパーティーが下山するのを待ち,本峰に立つと,澄みきった青空と,はるか遠くまで見渡せる景色に,メンバー全員大歓声を上げる。山頂を駆け回りながら,時間いっぱい夢の世界を楽しんだ。5人で刻んだ1本のトレースをなぞりながら,今日このメンバーでここに来られたこと,参加することができなかった存在がいること,天候に恵まれたこと・・・すべてが特別でかけがえのない瞬間なのだと感じた。
40分ほど休憩し下山開始。
合流尾根直下の急斜面は慎重に後ろ向きに下り,1300地点でスノーシューに履き替え,来た道をたどる。空にはすじ雲がかかり,その表情もまた美しかった。
感動の余韻に浸りながらも,下るのはあっという間で夢の時間は終了した。
⑥その他:
感動的な山行でした。
メンバーそれぞれの想いをとても伝えきることができません。
 コメント欄にて補足,ご感想をいただけると幸いです。

9 件のコメント:

  1. Nのリーダーのもと、ルートファインディング、ロープワークのトレーニングもしっかりとできたこと、カラスが白鳥に変貌する姿が見れたこと、どれをとっても素晴らしく、充実した山になりました。スカっとしました。何より、下山中アンザイレンを解いた直後に、「ロープを担がせてください」と、Iが申し出た姿に清々しい気持ちになりました。E、Asも、新しい山が見つかったような目の輝きでした。先輩から教えていただいたことを、復習して自分たちのものにしていく。半学半教と言いますか、こういう山を増やして行くことで、自分たちの山が創られていくのだとおもいます。今回の山を通じて、Nとも深く話す機会を得ることができ、とても勉強になりました。ありがとうございました。山でも話しましたが、次に行く時は、バックカントリーで行きたいですね。

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  2. Eが参加しているにも関わらずこの晴天とは、Asが相当な晴れ男なのでしょうか?
    私も白き烏ヶ山に立ち、その素晴らしい景色と感動を得たいです。
    まずは初級をクリアしなければ。。。

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  3. YCC_As
    飛びきりの好天に恵まれた初の烏ヶ山は、斜面でのラッセルや練習とはいえロープの使用等々、入会前夢にまで見た世界についに最初の一歩を踏み出したのだという感慨深い山行となりました。リーダーNをはじめ、MK、E、I、ありがとうございました。
    とはいえ樹林帯でのラッセルはつらく、「脱落」の二文字もチラつきました。。楽な方に逃げず、体力つけます。
    トレーニングは復習し、反省すべきは反省し、次回以降の山行に備えます。技術は練習の繰り返しで自分のものにしていきますので、引き続きご指導よろしくお願いします。

    I
    驚異的パワーであっさりは言い過ぎですが合流地点前の斜面で隊に幾分かの貢献が出来たなら、これ以上なく喜ばしいです。

    MK
    あの斜面、バックカントリーの計画要ですね。また、それなり力がついた暁には厳しい条件下での烏ヶ山も計画させてください。

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  4. いい山でしたね。羨ましい限りです。
    メンバーの感動が伝わってきます。

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  5. ずしっとしたロープの重みは,「私がここにこれたのは,こうやって支えられていたからであり,当たり前ではなかったんだ。」という気づきと感謝の重みです。
    誠実・賢明・純粋に山と向き合うメンバーの後ろ姿は,カッコよかったです。

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  6. ありがとうございました。
    ハイク組で参加してくださったE、最初から本峰へ一緒に行く予定でした、ごめんなさい。(シュミレーションは、出来てましたので、お許し下さい。)
    なんと言っても、ロープをとき、束ねたロープを見ながら言ったIの言葉、「私を守ってくれるロープを担がせて下さい。」行きたい行きたいだけの山から、自分が行く山への心変わりを感じ、嬉しくて最後まで担いで頂いた。(その重みはどうだった?)
    Asの眼差しは、まるで雪壁ラッセルを俺にやらせろ!と後ろからのオーラを感じたので、あっさりと任せた、山陽のポカポカもいいけど、雪に戯れて遊ぶのは、楽しいでしょ?また寝ながら運転してきてください。
    なんと言っても、Mkと去年結んだ心のエイトノットがリンクしたのは、よかったです。
    ただ、同じ景色を感じたかった人が他にもいたのでそこだけは、残念があります。
    また、皆さんで楽しい山いきましょう。

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  7. P.S
    YCCの先輩に山を教わり、山の楽しみ方を教わっています。
    その中でシュミレーションの大切さを学びました。この山行も、烏ヶ山は登っても降りなければいけない、核心があります。悪い条件のシュミレーションをするのは、楽しかったです。 またひとつ山の楽しみが増えました。 ありがとうございました。

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  8. 天候に恵まれ、凄く気持ちよさそうでしたね(私が登る日はほとんど天候が悪いので、もの凄く羨ましいです)。
    冬の烏ヶ山に登ったことがないので、いつかはチャレンジしてみたいです(Kw同様、私も初級からですね)。
    Nが書いておられる「皆さん」に入れるよう、トレーニングを積んでいこうと思います。

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    1. この日の発端は、Mtとの8合尾根です。そのために、代休とっちゃったのだから、せっかくだったので白鳥を眺めてきました。 厳冬の大山はまだ1月です。Mkの北壁3部作を一緒に挑みましょう。

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