2016年3月31日木曜日

2016春 瀬戸内海_積善山

歩き始め早々チューリップが迎えてくれた
Siには長年お世話になり,行きたい所あればどこでも連れて行ってあげると言っていた。初めて彼女からリクエストがあったのが積善山だ。
積善山は標高370m,瀬戸内海の岩城島にある山で,3000本の桜の名所として有名らしい。
370mか100m10分で40分弱で行けるね,それは昔の話。平均年齢60歳を越える高齢者カルテットはのんびり,ゆっくり桜を愛でながら歩きました。
私にとってこの山のポイントは,桜も良かったが,積善山山頂での美味しい食事,下山後移動し多々羅展望台での野点でした。
桜を愛でながら上がって行く

①日時:2016.3.31(木)
②行先:瀬戸内海_積善山
③メンバー:T,Ys,Si,準会員O
④行動記録:
小漕港(9:50)→(11:50)積善山(12:30)→小漕港(13:40)
⑤行動概況:
米子6時に出発,松江でYsをピックアップ,松江道尾道道を経由して,しまなみ海道生口島北ICを目指す。
生口島北ICを下り一般道を走り,積善山のある岩城島へ渡るフェリー乗り場に車を停める。
全て手作りの食事に至福の表情をみせるYs
フェリーに乗り継ぎ岩城島小漕港に着いたのが9時50分。
積善山山頂までの沿道には桜以外に,レモン,蜜柑の実をつけた興味?のある木があり,進路を変えながら上がる。
歩き始めの桜は4分咲きといったところだが,不思議な事に上に行くに従って花びらが開いていく。頂上辺りでは満開の桜もあった。
山頂展望台で食事を楽しみ,下山後,多々羅展望台に車で移動し,Ysが用意してくれた抹茶を立ていただいた。野点は初めての体験でした。
⑥手作り料理の内容:
Siの五目おにぎり,Ysの卵焼き,Tのポテトサラダ,Oの山椒入り昆布煮とデザートのケーキ。

2016年3月29日火曜日

2016春 吾妻山と桜とウグイ

厳しい山でなくてすみません
仕事をしながら山の話をお客様にすることがある。聞かされるお客様にとっては迷惑な話だが,中には興味を持たれる人もいる。それではと,ちょっと山の遊びに付き合ってもらった。吾妻山を奥出雲から大膳原を経由して登る。雪もなく,花もなく,山菜もない。何もないが,どっしりと佇む姿は,常に感動がある。落ちた枝を集めて大膳原の野営場でたきび火をする。私の中で,「たき火と釣り」は,最も楽しめる遊びの一つだ。渓流釣りが解禁となったが,いまだにヤマメと岩魚の姿は見ていない。大膳原で,ヤマメの塩焼きを食べてる写真をブログに載せようと,奥出雲の秘密のポイントに出かけたが,全くダメだった。たぶん,水温が低くて,渓流魚は隠れているのだろう。それでも釣る人は釣る。なかなか奥が深い。ならばと,水温の高い下流で桜ウグイを狙ってみた。この時期のウグイは刺身でもおいしい。近くのしだれ桜が満開に近い。1週間もすればソメイヨシノも満開だろう。桜が散って新芽が出るころには,沢登りの季節がやってくる。
しだれ桜とながめる息子
①日時:2016.3.28(月)
②行先:吾妻山
③メンバー:Mk,会員外(1)
④行動記録:
 大馬木川(7:30)→大馬木最終駐車場(9:30)→大膳原(10:00)→吾妻山(11:00)→大膳原(11:45)→大馬木第二駐車場(14:30)
⑤その他:
しだれ桜は樹齢340年雲南市加茂町三代。
ヤマメ・岩魚は斐伊川漁協で1日有漁料1500円,ウグイは800円。

2016年3月27日日曜日

2016春 大山(槍尾根)①

最近の私の山は,「どこそこに行きたいけど,誰かサポートしてくれる人はいない?」からスタートする。最初にAsが手を挙げてくれた。リーダーAsの決定である。リーダーAsをはじめメンバーにお世話になった。私の我儘を聞いてくれる会の山行も良いものだ。
あえてこの山行のポイントをあげるとすれば残雪期の三ノ沢を歩き,剣ヶ峰を踏むことかな。
出発時の天候は小雪,曇り,晴天,下山時は雪,大山寺では雨と目まぐるしく変わり,山行のアクセントになった。
三ノ沢上部(直上したかったのだが・・・)
①日時:2016年3月27日(日)
②行先:大山(槍尾根)
③ルート:三ノ沢~天狗ヶ峰~剣ヶ峰~剣谷
④メンバー:As,Mt,Sk,T
⑤行動記録:
桝水高原スキー場P(5:40)→文殊堂(6:40)→三ノ沢最終堰堤(8:00)→稜線(10:00)→天狗ヶ峰(10:30)→剣ヶ峰(10:45)→(剣谷経由)→下宝珠越(13:40)→大山寺P(14:30)
剣ヶ峰にて
⑥行動概要:
車を大山寺Pと桝水高原スキー場Pに配車し,まだゲートが閉まっている大山環状道路を三ノ沢に向かって歩き出す。道路には全く雪は無い。三ノ沢までが長く感じられ,もうゲート開けてくれたらと思う。
三ノ沢からは,かろうじて残雪があり雪上を上がって行く。最終堰堤辺からは雪も締まり,今シーズン積雪期初めてアイゼンを装着する。
三ノ沢上部ではガスが晴れ稜線まで見通せた。稜線までほぼ雪が付いており直上も考えたが,雪がある右側ルンゼを登り槍ヶ峰と天狗ヶ峰の中間の稜線に出た。その理由は例会で。
剣谷を下る
その後天狗ヶ峰,剣ヶ峰と歩き,引き返し上宝珠越横の斜面をグリセードで滑り,剣谷経由で大山寺に帰着した。
私は少しでも楽しようと元谷経由を提案したがメンバーに却下。カチッときたが,頼もしく感じました。
⑦後記:
今回も1番後ろをゆっくり歩いた,と言うより速く歩けない。汗もかかず,息も切れず,山は牛歩のもんだわ。山は走ってはいけないよ(よく言うわ)。
体力無いのは本当に自覚している。まだ何とか自分の身体だけは持ち上げられる。元気なうちにどこかクラシックルート連れて行ってほしい。その時は当然共同装備,個人装備もお願いね。
奥又白ベースで前穂東壁クラシックルートをのんびり登るのも良いかなと思っている。

2016年3月25日金曜日

2016春 八ヶ岳

今年の目標とする山と日程を決めた。今の自分じゃ厳しいので出発までそれに向けたトレーニングに集中することにした。今シーズンは大山北壁でトレーニングをしまくろうと思っていたら,休日と天気が見事に噛み合わず気づけば大山に1度も登ることなく春がやってきた。本厄恐ろしい・・・今は大山の残雪を楽しむ余裕はない,大山に雪がないならあるところに行きますか。正月に下見した八ヶ岳の数ルートへ行ってきました。
大同心大滝
①日時:2016.3.21(月)~23(水)
②行先:八ヶ岳(大同心大滝・横岳西壁中山尾根・赤岳西壁主稜)
③メンバー:Fu,会員外(1)
④行動記録:
【3/21】美濃戸口(10:00)~(12:40)赤岳鉱泉(14:30)~(15:00)大同心大滝~(17:30)赤岳鉱泉
【3/22】赤岳鉱泉(7:00)~(7:30)中山尾根~(8:20)取付~終了点(15:00)~(16:00)地蔵尾根~(17:20)赤岳鉱泉
【3/23】赤岳鉱泉(5:50)~行者小屋~文三郎道~(7:30)取付~(11:50)赤岳~文三郎道~(13:50)赤岳鉱泉~(16:00)美濃戸口
⑤行動概況:
中山尾根取付
【3/21】ろくに山を歩いてないのにテン泊装備,アイスクライミングもバリエーションも登りたい欲張りプランで装備が重すぎる。赤岳鉱泉に到着する頃にはもうくたくた。時間と体力的に当初予定していた滝にアイスをしに行くのは厳しく近場の大同心大滝でいってみる。陽当たりの良い滝だったので氷が緩み落石もあり危なかったので下部を1ピッチ登り懸垂下降で戻る。
高度感たっぷり
【3/22】雪山バリエーション初級と言われる別山を登攀してからチャレンジしたかったけど・・・初級をすっ飛ばし中級とされる横岳西壁中山尾根へ。取付に着くと,目の前に岩壁が広がる。計画書には雪稜登攀と書いたはずだけど,見る限り雪というより岩だ。先行パーティがグローブをして登攀しているのを見てお勉強。自分たちも取付くが初めてグローブをしたままとアイゼンをはいてのクライミングにグレード的には5.7,8くらいなんだろうけどなかなか登れない。グローブだと岩を持った感触が分からずで最終的には素手での登攀に。手が凍え,息で温めながら難所を抜けたらすぐにグローブをはめる。結局グローブをするのはビレイをする時だけで、後は素手か薄手のウールグローブでの登攀となった。風もあり寒かったが陽も当たり天気が良かったから素手になれたがもしそうでなければ撤退だったかも。グローブでのクライミングの練習&適切なグローブ選びも必要だと感じた。グローブをしたまま登攀してた先行パーティは凄いなと思った。全7ピッチ。結局は岩に多少の雪と氷がついたマルチピッチクライミングだった。厳しい箇所は巻くこともできたようだが全部巻かずに登攀した。厳しかったがアイゼンでのクライミングの良い勉強となった。さすが人気ルート。岩に前爪のための足場が道標のように続いていた。冷静に足場を確認すれば登れる。
赤岳主稜全体,取付は写真中央
【3/23】本当なら初級の赤岳主稜を中山尾根の前にしたかったが,時間の都合上こうなった。グレード的に昨日を思えば楽だろうと思うも,3日目は陽もなく風も強い。そして何より2日目で靴擦れしてしまい,取付までの急斜面に足が痛くて苦戦したが,取付に着けば後はやるしかない。出だしのチョックストーンが核心とあったが思ったより難しくない。そこからは寒さとの戦い。素手なんか無理。寒さで気持ちに余裕もなくなり,思ったように行動できず何度か注意される。支点の構築にしてもビレイにしてもどんな状況下でもスムーズにできるようにしておきたい。中山尾根に比べたらクライミング要素は少ないもののグローブをしたままのクライミングは緊張した。アイゼンをきかせ足で登るよう意識しながら登った。先行パーティ2組がいて待ち時間ありかと思ったが,待ちも良い具合にかわせ順調に赤岳山頂まで登攀することができた。
赤岳主稜終盤,バックは阿弥陀岳
脆い岩質で前後に別パーティがいたので落石など気を使った。下山は登攀した赤岳主稜がよく見える文三郎道から。ご褒美にと赤岳鉱泉のラーメン(14時半まで)のために急いで下山した。
⑥その他:
・念のためにと持っていったカムが予想以上に役立った。中山尾根の正規ルートの厳しいクラックもカムがなければ巻くしかなかった。
・岩のグレードはクライミングをしていたら問題ない程度。結局はグローブ核心だった。経験を積むしかない。
・もっと近かったらいいのにな。
・結局,Tが考えてくれた冬の大山計画は1度も行けなくて申し訳なかった。けど,別のとこにはいっぱい行くから許してくださいね。