2016年5月13日金曜日

2016春 甲ヶ山

よく登場する岩稜地帯
先日の烏ヶ山と同じメンバー,同じ登山形態?で甲ヶ山に行ってきた。私は甲ヶ山には行っていない。下から偉そうに無線で指示していただけだ。まともに歩けないのだから仕方ないと開き直る。
大休峠までは全員で行動し,ここで二手に別れ,健脚組(Knプラス1)は甲ヶ山に向かい,そうでないメンバー(Si,T)は甲川に向かい,甲川で健脚組を待った。
①日時:2016.5.13(金)
②行先:甲ヶ山
甲川に下りてきました
③メンバー:Kn,Si,T,外部(1)
④行動記録:
香取P(8:00)→(9:20)大休峠(9:50)→甲ヶ山(11:45)→(13:20)甲川(13:50)→香取P(14:50)
⑤今昔物語,その他あれこれ:
・20数年ぶりにT新道(S新道に対抗して勝手に名付けた)を通り甲川に向う。
・甲ヶ山初めての2人,想像以上のスピードで甲川に下りてきた。大したもんだ。
・下降路の涸れ沢,昔は滑りやすい沢を登降していたが,今は右岸側にトラロープが張ってあり道ができている。私は左岸側を行く。
帰路,巨樹からエネルギーをもらう
・香取に帰るには甲川を少し下って川から離れ急斜面を上がらなければ行けないが,川に沿って下ってしまった高校生が遭難騒ぎを起こしたことがある。仮に下って行ったとしても上の廊下まで厳しい箇所はない。
・甲ヶ山から下りた甲川周辺,格好のテン場になる砂地があり下界から逃げるように泊まりにきた。砂地は大水で流れてしまったようだ。
・健脚組に岩魚の塩焼きでも食べさせてあげたかったのに釣り道具を忘れた。

2016年5月6日金曜日

2016春 船上山(屏風岩:クライミング)①

本日のメンバー(カメラマンKn,クライマーSz)
退会する人,入会する人,やる気満々の人,会山行より我が道をいく人,山はもういいやと思う人,いろいろな人間模様を考えながら船上山に向った。これからYCCどうなっていくのだろう?会員が増えてくるとどの山岳会でも出てくる問題だろう。そんな憂いは岩と対峙していると忘れることができる。
船上山デビューの3人含め,会員が8人も集まった。これだけの人数初めてじゃないか!Mtの人徳か?!
岩登りは岩と自分以外は全て忘れる。船上山P9時集合して,17時に解散。8時間も船上山屏風岩と戯れる。最近のモヤモヤも晴れ,愉快な仲間と楽しい時間を過ごすことができた。年寄りに付き合ってくれる若者に感謝せないけん。
左手のホールドを取るMt得意のムーブ
Knは右手のクラックをハンドジャムで突破
①日時:2016.5.5(木)
②行先:船上山(屏風岩)
③メンバー:Mt,Mr,Kn,Y,Sz,E,Ys,T
④行動概況:
船上山駐車場で今日のルートを確認し,賑やかに屏風岩目指して出発する。賑やかなのはSzがいるせいか?
彼女は場の雰囲気を明るくする良いキャラクターを持っている。船上山デビューなのでなおさらだ。
まずは練習岩でYs指導でY,E,Szが登りながらビレー,懸垂下降の練習を行う。
岩と対話するYs
その間にMr,Mt,Kn,Tはロープを架けに千丈覗き方面に移動し,Mr,Mt組は覗き正面(カンテ),覗き凹角に,Kn,T組はスラブにロープを架け,練習岩組を待った。
それぞれがワイワイガヤガヤ言いながら2から5本程度登り本日の山行を終了した。楽しい1日でした。
⑤その他:
私のトピックスは船上山屏風岩初めてのKn,覗き凹角で最後の被り気味の箇所,その右側のクラックをハンドジャムで突破した事。私もチャレンジしたが手が痛いのと上手く固定できない。これが実力だ。
カンテでカントのSz
クライミング,年に数回しか行かない私だがクライミングを楽しむ。
山は楽しむもので,スタイルや優劣にこだわる必要がない。気軽に参加して下さい。

Have fun !

2016年5月5日木曜日

2016春 懇親会&大山春山パトロール

恒例の大山春山パトロール。その前日に懇親会を開催して,親睦を深めた。

いつもの豪華な食事
(懇親会)
①日時:2016年4月30日(土)
②場所:いつもの山小屋
③メンバー:S,Si,Mt,Fu,Ak,As,Sk
④概況:
参加者の年齢をみると,30代と70代という不思議な感じ。
各自が食べたいものを持ち寄った結果,ヤマメ,イワナ,ハタハタ,コシアブラのおにぎり,から揚げ,ポテトサラダ,焼き鳥,果物などが揃い,毎度のことだが豪華な懇親会となる。
話題の多くはSとSiのこれまでの登山体験であり,若者は正座をして熱心に聞き入り,有意義な時間を過ごした。

大山山頂にて
(大山春山パトロール)
①日時:2016年5月1日(日)
②行先:大山(夏山登山道)
③メンバー:Mt,Mi,Ad,As,Sk,Kn
④行動記録:
大山寺駐在所(8:45)→6合目避難小屋(8:00)→(11:00)山頂(11:50)→元谷(13:00)→大山寺駐在所(13:45)
⑤行動概況:
当初,大山寺駐在所に8時20分集合としていたが,時間に厳格なMtがまさかの遅刻という大失態を犯し,周りから白い目でみられるなか出発する。
大山寺周辺は登山者だけでなく観光客も多数訪れており賑わいをみせていた。
天候は良かったが,登山口で風が意外と強かった。
すれ違う登山者と挨拶を交わしながら夏山登山道を登っていく。8合目に到達すると,一層風が強くなるが,北側を振り返ると弓ヶ浜半島や日本海がはっきりとみえるなど爽快であった。
山頂に到着すると,100人ぐらいが休憩していた。集合写真を撮り,大休止後,下山する。
下りは行者谷コースを選択し,元谷経由での下山となった。

2016年5月3日火曜日

2016春 北アルプス(黒部五郎岳目指すも北ノ俣岳ピストン)

会員Ysから山行記録が届きました。

混雑極めるGWなんぞに北ア行って楽しいか?と言う人もいる。静かに違いないマイナーなルートを選び数人に提案したがあまりの地味さのためか?ついに1人の同行者も得られなかった。「どうしたものか」上部は広々としスキーなら縦横無尽に楽しめ,猛者は双六を掠め新穂高まで滑走とも聞くが私は全部徒歩。しかも有名な?下部の凄いぬかるみは露出し「前半ゴム長,避難小屋辺りでスキーに履き替えが理想」と太郎小屋の主に言われた。苦労が約束されている一方快楽があるかは不明。「♪なのに何故~何を求めて」さんざ地図を眺めてきたシミュレーションを実地で確かめたい一心。手間暇かけて作った料理を食べずに捨てるのが惜しいといったところ。
寺地山山腹から北ノ俣岳方面
①日時:2016.5.1(日)       
②行先:北アルプス(寺地山&北ノ俣岳)
③メンバー:Ys(単独)
④行動記録:
飛越トンネル登山口(5:00)→(9:00)北ノ俣避難小屋(9:15)→(11:30)北ノ俣岳頂上付近(12:00)→(16:00)飛越トンネル登山口
⑤行動概況:
【4/30】昨年は除雪できてないから登山口まで2時間は林道歩きを覚悟してと言われたが,トンネルまで無雪でラクラク到着。30台可能の駐車場はほぼ満車だが人影は無くテントも見当らない。晴れの予報に反し雨が止まないので全員車中泊か空車か。トンネルが開通すれば置かれるというトイレはやはり見当たらず,私は少し下った空き地に移動した。
北ノ俣避難小屋
【5/1】2時や3時は本降りで出る気になれず小やみの5時スタート。噂のぬかるみは『大休付近でもこれ位あるよね』と最初思ったがだんだん凄くなった。水芭蕉の芽を踏まないよう気を付けたのも最初だけ。寺地山辺りから雪が繋がり歩きやすくなったが展望ゼロで相変わらず降ったり止んだり。4時間で避難小屋の赤い尖り屋根が見えた。お伽話の小人の家みたいに可愛い。水場の水が景気よく噴き出している。中では山慣れた感じのカップルが寛いで「昨日入った。五郎狙いだけど今日はワルイから停滞です」と見えない稜線を見上げる。ん?そんなに悪い?「あと2時間で北ノ俣山頂。五郎は厳しいけど太郎なら行けるでしょう」と送り出された。
北ノ俣避難小屋内部
このあたりは広々とした先に北ノ俣の斜面が立ち上がり,大膳原からの吾妻山を巨大にした感じ・・・予想どおりだ。1人だけ赤い先行者が見える。一面にシュプールがあり天然のスキー場みたいな地形だがブッシュや木道も一部出ている。なぜかホコリ色の新雪5~10㎝の下に純白の層。或は30㎝の新雪。登るにつれガチガチに氷化上にうっすらしかついてない所が増えてきたが,ブッシュ寄りはキックが利く。
傾斜が急になったところで赤い先行者がスキーを片付けている。ガスっているので人は突然現れる。「このガスだし今日はもう降りますわ。例年快適なんだけどこんなにブッシュ出てちゃ」と首を振る。次には「五郎目指したけど稜線は視界ゼロ」との単独者,さらに「半端ない風で五郎撤退しました。暴風ですよ」と屈強ぽい5人パーティも降りてきた。
『今日は五郎どころじゃないな。早いけど太郎小屋に行って念願の行者ニンニクラーメン食べよう!明日穏やかなら五郎目指せる。時間はあるんだ』とじわじわ登って行った。
帰路,寺地山で一休み
名札に何故か「大山」と!
踏み跡が足形でなくアイゼンの爪跡のみになり右折してゆく。稜線らしい。風が体を揺する。標柱まではと意地になっていたが本能が「まずいぞ,逃げろ」と叫びだす。足元しか見えないが,頼みの踏み跡も掻き消されようとしている・・・おいおい!他人の踏み跡をあてにして歩いてるじたい十分危険ではないか!
こんなホワイトアウトのなか地図もコンパスも何になるだろう。現在地が分かり進行方向が明らかでも歩くのは自分の足だ。ピークは全方向下る。足の向きが少し違っても大きく違ってゆく。すぐそこの太郎平小屋との間には果てしない白い闇が立ち塞がっている気がした(大げさでしょうか)。もはやこれまで。慎重に180度反転し引き返し始めた。