代表Sから山行記録が届きました。どぼんコース?初めて聞きました。
久しぶりにどぼんコースを行く。今回は烏谷から入り,本峰横のルンゼの雪壁を登攀し烏ヶ山本峰を目指し,木谷にダイレクトに下降するルートを選択したが,目標のルンゼにはコルの下1ピッチ雪がなく登攀が不可能であったため,稜線に出て木谷経由で下山した。
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烏滝(烏谷入口) |
①日時:2013.4.4(木)
②行先:烏ヶ山(木谷~鳥越峠~烏谷~烏ヶ山前衛峰~木谷)
③メンバー:S(単独)
④行動記録:
木谷登山口(7:13)→鳥越峠(8:31)→地獄谷下降点(8:50)→烏谷入口(9:13)→烏谷の開ける地点(10:35)→登山道合流点ピーク下(12:20)→烏ヶ山前衛峰(12:45)→木谷登山口(14:20)
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烏谷上部(中央は烏本峰) |
⑤概況:
木谷登山口から木谷に入り鳥越峠を目指し真っ直ぐ進んでゆく。鳥越峠の地獄谷側は積雪が豊富である。峠から駒鳥小屋を経由せず,谷を快適に下降し地獄谷の夫婦滝横に出た。雪原歩きと渡渉を繰り返し烏谷入口の烏滝に着いた。積雪期烏谷コースは初めてで状況が不明であるがその場勝負で出発する。
烏谷の最初のゴルジュ帯は積雪は少なく,石を投げ入れたりして渡渉を繰り返す。連瀑の所は水量が多く,山葵畑に高巻し突破する。
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烏本峰横ルンゼ |
ここからは,谷全面が雪原でノンビリと風景を楽しみながら登高した。谷が開け,水分の補給が可能な地点で小休止。本峰ルンゼに雪がないことが確認できたので,新小屋峠コースと正面コースの合流点のピークに伸びる雪原に行くことにした。傾斜は結構あるが雪面は緩く,アイゼンを蹴りこみ合流点を目指しジグザクに登高し,予定地点の20メートル下の尾根に出た。ここから合流点ピークの急斜面を登り,烏ヶ山を正面に見るところで目標を終了。アイゼンを外し頂上をカットし,猛烈な藪こぎの中,下降ルートの70%を雪原に求め下降した。ルンゼ下部に入り,周りの景色を堪能して木谷登山口に到着した。
⑥反省点:
烏谷の下部は雪崩が起こりやすい所であり,烏ヶ山北面に雪がどの程度あるか判断が難しい。また,ルンゼに雪が有ったにしても単独行では非常に厳しいと思われる。やはり山は楽しんでこそ価値があると思う。