2012年3月4日日曜日

2012春 大山北壁(弥山尾根西稜:バリエーション)

新人Yと弥山尾根に行ってきた。先週の8合尾根に続きバリエーションは2回目のYに付き合ってもらって感謝している。最初は会員Mj(彼とは昨年3/12にフリーで抜けている)と行く予定であったが,仕事が入り,パートナーがYとなった。自信がないと言う彼に,俺を確保してくれたらそれでいいという条件でお願いした。今回の弥山尾根は,階段上のトレースがしっかりあり,また雪も一部しかクラストしてなく,フリーで十分行けたが,訓練のために5ピッチほどロープを使用した。前の2パーティのロープワークが遅く,1ピッチ上がっては停滞の連続で,取り付きから稜線に抜けるまで5時間以上要した。
北壁に向かう(正面は別山,左は弥山尾根)
①日時:2012.3.3(土)
②行先:大山(弥山尾根~頂上)
③メンバー:T,Y
④行動メモ:
大山寺(8:01)→元谷(9:02)→弥山尾根取り付き(9:53)→縦走路(15:19)→頂上(15:34)→大山寺(17:00)
⑤山頂付近の気象(天候,気温,風,視界,積雪):
ガス,-1℃,北5m/s,20~30m,2~3m

⑥一口メモ:
先行パーティ(ここから登攀が始まる,正面は別山)
弥山尾根は末端の尾根から取り付くパーティが多いが,尾根の左に回り込み20m程の雪壁を上がり尾根に取り付いたほうが楽で,1ピッチ稼げる。尾根に出た時点で,1パーティいた。追い越そうと思ったが,初心者Yもおり,後ろを行くことにした。最後までこのパーティの後塵を拝した。停滞時間たっぷり?で,ロープワーク,支点の取り方の勉強ができてよかったことにしよう。渋滞がなかったら,適宜ロープを使用しても,健脚パーティなら稜線まで2時間で行けるだろう。
所作が様になってきたY

・北壁の取り付きはシュルンドに注意。
・8合沢に大きなデブリの跡があった。
・同時期,昨年に比べ弥山尾根は雪が少ない。ブッシュが支点で使えた。弥山尾根ももうすぐ終了。
・30分スタートが早ければ楽勝だった。
・縦走路に出て,少し剣ヶ峰方面に行ってしまった。

⑦その他あれこれ:
・季節は流れ,冬山が終了し,春山がスタートした。昨年の3月から始めたブログアップのために春夏秋冬,大山中心にほぼ毎週出かけた。目標が終了し,今は山に行く気力が萎えている。
・おばさんSiに旅行付登山に連れて行ってと頼まれている。日本地図を眺めてみるが,なかなか時間的に地理的にいい場所が思いつかない。大山と言ったら怒るだろうな。久住,八ヶ岳方面かな。おばさんたちにサービス(計画から実行,食事の用意まで,ガイド料無?)しました。そろそろ私も大名登山したいね。
・ 最新の登攀技術,装備があるだろうが,一昔前のスタイルで,ピッケルは70cm,シングルアックス,今年も冬山はオーバーパンツ無しで,通した。体は寒さに強いが,手足は弱い。

0 件のコメント:

コメントを投稿