2016年8月1日月曜日

2016夏 北アルプス(北穂高岳・奥穂高岳)

恒例の夏の遠征。今年はYの悲願である奥穂高岳。
①日時:2016.7.22(金)~7.24(日)
②行先:北アルプス(北穂高岳・奥穂高岳)
③メンバー:Y,Sz,Mt,その他(1)
④行動記録:
【7/22】あかんだな駐車場(5:50)→(6:25)上高地バスターミナル(6:40)→明神館(7:40)→徳沢(8:50)→横尾(10:30)→本谷橋(11:40)→涸沢(13:40)
【7/23】東稜組・・・涸沢(4:00)→北穂高沢(5:00)→東稜稜線(6:10)→北穂高小屋(8:10)
南稜組・・・涸沢(4:50)→南稜取り付き(6:30)→北穂高小屋(7:50)
北穂高岳(8:50)→最低のコル(10:25)→涸沢岳(12:00)→(12:15)奥穂高岳山荘(13:00)→(13:50)奥穂高岳(14:10)→奥穂高岳山荘(14:40)→涸沢(17:00)
【7/24】涸沢(4:50)→本谷橋(6:00)→横尾(7:00)→徳沢(8:10)→嘉門次小屋(9:15)→(10:45)上高地バスターミナル(11:00)→あかんだな駐車場(11:30)
⑤行動概況:
槍ヶ岳をバックに
【7/22】21日の夜8時に松江を出発し,22日朝5時前にあかんだな駐車場に到着する。金曜の早朝ということもあり,停まっている車の台数は少なかった。朝食を取って身支度を整えてバスに乗り,上高地バスターミナルに到着する。横尾までは散策であり,登山者以外の格好をした観光客も散見された。横尾から登山が開始。岩小屋跡を越えたあたりから左手に屏風岩が姿を現す。その姿に圧倒されながら歩き,本谷橋に到着する。右岸で少し休憩し,出発するといきなりの急坂が意外とキツイ(ナメてました)。2時間程度歩いて涸沢に到着する。テントを張った後は涸沢名物のおでんと生ビールで乾杯する。夕食を取り,翌日に備え早々と就寝した。
【7/23】2時半に起床。雲ひとつなく月夜に照らされる中,食事を取る。周りのテントは寝静まったままであり,東稜組は4時に出発する。はじめは南稜と同じルートになるが,途中から北穂高沢をトラバースしてルンゼを詰める。ルンゼでは落石の心配があり,落とさないよう慎重に登る。稜線へ上がり南側を振り返ると雲海から頭を出している富士山が見えた。ハーネスを装着して登攀を開始し,しばらく行くと核心部であるゴジラの背が姿を現す。ロープを出そうか迷いながら歩くも,ホールドやスタンスがしっかりしているため,難なく通過できた。そしてコルへの下りは巻き道がありスタスタと降りることができた。コルから北穂高岳小屋へは踏み跡らしき箇所を辿りながら登るが所々右往左往する。そうこうするうちに北穂高岳小屋の真下に出てホッとする。ハシゴを使ってテラスに着くと,先に到着していたSzと目が合い「今,到着したの?ここ(テラス)に上がってくるの?」と驚きの声を上げる。抜けるような青空のなか,小屋からは槍ヶ岳を一望でき,皆写真を撮りまくっていた。
ガスに包まれる奥穂高岳山頂
しかし,出発する頃になるとガスがかかり始め,メンバーが私に厳しい視線を浴びせてくる。北穂高岳から奥穂高岳までの縦走路は岩場の連続である。ところどころ片側が切り立っており,出発前にSiが言っていたように東稜のゴジラの背よりも緊張感を強いられる。「最低のコル」が中間地点であり,クサリ場やハシゴを通過して長い岩場を乗り越えてようやく涸沢岳の到着する。ガスが取れる気配はなく景色が楽しめないので,早々と奥穂高岳山荘を目指す。到着して昼食を取り,奥穂高岳を目指す。Yの足取りが軽く見える。山頂に着く間際にガスが取れて晴れ間が見えたが,到着する頃には再びガスに包まれてしまい,景色は一切楽しめない有り様(やっぱり私のせいですか?)。集合写真を撮って山荘に戻り,ザイテングラード経由で涸沢に帰る。この日の涸沢は80~90張程度のテント数だった。
【7/24】3時に起床して朝食を食べて撤収を行い,モルゲンロートを見てから下山開始。途中,嘉門次小屋に寄って小屋内を見学すると,囲炉裏で焼かれていた岩魚が凄くおいしそうに見えた。下山後は昨年同様「ひらゆの森」で温泉に浸かり帰途につく。松江到着は23:30であった。
⑥トピックス
・東稜に登っているのは我々だけであった。
・東稜はバリエーションルートなので注意が必要。
・奥穂高岳山荘のラーメン(味噌味)が美味かった(僕の中で山小屋ラーメンのベスト3に入る)。
・アルコールを摂取した後には少なくとも同量の水分を取っておく必要がある(えらい目に遭いました)。

3 件のコメント:

  1. 恒例の遠征、お疲れ様でした。スケジュールが都合できず同行できなかったのは痛恨の極みです、私が同行すれば天候もバッチリだったはず。帰路の道々、来年の遠征先を考えたと思いますのでジックリと計画を聞かせて頂こう。

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  2. ザイテングラードの大渋滞による奥穂高岳途中撤退から5年が過ぎた。やっと実現できた奥穂高岳登頂。私の我儘な山行に同行してくれたメンバーに感謝します。
    今回の山行は金土日とも降水確率60~80%だったので,雨を覚悟していたけどガスだけで済んでよかったと思う。(Mtをかばうわけじゃないよ)
    東稜と南稜に分かれて集中登山も良かったですね。南稜チームはモルゲンロートに魅せられて少し遅い出発になったけど,北穂高小屋で東稜チームを迎えることができてよかったです。次は秋の燃える涸沢も見たいね!

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  3. 縦走なら槍~奥穂か奥穂~西穂,頑張って槍~西穂は検討した?
    次は北鎌,八峰あたりかな一般ルートばかりじゃ面白くないでしょ。

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